- 2025-12-15
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絵画でクリスマスツリーを飾った気分を味わう!
これも一興ではないでしょうか。
本当なら実物のツリーを飾った方がイイのだろうけど、でも最近は…
(これも時代の流れというものでしょうね!?)
今回はツリーの描かれた絵画を探してみたので、いくつか紹介してみようと思います。
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【 目次 】 |
クリスマスツリーは、キリストと無関係!?

知っている人も多いだろうけど、クリスマスはイエス・キリストの降誕を祝う祭を意味しています。
実際の生まれた日は分かっていないですが、教会が12月25日と定めたのが始まりだそうです。
では、クリスマスツリーは?というと…
実のところ、キリストとは無関係だそうです。
キリストと関係のある飾りつけはあるものの、ツリーの由来は無関係!?
本当に意外な事実ですよね。

諸説はありますが、クリスマスツリーの起源は北ヨーロッパにいたゲルマン民族のお祭”ユール”で使用されていた樫の木だと言われているそうです。
その後樫の木をもみの木にすり替える事で、キリスト教と関連づけたというのが流れ。
”クリスマス=イエス・キリストの降誕祭”は非常に長い歴史があるけれど、ツリーを飾るという風習は比較的最近の事だったわけです。

「クリスマスツリーに寄り添う子供たち」レオポルト・フォン・カルクロイト
・41.5×49cm、カンヴァスに油彩、ワルシャワ国立美術館所蔵
子供の頃はツリーを飾って楽しむくらいしかなかったのに、大人となった今はこうやって意味や起源にも目を向けるようになった。
少なからず私も大人になったということでしょうか!?^^
とはいうものの、昔はツリーを飾っていたのに、最近では…
おそらく飾らない家も少なくなったのではないでしょうか。
今回はツリーの描かれた絵画をいくつか挙げていくので、ちょっとでも飾った気分を味わってもらえたら幸いですね。
クリスマスツリーの描かれた絵画で、飾った気分を味わおう!

「クリスマスツリー」(1911年)マリアンネ・フォン・ヴェレフキン
・30×42.3cm、水彩・テンペラ
探してみると、案外あるものですね!
”さすがにこれはないだろうな~”と思っていたものの、いざ「クリスマスツリー&絵画」で調べたところ、意外や意外?あるものですね。
さすがに数はそこまでではないにしろ、つくづく絵画の多様性にビックリしたわけです。

「ハッピー・クリスマス」(1891年)ヴィゴ・ヨハンスン
・127.2×158.5cm、カンヴァスに油彩、Hirschsprung Collection
ヴィゴ・ヨハンスン(Viggo Johansen)の作品です。
1851年~1935年に生きたデンマーク出身の画家。
参考として…

「クリスマス・イヴの光景(習作)」(1891年)ヴィゴ・ヨハンスン
・58×63cm、カンヴァスに油彩
「ハッピー・クリスマス」の習作と描かれた作品がこちら↑
こうやって見比べて観るのも、オモシロいですね!^^

「クリスマス・イヴ」(1913年)ロヴィス・コリント
・120×80.5cm、カンヴァスに油彩、レントス美術館所蔵
これはロヴィス・コリント(Lovis Corinth)の作品「クリスマス・イヴ」です。
印象派の作品で知られる、ドイツ出身の画家です。

「キロ邸のホールにあるクリスマスツリー」(1919年頃)マグヌス・エンケル
・62.5×51cm、カンヴァスに油彩
フィンランドの画家マグヌス・エンケル(Magnus Enckell)の作品です。
見て分かるように、ポスト印象派を感じさせる画風が特徴的!
ゴーギャンの影響を受けていたのは間違いないでしょうね。
”クリスマスツリー”という題材を描いていても、画家によって全く画風が違ってくる。
これはアートならではの醍醐味であり、味わいだろうと思います。
そして…

「クリスマスツリー」(1910年頃)Rudolf Bernhard Willmann
・48×32cm、油彩
最後に紹介するのが、ルドルフ・ベルンハルト・ヴィルマン(Rudolf Bernhard Willmann)の作品です。
1868年~1919年に生きたフランス出身の、主に静物画の分野で活躍した画家だそうです。
シンプルにツリーを描いた作品なのに、妙に惹き込まれてしまうから不思議です。
このインパクトあるビビットな感じの描き方と、構図の大胆さは凄い!の一言。
私が特に魅了された作品だったので、締めとして挙げされてもらいました。

どうだったでしょうか!?
ちょっとでもクリスマスツリーを飾っている気分を味わってもらえたら幸いですね。
本当なら実物を飾るのが一番かもしれませんが、時には絵画で味わうのもオモシロイと思います。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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