”カラヴァジェスティ(カラヴァジェスキ)”と彼らの作品たち

カラヴァジェスティカラヴァジェスキ作品たち

 

カラヴァジェスキ
もしくはカラヴァジェスティ

 

一言で説明するなら、
カラヴァッジョの絵画に影響を受けた画家たちを言います。

カラヴァジェスティとは?

…「Caravaggisti」
別の言い方では”カラヴァッジェスキ
もしくはカラヴァッジョ派とも言われています。

カラヴァッジョの作風をまねたり、
追随した人たちのことを総称して言います。

 

考え…・思い…
今回はそんなカラヴァジェスティの画家と
その作品について触れていきたいと思います。

 

”カラヴァッジョ”と言えば、
西洋絵画の歴史において最も影響力のあった画家の1人。

ルネサンス期の後に活躍した画家で、
バロック絵画の形成に大きく貢献したと言われています。

 

「カラヴァッジョの肖像画」(1621年頃)オッタヴィオ・レオーニ

「カラヴァッジョの肖像画」(1621年頃)オッタヴィオ・レオーニ

本名…ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ

作風は対象物を写実的に描きながら、
光と影を明確に分けて表現した画風が特徴

明暗のコントラストが強調されていて、
見る者に劇的な印象を与える作品が多いのが特徴です。

 

考え…・思い…
カラヴァッジョの絵画展を観ていくと、
ほぼ間違いなく
カラヴァジェスティという言葉を目にすると思います。

つまりそれだけカラヴァッジョという人の
後世への影響力が強かったのが伺えるわけです。

 

でも実はカラヴァッジョという画家は、
生涯弟子を持たなかったともいわれているのです。

カラヴァッジョの素行悪さや、
人殺しによって逃げ回っていたという理由もあると思いますが、
直接的にカラヴァッジョから指導をされた人がいなかったそうです。

 

考え…・思い…
でもカラヴァッジョの作品は高く評価されていて、
”天才”とまで称されるほどだったわけです。

例えばこんなエピソードもあって、
カラヴァッジョは作品を制作するにあたって、
下絵を描くことなく直接描いていたと言われています。

この事からもカラヴァッジョという画家の画力が
どれほど凄かったかが伺えると思います。

プロの画家たちがカラヴァッジョを認め、
そして真似ていったのも頷けますよね!!

 

それでは”カラヴァジェスティ”を代表する画家を
数名挙げたいと思います。

バルトロメオ・マンフレディ(Bartolomeo Manfredi)
 …イタリアの画家(1582年~1622年没)

ヘンドリック・テル・ブリュッヘン (Hendrick ter Brugghen)
 …オランダの画家(1588年~1629年没)

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(Georges de La Tour)
 …フランスの画家(1593年~1652年没)
 ※明暗のコントラストが特に特徴的で”夜の画家”とも言われています。

オラツィオ・ボルジャンニ (Orazio Borgianni)
 …イタリアの画家(1574年~1616年没)

 

・・・

「バイオリンを弾く若い女性」(1621年頃)オラツィオ・ジェンティレスキ

「バイオリンを弾く若い女性」(1621年頃)オラツィオ・ジェンティレスキ

・・・

「聖カルロ・ボッロメーオ」(1611-12年)オラツィオ・ボルジャンニ

「聖カルロ・ボッロメーオ」(1611-12年)オラツィオ・ボルジャンニ

 

絵を見て感動!
作品を観てどう思いますか??
どの作品も明暗のコントラストが強調していて、
キャンバスから飛び出してくる様な迫力がありませんか!?
まさに劇的という感じですね!!

 

そして~

考え…・思い…
ここである1人の画家を忘れてはいけません!!

バロック絵画を代表するオランダの画家で
光の画家の異名を持つ…

・・・

「自画像」(1640年)レンブラント・ファン・レイン

「自画像」(1640年)レンブラント・ファン・レイン

...”レンブラント・ファン・レインです。

 

実はレンブラント
カラヴァッジョの影響を受けたと言われています。

考え…・思い…
こうみるとカラヴァッジョが与えた影響は、
かなり大きいのが分かりますね!

カラヴァッジョの作品を観るのも愉しいものですが、
その背景や影響を与えた画家たちにも目を向けてみると、
こんな風に色々な作品が広がってくるのです。

 

本当に絵画って観れば観るほど…
そして
知れば知るほど
楽しくなってきますね!!

 

【 カラヴァッジョ関連の記事 】
「カラヴァッジョ展」~日伊国交150年~
カラヴァッジョと作風について
『エマオの晩餐』…エマオの意味とそして~

 

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コメント

    • そら
    • 2016年 3月 18日

    逆です。カラヴァッジョという都市は昔からあり、カラヴァッジョはミラノ生まれですが、
    カラヴァッジョ村で育ったので、
    本名はミケランジェロ・メリージだけれど、カラヴァッジョと名乗ったのです。
    カラヴァッジョが大好きなので修正させて頂きました。

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B1%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%83%E3%82%B8%E3%82%AA

    • goro
    • 2016年 3月 19日

    コメント有難うございます。
    そしてご指摘有難うございます。
    絵画について伝えているサイトとして、間違った事実を書いてしまった事は恥ずかしい事ですね。
    改めて修正しました。
    有難うございました。

    • そら
    • 2016年 3月 22日

    @goro
    美術展に行くと、心が癒されますよね。
    私はイタリアもカラヴァッジョも大好きなのでついつい出過ぎた真似をしてしまい、
    申し訳ありませんでした。
    goroさんの書いた記事色々読ませて頂きましたが、絵画をとても楽しんでみていらっしゃるな!
    と思い、楽しく拝見しました。来週私はボッティチェリ展を見に行くので、自分はどんな感想を持つかな?
    と楽しみにしています。

    • goro
    • 2016年 3月 23日

    記事を読んでいただいてありがとうございます。
    コメントもそうですが、指摘は本当にありがたいものです。
    私が個人的に製作しているサイトだけに、
    どうしても間違いに気づかない事もあると思うので…。

    数年前になりますが、
    最初は無理やり美術館に連れて行かされた記憶があります。
    でも不思議なもので、
    今ではここまで絵画が好きになるとは思ってもいませんでした。

    私なりにあれこれ好き勝手に記事を書いていますが、今後も見てくれたら幸いです。

    「ボッティチェリ展」楽しんで下さいね!!
    おそらく好きな作品が見つかると思います。

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