- 2026-5-7
- Enjoy This (観てほしい絵画展), Impression (絵画展の感想)
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先日、森美術館で「ロン・ミュエク(Ron Mueck)」展を観てきました。
ロン・ミュエクはニュースでも度々話題に挙がる芸術家なので、ご存知の人も多いかもしれませんね。
まるで本物の人間を再現したかの様な、リアルで生々しい彫刻はまさに圧巻!で、これは話題になるのも当然!というもの。
個人的にもかなりおススメなので、興味のある方はぜひ足を運んでほしいな~と思います。
今回は展示の様子も交えながら、私の率直なレビューをしていくので、ぜひ参考に!
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【 目次 】 ・「ロン・ミュエク展」を観てきました。(鑑賞レビュー!前編) |
※日本での「ロン・ミュエク展」は、東京の森美術館のみの開催となります。
「ロン・ミュエク展」を観てきました。(鑑賞レビュー!)

先日、森美術館で「ロン・ミュエク(Ron Mueck)」展を観てきました。
最近ネットでも話題に挙がるくらいですから、興味のある方も多いだろうと思います。
まるで本物の人間を再現したかの様な、リアルで生々しい彫刻はまさに圧巻!で、これは話題になるのも当然!というもの。
しかも、インスタ映えしそうですし…。

さて、今回の「ロン・ミュエク展」ですが、個人的にかなり良かった!というのが本音です。
特に圧巻だったのが、部屋中を埋め尽くした巨大な頭蓋骨の彫刻「マス」で、これはマジで良かった!^^
(頭蓋骨の彫刻については後半で話します。)
ロン・ミュエクの彫刻はどれもがリアルで、まるで本物の人間を再現したかの様!
画像からも分かると思いますが、”気持ち悪いくらい生々しい!”です。

「枝を持つ女」(2009年)ロン・ミュエク ※森美術館で開催の「ロン・ミュエク展」より
・170×183×120cm、ミクストメディア、カルティエ現代美術財団
この「枝を持つ女」もそうですが、本当に気持ち悪くなるくらいリアルです。
肌の質感や皺、髪の毛一本一本まで本物そっくり!
これらが人間の手によって再現されているから凄い!わけです。
今展では制作過程の映像も見れるのですが、本当に皺一つ一つが人間の手によって作られています。
ここまで凄いと、さすがに画像では伝えきれないわけで…

「イン・ベッド」(2005年)ロン・ミュエク ※森美術館で開催の「ロン・ミュエク展」より
・162×650×395cm、ミクストメディア、カルティエ現代美術財団
例えば、「イン・ベッド(In Bed)」はまさにそうで、これは実際に間近で観るに限る!と。
作品の大きさは162×650×395cmと巨大で、これが目の前に置かれているわけだから迫力も凄い!
ちなみに「イン・ベッド」は、2006年に東京都現代美術館でも展示された作品なので、知っている人も多いのでは?と思います。

もちろんここまで巨大だと、制作時間も相当なのが想像できます。
事実、ミュエクの総作品数は50点ほどと言われています。
今回展示されている作品は計11点と少ないですが…
というか、これを少ないと言っていいのだろうか!?

元々の作品数が少ないので、私的に言わせれば”よくこれだけの数を一堂に集められたな~”と思うほどです。

それにしても、デカい!です。
普通なら不快に思うのだろうけど、なぜか違和感がないから不思議です。
作品のテーマが何か?は分からないけれど、ただ目の前にあるだけでも充分。
これもある種の”インスタレーション・アート”なのでしょうか!?

「若いカップル」(2013年)ロン・ミュエク ※森美術館で開催の「ロン・ミュエク展」より
・89×43×23cm、ミクストメディア、ヤゲオ財団コレクション

「エンジェル」(1997年)ロン・ミュエク ※森美術館で開催の「ロン・ミュエク展」より
・110×87×81cm、ミクストメディア、個人蔵
これはミュエクの初期の代表作と言われる「エンジェル」です。
元ネタはジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの「ヴィーナスと時間の寓意」だそう。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵の、言わずと知れた名画中の名画ですね。
ちなみにミュエクの「エンジェル」を観て、私はこんな解釈をしてみました。
こちらも参考にどうぞ!
⇒元ネタはティエポロの名画! ミュエクの「エンジェル」を私的に解釈!
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※森美術館で開催の「ロン・ミュエク展」の展示風景

※森美術館で開催の「ロン・ミュエク展」の展示風景

「買い物中の女」(2013年)ロン・ミュエク ※森美術館で開催の「ロン・ミュエク展」より
・113×46×30cm、ミクストメディア、タデウス・ロパック所蔵
これは今回日本初公開となる作品「買い物中の女」です。
両手には買い物袋を持ち、コートの懐に赤ん坊を抱えた母親を描いた作品。
美化されることなく、疲れ果てた表情がまざまざと表現されているのが印象的です。
西洋美術で頻繁に描かれる「聖母子像」の現代版解釈かもしれない!?そうですが…

とにかく、疲れ果てた母親を眺める”赤ちゃんの表情”が何とも言えないですね…。

「チキン / マン」(2019年)ロン・ミュエク ※森美術館で開催の「ロン・ミュエク展」より
・86×140×80cm、ミクストメディア、クライストチャーチ・アートギャラリー(ニュージーランド)


圧巻! ミュエクの巨大な頭蓋骨「マス」(鑑賞レビュー!後編)
「ロン・ミュエク展」も後半に差し掛かった頃
今回の一番?の目玉作品が姿を現しました!!
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「マス」(2016-17年頃)ロン・ミュエク ※森美術館で開催の「ロン・ミュエク展」より
・合成ポリマー塗料・ファイバーグラス、ビクトリア国立美術館所蔵(メルボルン)
巨大な骸骨の彫刻作品「マス(Mass)」です。
まず出迎えてくれたのが”白い頭蓋骨”一体でしたが、実はこれだけではありません。
・・・

大部屋に入るや否や、ビックリ!!
部屋中を覆い尽くすかの様に、たくさんの頭蓋骨が展示されているからです。
(展示というか、無造作に置かれている?というか… 。)
その数、約100点余りだそうで、迫力は凄いものがあります。


ちなみに作品名になっている”Mass(マス)”ですが、「特定の形や配置をもたない、大量の何か。大勢が一か所に集まること。」と言った意味になるそうです。
もちろんミュエク自身が配置を決めているわけで、展示される美術館によって醸し出す雰囲気も異なるそうです。


西洋美術史において頭蓋骨は”メメント・モリ”、つまり「死を忘れるな」という意味します。
辺り一面に頭蓋骨を積んでいる事から、”あなたのすぐそばに、死は存在している”を暗に示しているのだろうか!?

”死”を意味しているとはいえ、でも全く不気味さを感じさせない…。
逆に”美しく”見えてしまうから不思議ですね。

という感じで、私は夢中になって写真を撮ってしまったのでした。
実際に行けば分かりますが、巨大な頭蓋骨の中に身を置くって、本当に不思議な気分です。
ぜひ、あなたにも体感して欲しいものですね!^^
そして…
最後はハイビジョン・ビデオによる制作風景の映像が流れていました。
・「スティル・ライフ:制作中のロン・ミュエク」(2013年)48分
・「チキン / マン」(2019-25年頃)13分
計1時間の映像で、私は釘付けになって観てしまいました。
坐りながら鑑賞出来るので、ゆっくりと腰を据えて観てほしいと思います。

…という感じの、「ロン・ミュエク展」でした。
どれも撮影映えするものばかりなので、撮りながらじっくり鑑賞するのもイイ!!
私的には必見!の展覧会です。
9月23日まで開催するので、興味のある方はぜひ!!
「ロン・ミュエク展」の開催概要

今回の「ロン・ミュエク展」はカルティエ現代美術財団と森美術館との共催で、パリ、ミラノ、ソウルと続く巡回展になっています。
東京の森美術館は、この巡回展の最後を飾る開催!というわけですね。
ミュエクの作品数が50点程と少なく、10点を超える作品が展示されるって本当に貴重な事です。
機会のある方は、ぜひ行ってみてほしいと思います。
そんな「ミュエク展」の開催概要は以下になります。
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【 「ロン・ミュエク展」の開催概要 】 ・会期:2026年4月29(水)~2026年9月23日(水) ※年中無休 ・時間:10:00~22:00 ・観覧料: ※今展は事前予約制(日時指定券)を導入しています。各種オンラインチケット販売サイトから「日時指定券」をご購入してください。 |

私からのアドバイス!(チケット購入と鑑賞時間について)
実際に観に行った私からのアドバイスをしたいと思います。
まず、チケット購入についてですが、「ロン・ミュエク展」は事前予約(日時指定券)が基本になっています。
日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしでも入館は可能になっているそうですが…。
でも今展はネットでも話題に挙がるほどなので、それなりの賑わいが予想されます。
私が観に行った日も結構な混雑ぶりだったので、チケットは事前予約が必須!です。
そして鑑賞時間ですが、作品と映像鑑賞を考えて約2時間くらいは必要だと思います。
今回は館内でハイビジョン・ビデオによる制作風景の映像が流れているからです。
・「スティル・ライフ:制作中のロン・ミュエク」(2013年)48分
・「チキン / マン」(2019-25年頃)13分
映像時間で計1時間あるので、作品鑑賞と合わせて計2時間は必要でしょうね!
また今展は基本”撮影可能”になっているので、ぜひ撮りながらじっくり鑑賞するのもイイと思います。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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