名画「エマオの晩餐」…意味と背景、その作品について

名画エマオの晩餐…意味と背景、作品について

 

作品エマオの晩餐

カラヴァッジョを代表する名画の一つです。

「エマオの晩餐」(1606年)カラヴァッジョ

「エマオの晩餐」(1606年)カラヴァッジョ

この絵を見て分かる通り、
中央奥にはイエス・キリストらしき人物が描かれて、
そして数人の男性と共にパンを食べているのが分かります。

 

調べる
実はこの名画を初めて観たのは
国立西洋美術館での「カラヴァッジョ展」でした。

観た瞬間妙に気になったので、
この絵について調べてみたのです。

エマオは”地名”の事で、

温かい井戸”という意味があるのです。

 

エマオ(Emmaus)とは…

新約聖書のルカの福音書(24章13〜35節)に登場する地名。

エルサレムから11km離れたところにある町。
クレオパともう一人の弟子が旅をしていたときに、
復活したイエス・キリストが現れた町である。

イエスは復活後にエマオの途中で、
クレオパに近づいて彼らと語りながら歩いた。

そして食事の招待を受け感謝してパンを裂いた時に、
それがイエスだと分かったが、その時イエスは見えなくなった。

出展:ウィキペディア(フリー百科事典)より

・・・

「エマオの晩餐」(1601年)カラヴァッジョ

「エマオの晩餐」(1601年)カラヴァッジョ

この『エマオの晩餐』という作品は、

2人の弟子が復活したイエスと出会い、
エマオという街で食事をしているシーンを描いているわけです。

 

十字架
※参考:public domainの画像より

ほとんどの人が知っている通り、
キリストは十字架で磔(はりつけ)の刑で処刑されました。

そしてその3日後にイエス・キリストは復活し、
弟子たちの前に現れたと聖書では描かれているそうです。
(これが復活したイエスという意味です。)

 

考え…・思い…
こういう背景を知って
作品『エマオの晩餐』を見ると
また違った面白さを味わえると思います!

 

てこの「エマオの晩餐」ですが、
宗教画ではよく描かれているテーマでもあるのです。

例えば
カラヴァッジョから影響を受けたとされる
この画家も描いています

・・・

「エマオの晩餐」(1648年)レンブラント

「エマオの晩餐」(1648年)レンブラント・ファン・レイン
※出展:Web Gallery of Art

 

考え…・思い…
同じ題材で同じようなシーンを描いているのに、
雰囲気が違うのは面白いですね!

実はここでふと感じた事があります!!

カラヴァッジョもレンブラントも
共に明暗の描写が上手い画家ですが、
光の表現の仕方が違う様に思えたのです。

 

2つの作品を見比べて思う事は…

「エマオの晩餐」(1606年)カラヴァッジョ

「エマオの晩餐」(1606年)カラヴァッジョ

カラヴァッジョの『エマオの晩餐』は、
まるで月や夜空の光に照らされている明るさの様に見えます。

 

それに対して

「エマオの晩餐」(1648年)レンブラント

「エマオの晩餐」(1648年)レンブラント・ファン・レイン

レンブラントの「エマオの晩餐」の方は
キリストの光輪の光によって照らされている
様に見えます。

 

同じ光の描き方でも

画家によって全く違って見えるのは面白いですね。

 

この解釈が合っている、合っていないは別にして、
こうやって同じテーマの作品を比べて見るのも良いと思います。

あなたはこの2つの作品を見て、
どう思いますか??

 

【 カラヴァッジョ関連の記事 】
「カラヴァッジョ展」~日伊国交150年~
カラヴァッジョと作風について
カラヴァジェスキとは?

 

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