スウェーデンの動物画家”ブリューノ・リリエフォッシュ”について解説!

野生の動物(イメージ画像)

 

北欧がテーマの展覧会で、私が惹かれた画家を紹介したいと思います。

スウェーデンの動物画家ブリューノ・リリエフォッシュです。

 

今回は作品を交えながら、解説していこうと思います。

 

目次

スウェーデンの野生動物画家”ブリューノ・リリエフォッシュ”について解説
ブリューノ・リリエフォッシュの描く野生動物絵画

 

 

 

野生動物画家”ブリューノ・リリエフォッシュ”について解説

「カケス」(1886年)ブルーノ・リリエフォッシュ

「カケス」(1886年)ブルーノ・リリエフォッシュ

・51×66cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵

上は「スウェーデン絵画:北欧の光、日常のかがやき」展で観た作品で、私が特に魅了された一枚。

おそらく”ブルーノ・リリエフォルス”を初めて知った人も多いでしょう。

私は以前にも彼の作品は観た事があり、今回が初ではなかったのですが、でもこの絵には妙に惹かれるものがあったのです。

 

以前はあまり惹かれなかったのに、なぜだか分からないけど今回は魅了されてしまった。

絵画って本当に不思議なものですよね…。

これだから芸術鑑賞は止められないわけです。

 

「自画像」(1913年)ブルーノ・リリエフォッシュ

「自画像」(1913年)ブルーノ・リリエフォッシュ

・カンヴァスに油彩、ティール・ギャラリー所蔵

さて、”ブルーノ・リリエフォルス”ですが、スウェーデン出身の動物画家です。

主に野生の動物を描いた画家として知られています。

芸術の世界には多数の動物画家がいますが、”野生の動物”を得意とした画家はそうはいないでしょう。

そういう意味でも、実に興味深い画家だったりします。

もちろん作品も実に興味深く、とても観察眼に優れた画家なのが見て取れます。

 

「冬のキツネ」(1904年)ブルーノ・リリエフォッシュ

「冬のキツネ」(1904年)ブルーノ・リリエフォッシュ

・カンヴァスに油彩、ティール・ギャラリー所蔵

動物の描写も実に生々しく、まるで目の前に居るかの様!

単に絵が上手いだけでは説明が付かないのが分かります。

野生の動物に魅了され、生態やしぐさなど細部まで観察していたのが感じられる。

私的な言い方でいうと、動物への”が感じられるわけです。

観ている僕らが、絵に魅了されてのも分かる気がしますね!^^

”野生動物画家ブルーノ・リリエフォルス”と称されるのも納得です。

 

ブルーノ・リリエフォルス(Bruno Liljefors)

1860.5.14ー1939.12

スウェーデンの野生動物画家。ウブサラに生れ、ウップランドで没。デュッセルドルフ、パリに学ぶ。早くから日本画の細密描写とフランスの印象主義に影響されたが、それに加え冷やかな博物学者の観察と北欧的自然感情を基調として、森の野鳥や水禽の生態描写に没頭した。のちにストックホルムの美術アカデミーでも教えた。

・出典元:『新潮 世界美術辞典』

 

 

 

ブリューノ・リリエフォッシュの描く野生の動物絵画

「キツネの家族」(1886年)ブルーノ・リリエフォッシュ

「キツネの家族」(1886年)ブルーノ・リリエフォッシュ

・112×218cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵

説明をあれこれするのも何ですから、実際に彼の作品を観るのが一番だろうと思います。

先ほど挙げた『新潮 世界美術辞典』の説明にもある通り、ブリューノ・リリエフォッシュの特徴を言うと、”博物学者の観察と北欧的自然感情を基調”になるでしょうか。

 

「猫とズアオアトリ」(1885年)ブルーノ・リリエフォッシュ

「猫とズアオアトリ」(1885年)ブルーノ・リリエフォッシュ

・35×26.5cm、パネルに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵

特にポイントとなるのが、北欧的自然感情ではないでしょうか!?

正直言ってピンと来ない言葉ですが、私的解釈で言うと”自然と共に生きてきた北欧の人々の生き様”が感じられます。

 

「キツネ」(1885年)ブルーノ・リリエフォッシュ

「キツネ」(1885年)ブルーノ・リリエフォッシュ

・72×93cm、カンヴァスに油彩、ヨーテボリ美術館所蔵

 

「キツネと子犬」(1912年)ブルーノ・リリエフォッシュ

「キツネと子犬」(1912年)ブルーノ・リリエフォッシュ

・70×100cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵

一般的に言われる事ですが、北欧の人は自然との繋がりを大切にしていると言います。

自然と共に生活し、そして自然との繋がりで幸福感を得ている。

野生動物を描かせたら、北欧の画家に勝るものはないと思うのです。

 

「ワシミミズク」(1905年)ブルーノ・リリエフォッシュ

「ワシミミズク」(1905年)ブルーノ・リリエフォッシュ

・59×81cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵

特に私が魅了される部分は、動物の表情というか、”目”です。

動物の愛らしさというか、愛嬌というか、これは単に絵が上手いという言葉では済ませられない。

しっかりと野生動物と向き合っているからこそ描けると思うわけです。

それにしても、何度観ても実にイイ!!

画像でも素敵だと思うわけですから、実際の絵で観たらどれほどなのだろうか!?

 

「鷹の巣」(1886年)ブルーノ・リリエフォッシュ

「鷹の巣」(1886年)ブルーノ・リリエフォッシュ

・92.5×123cm、カンヴァスに油彩、ヨーテボリ美術館所蔵

 

「冬の野うさぎ」(1905年)ブルーノ・リリエフォッシュ

「冬の野うさぎ」(1905年)ブルーノ・リリエフォッシュ

・カンヴァスに油彩、ティール・ギャラリー所蔵

 

「ケワタガモ」(1894年)ブルーノ・リリエフォッシュ

「ケワタガモ」(1894年)ブルーノ・リリエフォッシュ

・80×96cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵

これは先日「スウェーデン絵画展」で見かけた作品です。

個人的な感想になりますが、こういった絵は非常に好きです!

シンプルながら、スゥ~と心に染み入るからです。

こういった絵を描けるのは、野生の風景画家”ブルーノ・リリエフォッシュ”だからでしょうか。

 

に、私の願望になりますが…

「ブリューノ・リリエフォッシュ展」なる、彼独自の展覧会でも開いてほしいものですね!^^

 

私の考え
現在、東京都美術館では「スウェーデン絵画展」が開催しています。
(開催は2026年4月12日まで)

参考:東京都美術館で「スウェーデン絵画展:北欧の光~」を観てきました。

今回紹介したブリューノ・リリエフォッシュの作品も数点展示されているので、興味のある方は行ってほしいと思います。

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Category

2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  
ページ上部へ戻る