- 2020-10-6
- For you (”Art”なイイ話), Other (その他)
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”コロナ禍の美術鑑賞も悪くはない!?”
こんな事を言うと不謹慎に聞こえるかもしれませんよね。
もちろん新型コロナの影響で
色々な制約が出てきているのも事実。
不便に思う事だって多々あるわけです。
でもだからと言って美術鑑賞が楽しめないというわけではなくて、
解釈によってはこんなメリットや楽しみ方だって出来るのです!
新型コロナウイルスの影響で、
各地の美術館が一時臨時休館になった事は記憶に新しいと思います。
仕方がない事とはいえ、
さすがに楽しみにしていた企画展に行けなくなった事は辛いですよね~。
美術鑑賞って日常に不可欠かと言われるとそうでもなく、
単なる娯楽に近いものだと思うので、
自粛と言われたら仕方がないといえば仕方がないわけです。
それから美術館が再開したとはいえ
コロナ前の様な気楽さというか手軽さがなくなり、
入場時の検温やアルコール、入場制限という対策がなされるようになった。
しかも入場券を購入するにしても、
時間指定で予約しないといけなくなったりと、
これまでの様な気楽さが薄れてきたのです。
当日ふら~と行って作品を鑑賞する事が難しくなってきたわけです。
でもいざ美術館に行ってみると不思議なものですね。
そんな面倒だった事もすべて忘れてしまうのです。
そこで改めて美術館ってイイな~って思いますよね。
そして観終わったに、
ふとこんな事を思ったのでした。
”コロナ禍の美術鑑賞も悪くはないな~”と。
コロナの感染予防のため、
美術館側は3密を避ける努力をしています。
出来るだけ人が密集しない様に入場制限をしたり、
時にはスタッフが館内で会場整理をします。
これまでにはなかった事で、
最初はちょっと面倒だと思ったりもしたけれど、
でもこれが美術鑑賞には意外なメリットを生んでいると思ったのです。
今までだと人気の絵画展では大勢人がいて、
もちろん館内も人でいっぱいだった事もありました。
でも今回の様に人数制限が行われると
そういった事がなくなってきたのです。
これまでだったら人を避けながら作品を観ないといけなかったのに
そんな必要がなくなったのです。
つまりこれまで以上に作品に集中しやすくなった。
今まで以上に作品と向き合えるようになり、
これまで以上にじっくりと作品を味わえるようになったのです。
これは美術館賞には大きいメリットだと思います。
しかも館内は混雑していないので、
移動もしやすくなり美術館の売店でも並ぶ事も減ってきました。
美術館の入場制限には、
実は意外な副産物があったんだな~と感じたのです。
でもこれは私や鑑賞者側にとってのメリットで、
当然美術館側からするとキビシイ一面だと思います。
入場制限すればトータルの入場料も減ります。
本来ならこれで人件費や作品の維持管理費をまかなっているんだろうし、
運営的にはかなりキビシイ事だと思うのです。
しかも検温やアルコールなどで備品も購入しないといけないし、
その分のスタッフも必要になるため人件費もかかってしまう。
入場制限は観る側にとっては嬉しい事かもしれないけど、
美術館側にとっては嬉しい事ではないと思うのです。
ただコロナによってこうなってしまった事は仕方がないし、
こんなコロナ禍でも出来るだけ愉しんで鑑賞したいものですよね。
さて、”解釈”についてですが…
美術鑑賞においても解釈はとても大事だと思っています。
目の前の作品を観て、
”良い!!”と思う人がいれば中にはそう思わない人もいます。
確かに有名で評価が高い作品でも、
人によっては”ん~、イマイチ”と思う人もいると思います。
でもそれは決して間違いではないと思っています。
美術品や絵画で評価は地域や時代背景によって大きく変わります。
だから評価に絶対はないのです。
人がどう思おうと、
自分がイイな~と思えはそれでいいと思うのです。
目の前の作品は1つしかないけれど、
解釈は人によって様々あっていいと私は思っています。
これが美術鑑賞の愉しみ方でもあると思うのです。
ぜひ暇を見つけて、
しっかりと感染対策をして美術館に行ってみて下さい!!
そしてコロナ禍でも美術鑑賞を最大限愉しんでみては!?
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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