- 2026-1-2
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今回は、午年に観たい名画をいくつか紹介したいと思います。
ご存知の通り、2026年の干支は午年(うまどし)です。
”午=馬”は、西洋画でも頻繁に描かれる動物の一つ、探せば実に多くの絵画が見つかります。
騎乗した姿で描かれる場合もあれば、馬単体で描かれた絵も多数あったりします。
ここでは美術好きの私による、独断と偏見で”午年に観たい名画”を3つ紹介していこうと思います。
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【 目次 】 ・ジョージ・スタッブスの代表作「Whistlejacket」 |
自分の干支にまつわる名画を探し観よう!

ご存知の通り、2026年の干支は午年(うまどし)です。
”午=馬”は西洋画でも頻繁に描かれる動物で、しかも私の生まれの干支でもあったりします。
自称”美術好き”の私としては、これまでたくさんの西洋画を観てきたわけで、当然ながら私の頭の中は馬の絵でいっぱいの状態!
この瞬間でも、実に多くの絵がパッ!!と思い浮かんでくるほどです。
そんな数ある馬の絵の中から、今回は3つを紹介していこうと思うのですが…
これってかなり難しい課題なわけです。
甲乙つけがたい作品ばかりですし、何より馬が描かれた絵が沢山あり過ぎるから。
でも、選ぶという作業も意外と楽しかったりするから不思議ですよね。^^

アートを観るのも楽しいですが、今回の様に好きな絵を選ぶのも楽しい!
これも芸術の醍醐味であり、オモシロさではないでしょうか。
今回は私の独断と偏見で馬の絵を3つ紹介してきます。
ぜひ、コレを参考に、あなたの生まれ干支の名画を探してみるのもオモシロイと思います。
ジョージ・スタッブスの代表作「Whistlejacket」

「ホイッスルジャケット(Whistlejacket)」(1762年頃)ジョージ・スタッブス
・292×246.4cm、カンヴァスに油彩、ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵
まず”馬”と言えば、名画「Whistlejacket(ホイッスルジャケット)」は外せませんね。
ジョージ・スタッブス(George Stubbs)の作品で、現在はロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されています。
ちなみに、同美術館を象徴する看板作品の一つで、言わずと知れた名画中の名画!!
これほどリアルで生々しく、そして質の高い馬の絵は他を見渡してもないのではないでしょうか!?
なぜこれ程までに、リアルに描けたのか?

「鞍を付けた狩猟馬」(1786年)ジョージ・スタッブス
・48.2×57.7cm、パネルに油彩、デンバー美術館所蔵
それにしても、なぜこれ程までリアルで本物らしいのだろう??
見れば観るほど、馬の上手さに驚かされますよね!?
理由は、画家ジョージ・スタッブスの生い立ちを見ると分かると思います。

「自画像」(1759年頃)ジョージ・スタッブス
・14×10.8cm、銅板に油彩、イェール・ブリティッシュ・アート・センター所蔵
ジョージ・スタッブス(George Stubbs)は、1724年~1806年に生きたイギリスの画家です。
1724年にイギリスのリバプールで、皮革業を営む家庭で生れます。
最初は肖像画家として活動を始め、その後程なくして解剖学に興味を持つようになります。
実際に病院で解剖の勉強をしていたそうで、馬の筋肉や細部の構造、骨格までも研究し熟知していたそう。
つまり、スタッブスの馬の絵がリアルな理由は、解剖学がベースとなっているから!
しかも驚くべきは、独学で絵を学んでいるという点です。
私的に言わせれば…
画家的目線ではなく、解剖学目線で描かれているから、本物の様な馬が描けたのではないでしょうか!?
質の高い”馬の絵”が描けたのも、当然と言えば当然!!
私が”午年”に観たい名画に挙げる理由も分かってもらえたかと思います。
テオドール・ジェリコーの「馬」の絵

「後ろ足で立つ赤い織物を付けた馬」(1812年)テオドール・ジェリコー
・45.5×37.5cm、カンヴァスに油彩、ルーアン美術館所蔵
2人目がテオドール・ジェリコー(Theodore Gericault)の馬の絵です。
1791年~1824年、フランス出身でロマン主義の先駆けと言われる画家。
ジョージ・スタッブスと同じく異常な程に”馬”に熱心だった画家で、短い生涯ながら多くの”馬の絵”を制作していました。
ただスタッブスと大きく違うのは、”馬の一瞬の動き!”に重きを置いている点でしょうか。

「エプソムの競馬」(1821年)テオドール・ジェリコー
・92×122.5cm、カンヴァスに油彩、ルーヴル美術館所蔵
このジェリコーの代表作「エプソムの競馬」を観れば、違いは一目瞭然!?
スタッブスは”解剖学的な馬の絵”を描いたのに対し、ジェリコーは”動きの伴ったリアルな馬”を描いたと言った感じでしょう!
互いに上手い馬を描いた点では同じだけど、目指した方向性は違っていたというわけですね。
ただ残念かな…、ジェリコーは30歳ちょっとという若さで亡くなってしまった。
もし長生きしていたら、もっと多くの”馬の名画”を遺せていたかもしれないのに…。
ウジェーヌ・ドラクロワの「馬」の絵

「厩舎で戦うアラブ馬」(1860年)ウジェーヌ・ドラクロワ
・64.6×81cm、カンヴァスに油彩、ルーヴル美術館所蔵
3人目は巨匠ウジェーヌ・ドラクロワ(Eugene Delacroix、1798年~1863年)です。
今さら説明は不要かもしれませんが、言わずと知れたロマン主義を代表するフランスの画家。
意外といえば意外ですが、”馬の絵”もそれなりの数を制作していました。
おそらくテオドール・ジェリコーの影響を受けていたからでしょう。

「ライオンに襲われるアラブの騎手」(1850年頃)ウジェーヌ・ドラクロワ
・43.8×38.1cm、カンヴァスに油彩、シカゴ美術館所蔵
ただジェリコーと違うのは、より動きを伴った情熱さが読み取れる点でしょうか。
これは私の主観になってしまいますが、”馬の熱量”が感じられるのです。
もうちょっと分かりやすく言えば、”馬の体温”といった具合でしょうか。
平面のカンヴァスに”熱量”を表現できるって、さすがはドラクロワだと思いますね!
番外編… 国立西洋美術館のフュースリの絵!!

「グイド・カヴァルカンティの亡霊に出会うテオドーレ」(1783年頃)ヨハン・ハインリヒ・フュースリ
・276×317cm、カンヴァスに油彩、国立西洋美術館所蔵
最後に番外編として、もう一つ挙げたい名画があります。
ヨハン・ハインリヒ・フュースリ(Johann Heinrich Fussli)の作品です。
作品名は「グイド・カヴァルカンティの亡霊に出会うテオドーレ」で、現在は国立西洋美術館に所蔵されている作品。
普段は『常設展』で展示されているので、僕にとっては親しみのある絵です。
というか、国立西洋美術館の看板作品!と言っても過言ではないと思っています。

でもこの絵には、失恋した男性(亡霊)の復讐する場面が描かれています。
確かに私にとっては、名画には違いない作品ではあるけれど…
でも、決して縁起の良い絵には思えないわけです。(ll゚Д゚)怖ァ・・
というわけで、”番外編”という形で紹介させてもった次第です。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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