ゴッホの「星月夜」は、解釈次第で凄い名画!!

「星月夜」のイメージ

 

ゴッホの代表作の一つに、星月夜があります。

 

西洋絵画をあまり知らない人でも、知っているだろう有名な作品です。

実は先日興味深いネットニュースを目にしたのですが、”ゴッホの星月夜は物理の法則を正確に捉えていた!”というのです。

 

今回はゴッホの「星月夜」の凄さ!を私なりに説明していこうと思います。

 

目次

ゴッホの「星月夜」と、私なりの解釈
ゴッホの「星月夜」は物理の法則を描いていた!?

 

 

 

ゴッホの「星月夜」と、私なりの解釈

「星月夜」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

「星月夜」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

・73.7×92.1cm、カンヴァスに油彩、ニューヨーク近代美術館所蔵

これはゴッホの代表作「星月夜」で、言わずと知れた名画中の名画です。

特に印象的なのが、渦を巻く様な大気の表現ではないでしょうか!?

ゴッホは精神的に病んでいたのは有名な話で、ちょうどこの作品が描かれたのは1889年の6月。ゴッホがサン=ポール・ド・モゾール修道院の精神病院で療養中だった頃の作品になります。

この「星月夜」がゴッホを代表する作品と言われる理由は、この異様なまでに捻じ曲げられた独特な表現!

つまり、ゴッホの精神状態が作品にも表現されているからだと言われています。

 

「糸杉のある小麦畑」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

「糸杉のある小麦畑」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

・73×93.5cm、カンヴァスに油彩、個人蔵

実際にこの頃に描かれた作品を観ても分かりますが、大気の表現や樹木の描き方に特徴があるのが分かります。

極端な捻じれというか、いびつな感じというか…。

ゴッホの精神状態を表していると言われるのも納得ですよね。

 

私の考え
事実、私も最初の頃はそう解釈していたものでした。

でもある程度ゴッホの生い立ちを知っていくにつれて、私の解釈にも変化が現れてきたのです。

この異様な感じの捻じれ表現は、ゴッホの乱れた精神状態ではなく、ゴッホの激しすぎる情熱なのでは!?と。

自然の本質を描きたい!という燃える様な情熱が、カンヴァスに表現されていると思うに至ったわけです。

私はこう解釈したわけですが、あなたはどう思いますか!?

人によって解釈は違うでしょうけど、少なくともこれも絵画の楽しみだと思います。^^

 

 

 

ゴッホの「星月夜」は物理の法則を描いていた!?

「星月夜」のイメージ

さて、ネットニュースで気になる記事”ゴッホの星月夜は物理の法則を正確に捉えていた!

これはアンドレイ・コルモゴロフの理論”コルモゴロフの法則”と一致するという内容です。

文系の私としては”何のことやら!?”ですが、分かりやすく言えばゴッホが描いた大気の渦が、乱流の法則と合致する!というわけです。

 

僕らの目には見えないですが、大気には常に変化し続ける大気の流れ”乱流”があるそうです。

つまり、本来なら私たちの目には見えない自然の法則を、ゴッホは見抜きカンヴァスに描いたというわけです。
(見抜いたと言うより、感じ取っていたと言った感じかもしれませんが。)

 

私の考え
実際はどうかは分かりませんが、私の解釈としては”おそらくゴッホは、感覚的に感じ取っていたのだろう!”と。

そんな結論に至ったわけです。

感受性豊かなゴッホなら、あり得る話じゃないかと。

こう考えると、ゴッホの「星月夜」がいかに凄い作品かが分かると思います。

作品が凄いというか、ゴッホの”眼”が凄いのかもしれませんが…。

 

「星月夜」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

「星月夜」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

・73.7×92.1cm、カンヴァスに油彩、ニューヨーク近代美術館所蔵

いうわけで…

ゴッホの星月夜は、解釈次第で凄い名画になる!

少なくとも私はそう思います。

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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