- 2024-5-17
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
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先日東京都美術館で開催した「デ・キリコ展」を観てきました。
雑誌やネットで何かと話題になっているので、気になっている方も多いだろうと思います。しかも約10年ぶりとなる大回顧展ですから。今回を逃したら、次はいつ観れるのか??
そう思ったら、否が応でも気になってしまうというもの。
今回は「デ・キリコ展」の見所などを交えながら、レビューをしていこうと思います。ぜひ参考にしてもらえると幸いですね。
【 目次 】 |
「デ・キリコ」展の感想レビュー!
まず「デ・キリコ展」の率直な感想ですが、個人的には”まあまあな内容だったな~”と思っています。
”まあまあ”という、非常に微妙な表現で申し訳ないですが、コレが私の率直な感想です。^^
今展はデ・キリコの代名詞とも言える”形而上絵画”を中心に、彫刻や衣装、挿絵など様々な作品が展示されています。特に1910年代に制作された”初期の形而上絵画”は個人的にも見所だと思っています。
それから彫刻作品が展示されていたのも、意外と嬉しい限りですね!^^
個人的な話になりますが、彫刻は観る角度で様々な表情を味わえますから、実は最近何気にハマっているわけです。
という感じで、様々なジャンルからデ・キリコに迫れたのは良かったですね!
おかげで私なりに”形而上絵画”の解釈も深まったわけですから。これこそ特定の画家に絞った”回顧展”ならではの醍醐味でしょうね。
ただ、欲を言ってしまえばキリがないですが、100点ほどの展示数で”大回顧展”とされるのはどうなの?という感じはあります。
実は1910年代に描かれた形而上絵画は、少なくとも100点以上はあるとされているからです。欲を言えば、もっと観たい!!わけです。
それからデ・キリコの代表作と言われる「秋の午後の謎」や「信託の謎」「時間の謎」が見れなかったのもちょっと残念。
特に「秋の午後の謎」は神からの啓示を受けて描いたとされるもので、つまり形而上絵画の誕生とも言われる作品です。さすがにこればっかりは借りるのが難しかったのでしょうか。(美術好きな私からすれば、観たい!ですよね。)
ある程度美術に擦れてしまった人間の宿命なのかもしれないけど、欲を言えば本当にキリがないですよね。
でも現在デ・キリコの作品は様々な美術館にあるので、それらが一か所に集められて展示された!と考えると、今回の「デ・キリコ展」はそれなりに充実していると思います。
こういった理由で、「デ・キリコ展」の感想を”まあまあ”とさせてもらったわけです。
(私みたいな素人が偉そうに言って申し訳ないですが…。)
とにかく10年ぶりの回顧展なのは事実なわけで、今回逃したら次はいつになるのか??
そう考えたら、興味があるなら一度行ってみるのがイイと思います。
次では開催概要について書いているので、こちらも参考に!!
「デ・キリコ」展の開催概要(東京・神戸)
興味のあるならぜひ行ってみよう!
というわけで、ココからは開催概要について話していこうと思います。
東京開催:「デキリコ」展の開催概要 ・会期:2024年4月27日(土)~8月29日(木) ・休館日:月曜日、5月7日(火)、7月9日~16日 ・時間:9:30~17:30、金曜日は20:00まで ※入館は閉館の30分前まで ・観覧料金:一般は2,200円、大学・専門学校生は1,300円、65歳以上は1,500円。 ※土曜、日曜、祝日、および8月20日(火)以降は日時指定予約制(当日空きがあれば入場可) |
土日、祝日などは混みあう事が予想されるので、前もってチケットを予約する事をおススメします。
また会場での撮影は基本的に”不可”になっています。最近の傾向として、人気のある展覧会では撮影が不可の場合が多い様です。
洒落た事を言う訳ではないですが、あなたの眼というレンズでしっかりと記憶に焼き付けてほしいと思います。^^
神戸開催:「デキリコ」展の開催概要 ・2024年9月14日(土)~12月8日(日) |
「デ・キリコ」展は東京、神戸と巡回での開催なので、気になる方はぜひ行ってみるのをおススメします。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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