何とも寂しげ!? 交番横で座り込む彫刻「はぐれっこ」

数寄屋橋交番横で座り込む岩野勇三の彫刻「はぐれっこ」

 

人通りが多い場所にも関わらず、意外と知られていない!?

今回紹介する岩野勇三(いわの ゆうぞう)氏の彫刻はぐれっこもその一つ。

 

場所は地下鉄銀座駅から歩いてすぐにある数寄屋橋交番の横。

近くには有楽町マリオンがあるので、意外と通り過ぎている人も多いのではないでしょうか。
(住所:中央区銀座4丁目1番4号)

 

数寄屋橋交番横で座り込む岩野勇三の彫刻「はぐれっこ」
見て分かるとおり、寂しげに座り込んでいる様子が実にリアル!

しかも建っている場所が交番横だけに、余計に寂し気な様子が伝わってくるから不思議です。

まさに”背景と調和した芸術!”といったところでしょうか。

 

私の考え
て、芸術を愛する私の持論になりますが、街中の彫刻は背景との調和がポイント!だと。

つまり、周りの背景によって彫刻のイメージも変化すると思っています。

例えば、公園で座り込んでいれば、一人で遊ぶ子供に見えるし…。

今回の様に交番の横に座り込んでいれば、親とはぐれ一人寂しく座り込んでいる様にも見える。

絵画で例えるなら、カンヴァスが彫刻そのもので、額縁が背景といった感じでしょうか。

 

岩野勇三

1931年(昭和6年)7月9日、新潟県高田市で生まれる。佐藤忠良よりデッサンを学び、彫刻家を志す。後に東京造形大学教授を務め、新制作協会会員となる。1987年(昭和62年)8月25日、56歳の若さで亡くなる。

・代表作、『笹と少年』、『まつり』、『なほ(裸婦像)』など

 

数寄屋橋交番横で座り込む岩野勇三の彫刻「はぐれっこ」
芸術は美術館で見るもの!と思う人も多いでしょう。

でも街中にある彫刻(俗にパブリックアート)も、れっきとした”芸術”だと思うわけです。

街中を歩いているだけで、しかも無料で鑑賞できる!

これは見逃すのは実に勿体ない!!

 

銀座に行った際は、ぜひ一目でもいいですから観てほしいですね。^^

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Category

2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
ページ上部へ戻る