”ウスター美術館”はどんな場所? 所蔵作品を観ながら解説!

マサツーセッツ州のウスター(Worcester)

 

日本ではほとんど知られていないけれど、世の中には素晴らしい美術館が沢山ある!

今回紹介するウスター美術館(Worcester Art Museum)もその一つ。

 

実は私もよく知らなかったのですが、調べてみたら意外と素敵な美術館なのに驚き!

今回はアメリカマサチューセッツ州にある”ウスター美術館”について、私なりに簡単解説していこうと思います。

 

目次

ウスター美術館って、どんな場所!?
ウスター美術館のコレクションをちょっと覗いてみよう!

 

 

 

ウスター美術館って、どんな場所!?

解説

ところで”ウスター美術館”は知っていましたか?

多くの人は、先日東京都美術館で開催した「ウスター美術館所蔵 印象派展で知った人も多いかと。

実は私の場合、名前だけは知っていました。ネットや本で作品を見る時に、所蔵場所で目にしていたからです。

とは言っても、美術館名だけを知っているくらいで、詳細についてはほとんど無知な状態でしたが。

 

マサツーセッツ州のウスター(Worcester)
※上の画像はマサチューセッツ州ウスター市の空撮を参考として載せています。

さて、”ウスター美術館(the Worcester Art Museum)”は、アメリカのマサチューセッツ州にある美術館です。

頭文字から”WAM”と呼ばれたりするそうです。

 

してウスター美術館が現在所有しているコレクションは約40,000点ほど。

作品ジャンルもローマ時代のモザイク画から、西洋画、日本画と幅広く揃っています。もちろんアメリカの画家の作品も数多くあります。2013年には、武器や防具のコレクションも増えたそうで、年々コレクション数が増加している様です。

先日開催した「印象派展」から、印象派がメインの美術館と思いきや、実は”質・量”共にかなり充実した美術館なのが分かります。

そういった意味では、ここでしか出会えない作品も多いというわけです。

 

「悔悛するマグダラのマリア」(1578‐1580年頃)エル・グレコ

「悔悛するマグダラのマリア」(1578‐1580年頃)エル・グレコ

・108×101cm、カンヴァスに油彩、ウスター美術館所蔵

これはエル・グレコ(El Greco)の「悔悛するマグダラのマリア」。

私がウスター美術館を知るきっかけとなったる作品です。

所蔵場所に”ウスター美術館所蔵”と記載されていたのを見た時、「へ~、こんな美術館もあるんだな~」と。当時はそんな印象を持ったものでした。

宗教画でありながら、でも宗教画には見えない尖った感のある画風

個人的にエル・グレコは好きな画家の一人ですし、いつかウスターに行って、本物を行ってみたい!そう思う美術館ですね。

 

そういえば、グーグルマップでウスター美術館の場所をみたところ…


住所は”55 Salisbury Street Worcester, Massachusetts

同じマサツーセッツ州には、世界有数のボストン美術館もあるので、行った際は両方観光するのもイイかもしれませんね。

 

 

 

ウスター美術館のコレクションをちょっと覗いてみよう!

美術鑑賞

ウスター美術館のコレクションは、ジャンルでいえば実に多岐に渡っています。

モザイク画や西洋画、日本画、自国アメリカの絵画、それに武器屋防具など…。コレクション数で言えば、約40,000点ほどと膨大な量を誇ります。

 

アメリカ絵画は西洋からの影響を大きく受けているわけで、西洋画のコレクションはやっぱり外せないでしょう。

例えばエル・グレコやレンブラントの作品もありますし、他にはルネサンス期に活躍した画家”パオロ・ヴェロネーゼ”の作品も所蔵されています。

 

「キューピッドから弓を取り上げるヴィーナス」(1555年頃)パオロ・ヴェロネーゼ

「キューピッドから弓を取り上げるヴィーナス」(1555年頃)パオロ・ヴェロネーゼ

・158.8×138.4cm、カンヴァスに油彩、ウスター美術館所蔵

パオロ・ヴェロネーゼ(Paolo Veronese)
1528年ー1588年、ルネサンス期ヴェネツィア派の画家。

 

「バッカスによる蜂蜜の発見」(1505‐1510年頃)ピエロ・ディ・コジモ

「バッカスによる蜂蜜の発見」(1505‐1510年頃)ピエロ・ディ・コジモ

・79.2×128.5cm、テンペラ画、ウスター美術館所蔵

これはルネサンス期に活躍した画家”ピエロ・ディ・コジモ(Piero di Cosimo)”の作品です。

ピエロ・ディ・コジモ(Piero di Cosimo)
1462年ー1521年、イタリア・ルネサンス期、フィレンツェ派の画家。

同時期ほぼ同じ地域で、画家”ボッティチェッリ”が活躍していただけに、如何せん知名度的には薄いですが、それでもルネサンスを語る上では重要な画家の一人だと思っています。

 

「エジプトへの逃避中の休息」(1509‐1513年頃)クエンティン・マサイス

「エジプトへの逃避中の休息」(1509‐1513年頃)クエンティン・マサイス

・82.6×79.1cm、パネルに油彩、ウスター美術館所蔵

 

 

「旧知の間柄」(1894年)ウィンスロー・ホーマー

「旧知の間柄」(1894年)ウィンスロー・ホーマー

・54.8×38.4cm、水彩画、ウスター美術館所蔵

こちらは”ウィンスロー・ホーマー(Winslow Homer)”の作品です。

ウィンスロー・ホーマー(Winslow Homer)
1836年ー1910年、アメリカの写実主義で、後にバルビゾン派の画家としても知られる様になります。

ウスター美術館はある意味”地元に根付いた美術館”なので、地元というか自国アメリカの画家を多く抱えている点も見逃せない。

ジョン・シンガー・サージェントやトーマス・コールの画家を初めてとして、中には日本ではあまり知られていないかもしれないけど、アメリカ絵画を語る上では非常に重要な画家も多数います。

 

「ヨセミテ滝」(1865‐1870年頃)アルバート・ビアスタット

「ヨセミテ滝」(1865‐1870年頃)アルバート・ビアスタット

・91.4×66.4cm、カンヴァスに油彩、ウスター美術館所蔵

アルバート・ビアスタット(Albert Bierstadt)は、広大な大自然を描いた風景画家で知られています。

ハドソン・リバー派を代表する画家で、比較的大きなカンヴァスで描かれた風景画が圧巻だろうと。ぜひ一度現地で見てみたいものです。

 

 


これはyou tubeで見れる、ウスター美術館の様子です。

解説は英語になっていますが、様子を覗き見るという意味では参考になるかと。

美術鑑賞は雰囲気を感じるだけでも楽しいので、たまには解説を抜きに観るのもイイと思いますよ!^^

 

 

私の考え
いう感じで、気になる作品をいくつか挙げてみましたが、どうでしたか!?

「ウスター美術館所蔵 印象派展」に行くと、どうしても印象派中心の美術館だと思いがちですが、実はジャンルは多岐に渡ります。

だから私的には”印象派”という一つのジャンルでウスターの良さを伝えるのは、ハッキリ言って物足りないというか無理があると思います。今回ウスター美術館について調べて、つくづく分かった事です。

 

どちらにせよ、”いつかはウスターに行ってみたいな~”と。

日本ではほとんど知られていなくても、世界にはまだまだ素晴らしい美術館があるから!

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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