- 2026-2-15
- Impression (絵画展の感想)
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今回は”番外編”という形になりますが、先日行った「モネ ー 風景への問いかけ」展で私的に感じた事がありました。
…それは雪の日に”雪の絵画”を観ると、感慨もひとしお!だと。
私がアーティゾンに行った日は、あいにくの”雪”。
行こうと予定していた日に、まさか雪が降るとは…
最初はちょっと憂鬱気味になりながら、でもチケットを購入してしまっていた以上、行かざる負えないな~という感じでした。
でも、いざ行ってみると、この雪も決して悪くはないな~と。

今回アーティゾンで開催した「モネ ー 風景への問いかけ」展ですが、見所の一つに”雪の情景”があります。
これは私個人の考えになるけれど、モネは印象派の画家の中で、最も自然の本質を視ていた画家だと思っています。
だからモネの風景画を語る上で、晴れた日の風景や「睡蓮」も重要だけれど、雪や雨と言った荒れた風景画も外せない!と。

「かささぎ」(1868-1869年頃)クロード・モネ
・89.0×130.0cm、カンヴァスに油彩、オルセー美術館所蔵
事実、クロード・モネの描いた「かささぎ」は、私にとっては”名画”に相応しい!からです。
素人の私が”名画に相応しい”と語るのも恐れ多いですが、それだけ素敵な作品だと思っているわけです。
でも今日という”雪の日”に「かささぎ」を観ると、また普段とは違った印象をおぼえるものですね…
何というか、いつもよりも心に染み入るのです。
これは今日が雪だからでしょうか。
周りを見渡せば多くの人が立ち止まって観ていたので、それだけこの絵には魅了される何か?があったって事でしょう。
今思えば、私もいつもよりも長めに「かささぎ」に魅入っていた気がします。
さて…

「荷車、オンフルールの雪道」(1867年頃)クロード・モネ
・65.0×93.0cm、カンヴァスに油彩、オルセー美術館所蔵
魅入っていたといえば、この「荷車、オンフルールの雪道」も忘れてはいけないですね~。
さすがに今日の東京の雪積もり具合と比較すると、上↑の絵ほどではないにしろ、”雪道”という共通点では繋がっているからです。
(今日の東京の積もり具合は、およそ5cmくらいでしょうか。)
もしこの絵を晴れた日に観ていたら、おそらく今回ほどの感慨深さはなかったでしょう。

「ヴェトゥイユの雪景色」(1878-1879年頃)クロード・モネ
・52.5×71.0cm、カンヴァスに油彩、オルセー美術館所蔵
”その日の天候によって作品から受ける印象も変わる!”
これは私が思う印象派絵画の醍醐味だと思っています。
印象派絵画は”感じる”が大きなポイントだと思うので、観る側のコンディションも超大事!
その日の天候や気分によって感じ方も大きく変化すると思うのです。

「ヴェトゥイユの教会」(1879年)クロード・モネ
・65.5×50.5cm、カンヴァスに油彩、オルセー美術館所蔵
そういえば、この↑「ヴェトゥイユの教会」という作品も実に良かったな~。^^
一見すると”なんてことはない作品”だけれど、今日に限っては妙に惹かれてしまった。
もし今日が晴れた日だったら、おそらく今回ほど興味は示さなかったかもしれませんね。
…やっぱり今日という日が”雪の日”だからでしょう!

「雪景色」(1875年頃)ピエール=オーギュスト・ルノワール
・51.0×66.0cm、カンヴァスに油彩、オランジュリー美術館所蔵
同じ作品を何度観ても、毎回毎回違った印象を受ける。
だから印象派絵画はオモシロい!

「マルリー、クール=ヴォランの坂道、雪景色」(1877-1878年頃)アルフレッド・シスレー ※「クロード・モネ ー 風景への問いかけ」展より
・45.5×55.5cm、カンヴァスに油彩、オルセー美術館所蔵

「雪中の家とコルサース山」(1895年)クロード・モネ ※「クロード・モネ ー 風景への問いかけ」展より
・64.2×91.2cm、カンヴァスに油彩、上原美術館所蔵
晴れた日と、荒れた天気の日では、本当に作品の印象が分かってくるものです。
騙されたと思って、天気の違う日に観てほしいですね!^^

…というわけで
雪の日に雪の絵画を観た事で、改めて芸術のオモシロさ!を再確認できた。
そう思った今日この頃でした。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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