- 2026-6-21
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
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先日、六本木にある国立新美術館で、企画展「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」を観てきました。
イギリス人ファッションデザイナー”ポール・スミス”と、画家パブロ・ピカソという異色の組み合わせ!!
一体どんな感じなのだろうか???
何とも興味を惹く展覧会だと思いませんか!?^^
今回は展示の様子も交えながら、私の鑑賞レビューをしていこうと思います。
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【 目次 】 ・「ピカソ meets ポール・スミス」の展示風景とレビュー! |
展示構成と全体を通した私的レビュー!

先日、「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」を観てきました。
”見に行きたいけど、一体どんな展覧会なのだろう?”と、興味を持っている方も多いだろうと思います。
ファッションデザイナー”ポール・スミス”と、画家パブロ・ピカソという異色の組み合わせ!なので、巷でよくある展覧会とはちょっと趣向が違うからです。
そんなわけで、興味のある方はぜひ参考にしてほしいと思います。

まず私の率直な感想になりますが、一言で”オモシロイ!!”に尽きます。^^
今回の開催場所は六本木の国立新美術館というだけあって、結構広いスペースでの展示。
計16セクションで構成された展示で、作品の見せ方が非常に洒落ています!
オシャレというか、アーティスティックというか、まさにファッションデザイナーらしい演出でした。

※企画展「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」の展示風景
・セクション15:展覧会のピカソ
展示空間全体がデコレートされているので、実際に行かないと良さは分からないだろうな~と。
ある意味最近流行りの”インスタレーション・アート”みたいな感じですからね。
さて、「ピカソ meets ポール・スミス」展ですが、計16セクションで構成されています。
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「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」の展示構成 00:トロンプ・レスプリ(精神を欺くもの) |
さすがに全部を紹介するのもなんなので、ここでは特に気になったセクションに絞って話していこうと思います。
今展は撮影可能になっているので、参考としていくつかの画像も載せています。
興味のある方はぜひ参考に!
「ピカソ meets ポール・スミス」の展示風景とレビュー!

今回は計16セクションで構成された展示で、それぞれの空間がデコレートされているのが特徴。
作品のテーマというか、作風に合わせた壁色や装飾がされている作りになっています。

「室内のフクロウ」(1946年)パブロ・ピカソ ※企画展「ピカソ meets ポール・スミス」の展示風景より
・81×100cm、合板に油彩、パリ国立ピカソ美術館所蔵
例えば、”戦争”をテーマとした作品なら、空間全体が”黒一色”で染められているし…
作品で描かれている模様や背景が、そのまま空間装飾にも使われているといった具合。
作品と展示空間が”一つの作品”と化しているわけで、これは”LIVE感”で鑑賞してこそ一番楽しめる秘訣でしょうね。

※企画展「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」の展示風景
・セクション11: 一点もの

※企画展「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」の展示風景
・セクション13:ピカソのボーダーシャツ
というわけで、以下↓から私が特に気になったセクションを挙げていこうと思います。
今回挙げているのは展示作品のほんの一部なので、興味の持たれた方はぜひ足を運んでほしいと思います。
※参考⇒「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」の開催概要
01、『ヴォーグ(流行)』中の芸術家

※企画展「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」の展示風景
・セクション01:『ヴォーグ(流行)』中の芸術家
まずは、ファッション雑誌『Vogue』を使った展示から…
”Vogue”はフランス語で「流行」を意味する単語。
ここで展示されているのは、1951年5月号の『ヴォーグ・パリ雑誌』に書き入れられた落書きとも言えるデッサン。
ピカソは書物に絵を直接描いたり、小説のページにスケッチしたりしていました。
僕らが子供の頃に本や雑誌に落書きする様な感じでしょうか。
でも僕らの落書きと絶対的に違うのは、ピカソの場合は”絵が上手い!”のです。

※企画展「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」の展示風景

グロテスクな悪魔の様にも見えるし、遊び心を持ったユーモアにも見えるし…。
芸術家が描くと、なぜか”一つの芸術”に成りえる!から不思議ですね。
今回はそんなピカソの芸術に、ポール・スミスが味付けした展示というわけです。
05:アッサンブラージュとコラージュ

「グラスとタバコの箱」(1914年春)パブロ・ピカソ ※企画展「ピカソ meets ポール・スミス」の展示風景より
・26.5×35cm、木に油彩・ビーズ、パリ国立ピカソ美術館所蔵
こちらはアッサンブラージュとコラージュをテーマにしたセクション。
ポール・スミスの感性によって装飾された空間と、ピカソが制作したコラージュ作品が展示されているセクションになります。
美術においてアッサンブラージュ(Assemblage)は、様々な異なる素材を組み合わせて制作した立体的な芸術作品。
そしてコラージュ(Collage)は、様々な素材を貼り付けて制作する技法といった意味になるそう。
どちらも同じ様な意味になるでしょうか。

「帽子の男」(1915年)パブロ・ピカソ ※企画展「ピカソ meets ポール・スミス」の展示風景より
・63×51cm、カンヴァスに油彩・ビーズ、東京ステーションギャラリー所蔵
とにかく空間全体がこうもファッショナブルに装飾されていると、作品もファッショナブルに見えてくるから不思議です。
しかも壁の装飾が主張し過ぎる事もなく、ちゃんと作品を活かした感じになっているのは”流石!”の一言。
素人の私が言うのも何ですが、”ファッションデザイナーの成せる業!”といったところでしょう。
07:子ども時代

「トラックの玩具で遊ぶ子ども」(1953年)パブロ・ピカソ ※企画展「ピカソ meets ポール・スミス」の展示風景より
・130×97cm、カンヴァスに油彩、パリ国立ピカソ美術館所蔵
こちらはタイトルの通り”子供”を描いた作品が展示されています。
作品の中に描かれている模様な装飾が、そのまま壁にもあしらわれていて、室内と作品がちょうどよく調和されている展示になっています。

「人形を抱くマヤ」(1938年)パブロ・ピカソ ※企画展「ピカソ meets ポール・スミス」の展示風景より
・73.5×60cm、カンヴァスに油彩、パリ国立ピカソ美術館所蔵
展示数的には5点と少ないですが、室内全体が装飾されているので、妙なボリューム感まで感じられる。
これはこれで”オモシロイな~”と思う展示でした。
08:闘牛

「コリーダ:闘牛士の死」(1933年)パブロ・ピカソ ※企画展「ピカソ meets ポール・スミス」の展示風景より
・31×40cm、木に油彩、パリ国立ピカソ美術館所蔵
ここは”闘牛”というだけあって、全体的に”血がたぎる!”展示になったセクションです。
個人的に特に好きで、おそらく一番長居した場所だったと思います。

※企画展「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」の展示風景
・セクション08:闘牛
中でも私の目を惹いたのが、筆致の版画連作『ラ・タウロマキア』です。
これはピカソの画力の高さを垣間見れる作品だと思うので、純粋に見惚れてしまいました。^^

「刺した後で牡牛の死を告げる闘牛士(『ラ・タウロマキア(闘牛術)』のための挿図、第21葉)」パブロ・ピカソ ※企画展「ピカソ meets ポール・スミス」の展示風景より
・34.9×50.6cm、グアロ社製の紙に印刷、面取りされた銅板に手で腐食剤が施されたシュガーリフト・アクアチント、パリ国立ピカソ美術館所蔵

「牡牛を槍で突く(『ラ・タウロマキア(闘牛術)』のための挿図、第26葉)」パブロ・ピカソ ※企画展「ピカソ meets ポール・スミス」の展示風景より
・34.9×49.9cm、グアロ社製の紙に印刷、面取りされた銅板に手で腐食剤が施されたシュガーリフト・アクアチント、パリ国立ピカソ美術館所蔵
モノクロの作品ですが、ず~と観ていても見飽きない。
私的には”名画”と呼びたいですね!
09:ストライプ

「腕を重ねて座る女」(1937年)パブロ・ピカソ ※企画展「ピカソ meets ポール・スミス」の展示風景より
・81×60cm、カンヴァスに油彩、パリ国立ピカソ美術館所蔵
ここはタイトルの通り”ストライプ”で演出された空間による、ピカソ作品の展示でした。
特に説明は不要かもしれないですね!!
見ての通りの”ザ!ピカソ!!”って感じです。

「帽子をかぶった女」(1939年)パブロ・ピカソ ※企画展「ピカソ meets ポール・スミス」の展示風景より
・81×54cm、カンヴァスに油彩、パリ国立ピカソ美術館所蔵
ストライプ模様と言えば、ピカソの作品でも度々取り入れられている模様で、ボーダーシャツをイメージさせてくれます。
12:《草上の昼食》

「草上の昼食(マネに基づく)」(1960年)パブロ・ピカソ ※企画展「ピカソ meets ポール・スミス」の展示風景より
・130×195cm、カンヴァスに油彩、パリ国立ピカソ美術館所蔵
ここは地面が”芝(おそらく人工芝?)”で、草原が風でなびく音が流れる演出がされた空間でした。
そんな臨場感たっぷりな場所で、マネの「草上の昼食」をピカソなりの解釈で描いた作品が展示。
まさに、”インスタレーション・アート”といった感じの作品空間だったと思います。
肌で感じる展示は、目で見る作品よりも一層記憶に残る!というもの。
目と耳と足の感触、それから肌で感じる雰囲気!
これは実際に行って感じてほしいと思います。
…という感じで、私が特に気になったセクションを挙げてみました。

全体的な総評といえば、デザイナーらしい演出が加わったオシャレな展覧会だったと思います。
おそらく僕ら素人が演出しようとしても、これほどのものは出来ないでしょう。
改めて言いますが、”オモシロかった!”の一言になってしまいますね。

何度も言うようですが、個人的にはぜひ行って欲しい展覧会だと思います。
”LIVE感”の伴った内容ですから、実際に体感しないと良さは分からないと思うからです。
2026年9月21日(月)までの開催なので、興味のある方はぜひ足を運んでほしいと思います。
「ピカソ meets ポール・スミス」の開催概要

これは2023年にパリで開催されたピカソ没後50周年の特別展「Picasso Celebration: The Collection in a New Light !」を基とした国際巡回展。
また、今展は基本”撮影可能!”な展覧会なので、ぜひ一体際は撮影&鑑賞しながら楽しんでみるのもイイと思います。
さて、肝心の開催概要ですが…
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【 「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」の開催概要 】 ・会期:2026年6月10日(水)~9月21日(月・祝) ・時間:10:00~18:00まで(毎週金・土曜日は20:00まで) ・休館日:毎週火曜日 ただし8月11日(火・祝)は開館、8月12日(水)は休館 |
興味のある方は、ぜひ足を運んでほしいと思います。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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