「コートールド美術館展」を観て! ~ロンドンの印象派美術館より…~

「コート-ルド美術館展」…東京都美術館にて

~ コート-ルド美術館展 魅惑の印象派 ~

 

ロンドンで印象派の美術館といえば…

コート-ルド・ギャラリーと言われるほど!

 

今回はそんな
コート-ルド美術館展」ついて話したいと思います。
※この企画展は東京の後は愛知、神戸と巡回開催します。

 

東京都美術館
…場所は上野にある東京都美術館でした。

コート-ルド美術館展 魅惑の印象派

  (東京開催の開催概)
会期:2019年9月10日(火)~12月15日(日)
場所:東京都美術館(東京都台東区上野公園8-36)

 

・・・

印象派と言えば
最近では人気の高いジャンルの絵画ですが…

実は最初の頃はあまり評価が高くはなかったのです。

 

…というか、
かなり評価が低かったと言われていました。

 

…もちろん
20世紀初頭のロンドンも例外ではなかったそうです。

「コート-ルド美術館」はイギリスのロンドンにある
ロンドン大学附属のコート-ルド美術研究所の美術館です。

実業家のサミュエル・コート-ルド氏が
当時あまり注目されていなかった印象派の作品を蒐集し設立しました。

 

考え…・思い…
実は美術館自体はそこまで大きくはないのですが、
サミュエル・コート-ルド氏は
共感した作品しか購入しなかったと言われているだけに、
こだわりや思い入れが強い作品が多いと言われています。

そういう意味でも
かなり期待度の高い企画展だと思います。

機会のある人はぜひ立ち寄ってみては??

 

さてそんな
「コートールド美術館展」の中身はというと…

 

この美術館は研究機関を備えているだけに、
作品の深い経緯や秘密を
科学的な視点から読み解いている点も注目!!”です。

そんなわけで
色々な発見がありそうですよね!

 

それでは、
まずはこれから…

「花咲く桃の木々」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

「花咲く桃の木々」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

これはゴッホの作品で花咲く桃の木々

 

ゴッホはこの絵についてこんな言葉を残しているそうです。

...この地のすべては小さく
庭、畑、木々、山々でさえまるで日本画のようだ
(ポール・シニャックに宛てた手紙の一部)

ゴッホは浮世絵に触れ日本画に夢中になっていきます。

もちろんこの絵にも”日本”を重ねていたそうです!
例えば右奥の方に白い雪をかぶった山は
まるで日本の富士山の様にも!!

 

絵を見て感動!
それにしてもこの絵を観ていると
不思議と”穏やかな気持ち”になりませんか!?

描いた場所は南仏の様ですが、
何だか日本の景色にも似ている様で…
ふと観ていて落ち着くのはそのためなのかも!?

とにかくゴッホの作品にしては
妙に心が洗われる作品だと思います。
(今展のお気に入りの1枚です!)

 

そしてモネの静物画花瓶

「花瓶」(1881年着手)クロード・モネ

「花瓶」(1881年着手)クロード・モネ

モネの作品としては珍しく静物画です。

実はモネはこういった絵は20枚くらい描いているそうです。

 

絵を見て感動!
実は今回一番惹かれた作品がこの絵なのです!
花の本質を見抜いた感じがとてもイイですよね!?

様々な色で構成された花は、
写実的ではないのに妙に存在感があるんですよね!!

 

て上の挙げたゴッホの「花咲く桃の木々
モネの「花瓶も前半部分で展示していたものでした。

どちらも観ていて実にイイ絵なので、
ぜひあなたも生で観てほしいと思います!

 

・・・

「大きな松のあるサント=ヴィクトワール山」(1887年)ポール・セザンヌ

「大きな松のあるサント=ヴィクトワール山」(1887年)ポール・セザンヌ

 

サミュエル・コート-ルド氏は
共感した作品しか蒐集しなかったと言われています。

その中でも特にお気に入りだった画家…
それがポール・セザンヌだったそうです。

 

「カード遊びをする人々」(1892年-96年)ポール・セザンヌ

「カード遊びをする人々」(1892年-96年)ポール・セザンヌ

これは見ての通り”カード遊びをしている光景”の絵です。

セザンヌは”カード遊び”をテーマにした絵を計5枚描いていて、
どれも高値で取引されるほど世界的にも評価が高いと言われています。

 

こんな事が…
実はふと思った事があったのですが…
もしその5枚すべてを一堂に観れる機会があったら…

それはまさに夢の共演だと思いませんか??

この夢は果たして叶う事はあるのだろうか??

 

実はセザンヌはこれ以外でも数枚展示していて…

・「レ・スール池、オスニー(1875年頃)
・「ノルマンディーの農場、夏(1882年)
・「ジャス・ド・ブッファンの高い木々(1883年頃)

どれもありふれた木々と緑の風景画ですが、
妙に印象深い風景画なのです。

こういう何気ない風景でも
作品になりえるのが印象派の醍醐味だと思います。

 

・・・

「桟敷席」(1874年)ピエール=オーギュスト・ルノワール

「桟敷席」(1874年)ピエール=オーギュスト・ルノワール

 

これは誰が見ても分かると思いますが、
ピエール=オーギュスト・ルノワールの作品です。

 

考え…・思い…
女性の美しい透き通る様な肌の表現や、
柔らかく軽やかな衣装の描写

まさにルノワールと分かる絵ですね。

実はこういった劇場の桟敷席をテーマにした作品は
当時としてはとても珍しかったそうです。

 

??
それだけに疑問に思うのは…
”ルノワールはなぜこの様な絵を描いたのか??”

当時劇場などの桟敷席という場所は
パリの最新ファッションを垣間見れる場所だったそうです。

つまりルノワールは当時のファッションを着飾った
美しい女性を描きたかったのかな?と思えてならないのです。

ルノワールは絵画に”美”を求めていたのはよく聞く話で、
このテーマを選んだのには
こういった理由があったのだろうと思うのです。

 

て…

「桟敷席」(1874年)ピエール=オーギュスト・ルノワール

「桟敷席」(1874年)ピエール=オーギュスト・ルノワール

この「桟敷席」をもう少し目を凝らして見て下さい!

 

画像ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、
女性の着ている衣装は白と黒の模様に見えますが、
実はそれ以外に青や黄色など様々な色が見て取れるのです。

こういった繊細さもルノワールならではだと思います。

 

考え…・思い…
ここまでゴッホやセザンヌ、
それからルノワールと挙げましたが、

どれもセンスがイイな~と思う作品ばかり!!

ここまで見てきた限りでも
「コート-ルド美術館展」は予想以上だと思いますね!!

 

それでは
「コート-ルド美術館展」の後半は…

 

コート-ルド美術館展 魅惑の印象派の開催概要】

(東京開催)
2019年9月10日(火)~12月15日(日)
場所:東京都美術館(東京都台東区上野公園8-36)

(愛知開催)
2020年1月3日(金)~3月15日(日)
場所:愛知県美術館
(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2)

(神戸開催)
2020年3月28日(土)~6月21日(日)
場所:神戸市立博物館(兵庫県神戸市中央区京町24)

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Category

2019年10月
« 9月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
ページ上部へ戻る