なぜ”バナナ”!? 三塚新司さんの『Slapstick』が実に深い~!

『Slapstick』三塚新司 ※「六本木アートナイト2024」

 

なぜ、この場所に巨大なバナナが??

 

気が付いた人も多いだろうけど、ラピロス六本木にバナナが落ちていました

というか、三塚新司さんのSlapstickという作品なので、これもれっきとしたアート!です。だから落ちていたというか、”展示されていた”と言った方が適切でしょうけど。

つまり、それだけ意表を突かれた作品だったわけです。

 

しかもなぜ??と、疑問が湧き起こるくらい…。

 

「六本木アートナイト 2024」
私にとって、今回の「六本木アートナイト 2024」で最も印象的な作品でした。

そんなわけで、一体どんな意味があるのだろう?と思い、気になって調べてみたわけです。

 

『Slapstick』三塚新司 ※「六本木アートナイト2024」
・『Slapstick』三塚新司 ※「六本木アートナイト2024」

ず疑問に思ったのが、作品名の『Slapstick(スラップスティック)』です。

意味は、「ドタバタ喜劇」となる様です。

あまり馴染みのある英単語ではないですが、よくコメディで”スラップスティック・コメディ”として使われるようです。つまり”喜劇”の象徴というわけですね。

そして深掘りしていくと、比喩的で哲学的な意味が込めれている!

だから、実に深い~作品なわけです。

 

「六本木アートナイト」の開催プログラム一覧を見ると、この様な解説がされていました。

誰もが「疑問」を持つことを忘れつつあり、むしろ「疑問」は足枷となるだろう現在、私は、もはや喜劇でなければ「疑問」は存続できないのではないかと疑っているのです。

・「六本木アートナイト 2024」開催プログラム一覧より

 

私の考え
なりに解釈すると、こうなりました。

現代は”疑問”を持たず何も考えなくても、決められたレールに従ってさえすれば生きていける。合理化された社会では、そんな生き方こそ正しいのかもしれないけど、でもそれだと選択肢も狭められてしまう。

だから人生においては、時には”疑問”を持つ事も必要なのでは??バナナの皮を踏みつけて転んで、立ち止まったっていい

つまり人生を喜劇に例えその象徴としてバナナの皮をモチーフにした作品を作り上げた…と。

 

こう解釈すると、三塚新司さんの『Slapstick』は実に深みのある作品だったわけです。

時には立ち止まって、作品と向かい合ってみる!

そんな瞬間も必要かもしれないですね。^^

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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