- 2025-3-30
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
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先日、「梶コレクション展:色彩の宝石、エマーユの美」を観てきました。
開催場所は”国立西洋美術館”で、常設展の一室で開催された小企画展でした。
宝石の様な美しさと、アート性の高さ!にさすがの私も一目惚れ!
というわけで今回は「梶コレクション展:エマーユの美」について、簡単レビューをしていこうと思います。
【 目次 】 |
「梶コレクション展:エマーユの美」を観てきました。
宝石の様な美しさと、芸術にも通じるアート性の高さ!!
さすがの私でさえ、興奮する程見惚れてしまったわけです。
これまでエマーユは何度も見た事はあったけれど、ここまで美しいものばかりなのも凄い。
本当に簡単な感想になりますが、凄く美しい!です。
改めて思いますが、美しいを表現するのにアレコレ説明なんていらないですよね。
まずは”論より証拠”ではないですが、まずは見てもらう方が手っ取りばやりと思います。

「花で飾られたアール・ヌーヴォー期女性像の小箱」 ※「梶コレクション展:色彩の宝石、エマーユの美」より
どうでしょう!?
宝石を感じさせる美しさに見惚れてしまうと思います。
”美しいもの”を純粋に美しい!と感じる。
ハッキリ言って、これ以上の説明のしようがないです。

「ユーノーが描かれた小箱」 ※「梶コレクション展:色彩の宝石、エマーユの美」より
今回の「色彩の宝石、エマーユの美」展ですが、つい最近に寄贈された”梶コレクション”から構成された小企画展です。
ジュエリーアーティスト”梶 光夫”氏の蒐集したコレクションが一堂に展示されていました。
実際に何点展示されていたかは分かりませんが、おそらく150点くらいはあったと思います。

「聖女ファビオラの飾りトレー」 ※「梶コレクション展:色彩の宝石、エマーユの美」より
聖女ファヴィオラは4~5世紀頃に実在した女性だそうです。
キリスト教における聖女で、西ヨーロッパに病院を設立した人物です。

※「梶コレクション展:色彩の宝石、エマーユの美」より
どれも宝石の様に美しい!
これは女性と共に見に行くのもイイプランだと思います。

「≪小椅子の聖母≫に基づくエマーユ絵画」 ※「梶コレクション展:色彩の宝石、エマーユの美」より
それから、私的に必見は名画をオマージュしたエマーユ絵画です。
上は私の好きな画家ラファエロの名画「小椅子の聖母」をオマージュしたもの。
これがまた素敵で、私みたいなアート好きにも本当にタマラナイ代物だったわけです。

「小椅子の聖母」(1513-1514年頃)ラファエロ・サンティ
・71×71cm、板に油彩、ピッティ宮殿パラティーナ美術館所蔵(フィレンツェ)
これは参考でラファエロの絵画を載せてみましたが、比べてみてどう思いますか??
絵画には絵画の良さがあるけれど、エマーユにはエマーユらしい良さがあるわけです。

「アール・ヌーヴォー期女性像の小箱」 ※「梶コレクション展:色彩の宝石、エマーユの美」より
今回紹介したのは、展示のほんの一部です。
もっと挙げても良かったですが、それは実際にあなたの眼で見てほしいものです。
おそらくですが、エマーユの美しさにウットリすると思います。
ジュエリーアーティストの”梶 光夫”氏が惚れ込んだのも分かると思います。
というわけで、興味のある人はぜひ行ってみるのをおススメします。
肝心の場所ですが、国立西洋美術館の「常設展」の一室”版画素描展示室”に開催されています。
【 「梶コレクション展:色彩の宝石、エマーユの美」の開催概要 】 ・会期:2025年3月11日(火)~6月15日(日) |
ところで、エマーユとは何?
ここまでの話で、エマーユについて説明は不要かもしれませんが、最後の簡単ですが解説しようと思います。
エマーユは、日本で言う”七宝”の様な代物です。
つまり金属やガラスなどの素地にガラス釉を焼きつけた工芸品です。
エマーユ(émail)
仏語のカタカナ表記で、英語にするとエナメル。日本では”七宝”を意味する。金属の下地にガラス質のうわぐすりを焼き付けた工芸品を意味する。
・出典元:「国立西洋美術館の公式サイト」より参考
一応”工芸品”の部類に入るのだろうけど、美しさのため”宝石”と言っても間違いないでしょう。
しかも色彩や装飾のアート性もあって、芸術品と言っても過言ではないと思います。

※「梶コレクション展:色彩の宝石、エマーユの美」より
美しい光沢と質感から、私からすれば”宝石”と言った代物でしょうか!
この美しさは、実際に間近で観るに限ると思います。
ぜひ見逃す事なく、「梶コレクション展:色彩の宝石、エマーユの美」も観てほしいと思います。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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