- 2025-4-1
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
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先日、21_21デザインサイトで企画展「ラーメンどんぶり展」を観てきました。
今回は展覧会の様子を交えながら、感想レビューしていこうと思います。
【 目次 】 |
21_21で「ラーメンどんぶり展」を観てきました。
遠目からも目を惹く”ラーメン店”の暖簾!!
六本木ミッドタウンというオシャレな場所に、赤い暖簾だなんて!!
真っ先に、”してやられた!”って感じですね。
これまで21_21では、多くのユニークな企画展が開催されてきました。
もちろん今回の「ラーメン展」も、負けじとユニークな内容だったと思っています。
正確に表現するなら、”オモシロくて、それでいて内容は真面目!”と言った感じでしょうか。
例えば、この”ラーメンどんぶり”も圧巻!の一言。
ここまでの数を集めるって、相当凄い事ですよね。
基本は関東圏内にあるラーメン店のどんぶりが主の様ですね。
それでもこれほどの数のどんぶりが集結すると、実に圧巻としか言いようがない。
カメラに収めたくなる気持ちも分かってもらえるかと思います。
もちろん単なる展示物の披露というだけに終わっていないのも、21_21のオモシロさの一つ!
歴史やデータ、科学的な視点からの解説も興味深い点です。
というか、普段ラーメンを食べていて、どんぶりとスープの温度の関係なんて考えた事もないですよね…。
そしてこれが”アーティスト ラーメンどんぶり”。
今回の見所展示の一つです。
現在活躍しているアーティストたちがデザインしたどんぶりの数々です。
結構有名な方ばかりなので、知っている人も多いと思います。
アレコレ見回りながら、自分の好きなどんぶりを探すのもオモシロいと思います。

”片桐 仁”さんのラーメンどんぶり ※「ラーメンどんぶり展」より
これはタレントで俳優、彫刻家としても活躍している”片桐 仁”さんのどんぶりです。

”田名網 敬一”さんのラーメンどんぶり ※「ラーメンどんぶり展」より
これは日本を代表するデザイナー&イラストレーターの田名網 敬一さんのどんぶり。
残念ながら、昨年(2024年)に亡くなってしまいましたが…。

”束芋”さんのラーメンどんぶり ※「ラーメンどんぶり展」より
”束芋(たばいも)”さんは、田名網 敬一に師事したデザイナーの一人。
何となく、田名網さんの意思を受継いでいる様に感じるのは私だけでしょうか!?

”竹中 直人”さんのラーメンどんぶり ※「ラーメンどんぶり展」より
これは言わずと知れた俳優”竹中 直人”さんのラーメンどんぶりです。
実は知る人ぞ知る、竹中さんは美大を卒業していたりします。
俳優としての活躍が強いけれど、デザインセンスもバッチリ!といった感じですね。
そして…
後半に差し掛かると、展示物が一変!!
美濃焼の紹介も兼ねた「伝統技法 ラーメンどんぶり」の展示が広がっていました。
実は今回の「ラーメンどんぶり展」ですが、”美濃焼のプロジェクト”の一つとして始まったそうです。
陶器や焼き物を紹介する企画展をやっても、おそらくあまり注目はされないでしょう。
でも”ラーメンどんぶり”という切り口から入れば、”美濃焼”を紹介するきっかけにもなる。
これぞアートディレクターならではの、発想と思考による業!といったところでしょう。
実は今回初めて知った事ですが、現在日本にあるラーメンどんぶりの90%が美濃焼だそうです。
ちなみに”美濃焼”は、現在の岐阜県東濃地区北部(多治見市、土岐市、瑞浪市)を中心に作られる陶磁器の総称。
実は1300年以上の歴史があるそうです。
それにしても、上の画像左にある”リンゴ型?”の美濃焼は素敵ですね~。
私は見た瞬間に一目惚れしてしまいました。^^
ユニークな企画展ながら、でも内容は結構真面目!
そんな感じの「ラーメンどんぶり展」だったと思っています。
2025年6月15日まで開催なので、六本木に行った際は行ってみるのもイイと思います。
企画展「ラーメンどんぶり展」の開催概要
それでは、肝心の開催概要について話していこうと思います。
【 「ラーメンどんぶり展」の開催概要 】 ・会期:2025年3月7日(金)~6月15日(日) ・時間:10:00~19:00 ※入場は閉館の30分前まで ・入場料:一般は1,600円、大学生は800円、高校生は500円、中学生以下は無料 |
興味のある方はぜひ!!
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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