- 2024-12-31
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
- コメントを書く
ブラジルのリオデジャネイロには、両手を広げたキリストの像があるのはご存知だと思います。
作品名は「コルコバードのキリスト像」で、高さが39.6メートルにもなる巨大な彫刻作品です。
フランスの彫刻家”ポール・ランドスキ(Paul Landowski)”によってデザインされ、1922年~1931年にかけて制作された作品。
長きにわたりブラジルはポルトガルの植民地という歴史があって、1822年にポルトガルから独立。ブラジルの独立100周年を記念して制作されたものだそうです。
こういった経緯を知ると、「コルコバードのキリスト像」は自由や平和を象徴するかに思えてならない。
キリストの両手を広げたポーズが、余計にそう思わせるわけですね。
※今回挙げた画像はどれも掲載可能な素材をしています。
実は今回「コルコバードのキリスト像」を挙げた理由ですが、先日ネット上で「歴史上もっとも有名な彫刻作品」という記事を目にしたからです。
両手を広げたキリスト像の存在は知ってはいたけれど、まさか”彫刻作品(つまり芸術作品)”という位置付けだったとは!
ブラジルを象徴する”像”というイメージが強かっただけに、芸術作品という認識が抜け落ちていたわけですね。
でも改めて考えてみれば、キリストの像も彫刻作品ですよね。
制作する人がいて、そして完成されたものだから。
ちなみに解説によると、”アール・デコ様式”で制作された世界最大の彫刻作品になるそうです。
それにしても、見れば観るほど「コルコバードのキリスト像」の魅力に惹かれてしまう!
両手を広げるという単純なポーズでありながら、包容力や温かさを感じるからです。
全ての人々を包み込み、そして人々の平和を見守っている。
来年も平和でありますように…。
そんな願いも感じられませんか?
”一年の締めくくり”として、「コルコバードのキリスト像」が相応しい!
そう思い、今回紹介してみました。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。