「ムナカタ展」を観て、棟方志功”版画”の凄さを考察してみました。

東京国立近代美術館で開催の「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」

 

版画家”棟方志功”より、「世界のムナカタ」の方が一般的なのかもしれませんね。

 

日本を代表する版画家でありながら、でも実はこれまでよく知らなかった。地元が埼玉県の私にとって、”棟方志功”はちょっとした繋がりがあるにも関わらずです。意外と馴染みのある芸術家ほど、目が向かないのかもしれないですね。

 

東京国立近代美術館で開催の「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」
そんなわけで、先日東京国立近代美術館棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタを観てきたのですが、想像以上に発見の嵐だったわけですね。

逆にこの展覧会のお陰で、私が棟方を深く知ろうと感じるきっかけになったわけです。

 

回は展覧会を観てきた私のレビューも交えながら、”棟方志功の凄さ!”を私なりに考察してみました。

 

話の流れ

「棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」の一部をご紹介
”棟方志功の凄さ!”を私なりに考察してみた!

 

 

 

「棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」の一部をご紹介!

東京国立近代美術館で開催の「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」

東京国立近代美術館で開催した「棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」。

巡回展なので、すでに観たという人も多いと思います。

ここでは展覧会の一部様子を紹介したいと思います。

 

「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」 ※東京国立近代美術館にて
※「善知鳥(うとう)版画巻(巻一・巻三)」(1938年)棟方志功記念館所蔵

 

「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」 ※東京国立近代美術館にて
※「大和し美し」より一部(1936年)日本民藝館所蔵

 

「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」 ※東京国立近代美術館にて
※「法林經水焔巻(ほうりんきょうすいえんかん)」(1945年)個人蔵

 

「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」 ※東京国立近代美術館にて
※「法林經水焔巻」(1945年)個人蔵

この「法林經水焔巻(ほうりんきょうすいえんかん)」を観ると、画風的に「十万石まんじゅう」を思いだすのは私だけでしょうか。

最初でもちょっと話しましたが、地元が埼玉県ですから”棟方志功”はちょっとした繋がりがあるのです。”うまい、うますぎる!”のフレーズで有名な「埼玉銘菓十万石まんじゅう」がそれです。実際に棟方は”まんじゅう”を食べて絶賛し、それが現在のフレーズにもなっている。しかもCMに登場する絵も棟方が描いているわけですから。

 

「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」 ※東京国立近代美術館にて
※「二菩薩釈迦十大弟子」(1939年)日本民藝館所蔵

 

「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」 ※東京国立近代美術館にて
※「二菩薩釈迦十大弟子」(1939年)東京国立近代美術館所蔵

 

日本を代表する版画家でありながら、でも棟方志功についてはよく知らなかったわけです。こうやって興味を持つきっかけになっただけでも、「棟方志功展」に行った甲斐があるというもの。

特に今回の様な単独の展覧会は、得るモノも多いですよね。

 

東京国立近代美術館で開催の「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」
2023年の12月3日まで開催するので、興味のある人は行ってみる事をおススメします。大画面の作品も多いですし、展示数も結構充実しています。それに基本的にある程度は写真撮影OKなのも嬉しいですね。

 

生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ

・会期:2023年10月6日(金)~12月3日(日)
・場所:東京国立近代美術館 1階企画展ギャラリー

・時間:10:00~17:00(金曜、土曜は10:00~20:00)※入館は閉館の30分前まで
・休館日:月曜、10月10日(火) ※10月9日は開館

・観覧料:一般は1,800円(20名以上の団体1,600円)、大学生1,200円(1,000円)、高校生700円(500円)

 

東京国立近代美術館からの景色 東京国立近代美術館からの景色

 

 

 

 

”棟方志功の凄さ!”を私なりに考察してみた!

考え

れでは展覧会を観て私が思う、棟方志功の凄さ!について話していきましょうか。

私的には2つに絞られるわけですが、これから展覧会に行こうと考えている人にも参考になるかと。観る際のポイントになると思うからです。

 

1、作品制作に対する凄すぎるバイタリティ!

まず1つ目は、作品制作に対する姿勢が凄すぎます。というか、傍からみるとちょっと異常にも見えてしまいます。

内から湧き出る制作意欲というか、情熱と言うか…、カッコ良く言えばバイタリティの塊ですね。展覧会の作品数を見ればその理由も納得と言うものです。変人と天才は紙一重とはよく言うけれど、映像を観たら”天才!”と言いたくなると思います。

「棟方志功展」では、後半に映像も見れるので必見ですよ。

 

2、棟方作品の神髄は、純粋に観て愉しめる!

棟方志功の作品は一見すると、よく言えば豪快でパワフルにもなりますが、悪く言えば僕でも描けるのでは?という感じです。でもコレがイイわけです。

 

「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」 ※東京国立近代美術館にて

作品を見て純粋に雰囲気を楽しむ!

棟方志功がデザイナーと言われる所以でしょうね。何の知識も背景を知ってなくても、純粋に観て愉しめる。これが棟方志功の最大の魅力であり、特徴かなと思います。本来の作品というものの在り方を分かっていたって事でしょう。

 

「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」 ※東京国立近代美術館にて

棟方が様々な商品のイラストを手がけるに至ったのも頷けます。版画家というより、デザイナーという言葉の方が合っているでは?とつくづく思いますね。

 

はちょっと悲しいお知らせがありまして、青森県にある「棟方志功記念館」が2024年3月31日で閉館するとの事。

所蔵していた作品は青森県立美術館に移管されるそうですが、でも何とも残念な話です。今回の「生誕120年 棟方志功展」は、生誕120年の節目もあるだろうけど、閉館するに伴って世間に観てもらおう!という考えもあるのかもしれない。そう思ったら、行かない理由はないですよね!^^

ぜひ、興味のある人は立ち寄ってほしいと思います。

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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