- 2025-9-15
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
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先日、東京都現代美術館で「笹本晃 ラボラトリー」展を観てきました。
個人的には結構ハマった展覧会で、これは”一見の価値あり!”と思ったので、今回紹介しようと思った次第です。
それでは展覧会の様子も交えながら、私的レビューをしていこうと思います。
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【 目次 】 |
「笹本晃 ラボラトリー」を観てきました!(感想レビュー)

早速ですが、”笹本晃(ささもと あき)”というアーティストをご存知ですか!?
正直私はよく知らなかったわけですが、観たら思った以上に良かった!
というか、結構ハマってしまった!!
ぜひ観に行ってほしい!という気持ちも込めて、今回は簡単ですが「笹本晃 ラボラトリー」展のレビューをしていこうと思います。

「洗濯板ベルト ー メイドライト」(2016年)笹本晃
・洗濯板、皮、金属チェーン、調理器具
さて、入場して早速に目を惹く作品が登場です。
作品名は「洗濯板ベルト ー メイドライト」で、身近な物を使用して制作しているようです。
楽器の様にも見えて、でもアートと言われればそうとも思える。
正直言ってよく分からないわけですが、私はこれよりも奥に見える写真?に興味が行ってしまいますね。

「クッキング・ショー」笹本晃 ※アーカイヴァル・プリント
作品名”Cooking Show(クッキング・ショー)”
不思議と興味をそそられる作品です。
写真でありながら、ズシッと刺さる様な迫力も感じられる!個人的に好きな1枚ですね。
それにしても以前に何処かで見た事がある様な…、そんな懐かしさもあるから不思議ですね。

「ねじれた嘘」(2010年)笹本晃 ※ミクストメディア・インスタレーション
さて、ここまでの作品を観ても分かる様に、笹本晃さんはアーティストというか”パフォーマー”です。
現在は主にニューヨークを拠点に活動しています。
自身で作り上げた作品と一体となって、即興的なパフォーマンスを行うのを得意としています。
実は会期中に笹本晃さん本人による実演もあるそうです。
※笹本晃さんによるパフォーマンス期間:10月10日(金)~13日(月)、11月6日(木)~9日(日)開催。
インスタレーションやパフォーマンスは、実際に観るに限る!と思うので、興味のある方は要チェックですね。

「鋼の屈曲試験、鋼 / 真鍮の引張試験」(2017年)笹本晃
※シングルチャンネル・ヴィデオ、サウンド
そしてコチラが「鋼の屈曲試験、鋼 / 真鍮の引張試験」で、真鍮を引っ張り千切れる様子を映像化した作品です。
これを芸術というのか?
意見が分かれそうな作品ですが、僕的にはこういった思考の作品は好きですね!^^

何と言うか、”中二心をくすぐられる様な…”
展覧会名”ラボラトリー(実験室)”とある様に、実験要素もあって僕的にはとてもハマった作品でした。
計12分くらいの長さの映像ですが、僕は繰返して観てしまったほど!!
気が付けば夢中になって魅入ってしまいましたね!^^
今展では計30点程の作品が展示されいますが、思った以上に長居してしまったわけです。

「ストレンジ・アトラクターズ」(2010年)笹本晃 ※ミクストメディア・インスタレーション / パフォーマンス
・スチール、樹脂、コップ、みかんネット、ダンボール紙筒、円形クッション、棚、ガラス瓶、木炭、テーブル、懐中電灯など
様々な物が無秩序に集められ、まるで”カオス!?”と言った感じの作品です。
よく分からないけど、でも妙に惹かれてしまう!
笹本晃さんは、こういった作品に混じってパフォーマンスをしているようです。


「誤りハッピーアワー - 壁 / 扉」(2015年)笹本晃
・木製パネル、覗きレンズ、ピアノヒンジ、塗料、木炭
そして…

「スピリッツの3乗」(2020年)笹本晃 ※ミクストメディア・インスタレーション / パフォーマンス
・吹きガラス、ウィスキーグラス、遠心ファン、速度調節器、ダクトチューブ、部品、木材、工業部品など
これが今展で最もハマった作品「スピリッツの3乗」です
無造作にモノが集まり、それらが合体して実験室の様な世界観を醸し出している。

理解は出来ないけど、この世界観に身を置いているだけでも楽しい。


作品を観ていて、ふと”クスッ!”と笑ってしまう場面もありましたが、これこそ”笹本晃ワールド”の魅力かもしれませんね。

「流し台で社会の縮図」(2022年)笹本晃
・業務用シンク、アクリル、送風機、スピード調節器、かたつむりの殻、メラミンスポンジなど
今回は同時開催中の企画展「日常のコレオ」展の次いでだったのですが、結果的には非常に良かった!!^^
今後の活躍と作品は要チェック!

…そう思った「笹本晃 ラボラトリー」展でした。
「笹本晃 ラボラトリー」展の開催概要

特に映像やインスタレーション・アートはその場でしか味わえないものなので、興味のある方はぜひ足を運んでほしいと思います。
そんな「笹本晃 ラボラトリー」の開催概要は以下の通りになっています。
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【 『笹本晃 ラボラトリー』展の開催概要 】 ・会期:2025年8月23日(土)~11月24日(月)まで ・時間:10:00~18:00 ※展示室入場は閉館の30分前まで ・休館日:月曜日(9月15日、10月13日、11月3日、11月24日は開館)、9月16日、10月14日、11月4日 ・観覧料:一般は1,500円(20名以上団体は1,200円)、大学生・専門学校生・65歳以上は1,000(800円)、中高生は600円(480円)小学生以下は無料 |
興味のある方はぜひ足を運んでほしいと思います。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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