屋外の彫刻は自然と共にある…

「弓をひくヘラクレス)エミール=アントワーヌ・ブールデル作

 

屋外にある彫刻は常に自然にさらされています。

雨の日は冷たい雨に打たれ、
降雪の時期は雪が積もったりします。

台風が迫ってきたら
強い雨風にさらされる事になるのです。

 

普段よく行く国立西洋美術館の前庭には、
”考える人”や”弓ひくヘラクレス”など様々な彫刻がありますが、
もちろんそれらの彫刻も自然と共に共存しているのです。

特に季節の変わり目となれば、
周りの自然の様相によって彫刻も様々な姿を見せてくれる…

 

まさに屋外にある彫刻は季節や時間帯と一心同体!

自然も屋外彫刻の一部だと思うのです。

 

今回は普段よく行く国立西洋美術館にある屋外彫刻
”弓ひくヘラクレス”の姿から”自然との共存”を見てみたいと思います。

 

「弓をひくヘラクレス)エミール=アントワーヌ・ブールデル作
エミール=アントワーヌ・ブールデル弓ひくヘラクレス

これは正面から見たヘラクレスの写真です。
おそらく多くの人はこの角度で写真を撮る人が多いかもしれませんね。

 

弓ひくヘラクレス
エミール=アントワーヌ・ブールデル(1861年~1929年)
フランスの彫刻家
・1909年作、ブロンズ、250×240×90cm

ギリシャ神話に登場する英雄ヘラクレスが
怪鳥ステュムファリデスを射ようと渾身の力で弓を引き、
今まさに矢を放とうとしている場面を表しています。

 

考え…・思い…
筋肉隆々とした肉体美、
そして矢を放とうと集中したヘラクレスの緊張感溢れる表情。

このリアリティ溢れる存在感は何度見ても迫力があります!

 

 

て、この「弓ひくヘラクレス」を他の角度から観ると
また違った姿を私たちに見せてくれます。

 

「弓をひくヘラクレス)エミール=アントワーヌ・ブールデル作
これは真後ろ下から撮ったヘラクレスの画像です。

 

絵を見て感動!
この太ももの隆起した表情や、
つま先までにも表現されている緊張感。

人間の肉体を隅々まで熟知しないと表現できないと思います。

彫刻は絵画とは違って”3D”で出来上がっている作品です。
前や後ろ、そして上や下からと様々な角度から鑑賞できるのが彫刻の魅力。

それだけに彫刻は見る角度によって、
違った姿を観れるという面白さがあります。

 

また時間帯陽の角度によっても、
違った姿を私たちに見せてくれます。

・・・

「弓をひくヘラクレス)エミール=アントワーヌ・ブールデル作

 

「弓をひくヘラクレス)エミール=アントワーヌ・ブールデル作
まさに陽に向かって弓を引こうとしているヘラクレスの勇姿!!

 

考え…・思い…
より緊迫感と迫力が感じられる角度だと思いませんか!?

ちょっと角度を変えて観るだけで、
屋外の彫刻は様々な姿を見せてくれるのです。

 

もしくは彫刻をマクロで観るのもイイと思います。

「弓をひくヘラクレス)エミール=アントワーヌ・ブールデル作 「弓をひくヘラクレス)エミール=アントワーヌ・ブールデル作
この様に人体の部位を迫ってじっくりと観る!
また違った嗜好があってこれも面白いものです!!

 

さらには陽の当たり具合でこういった姿も垣間見れるのです。

「弓をひくヘラクレス)エミール=アントワーヌ・ブールデル作
同じ彫刻なのに違った作品なのでは?と錯覚してしまうほど…

 

国立西洋美術館に行く度に思う事ですが、
外に立っている彫刻は不思議な事に何度見ても見飽きないのです。

それは”屋外の彫刻が自然と共にある”からなのかもしれませんね。

 

ぜひ国立西洋美術館に行った際には、
このヘラクレスをあなたなりの角度で見てみて下さい!!

また違った姿を見せてくれるかもしれませんよ!!

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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