- 2025-6-8
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
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人通りが多い場所にも関わらず、意外と知られていない!?
今回紹介する岩野勇三(いわの ゆうぞう)氏の彫刻「はぐれっこ」もその一つ。
場所は地下鉄銀座駅から歩いてすぐにある数寄屋橋交番の横。
近くには有楽町マリオンがあるので、意外と通り過ぎている人も多いのではないでしょうか。
(住所:中央区銀座4丁目1番4号)
見て分かるとおり、寂しげに座り込んでいる様子が実にリアル!
しかも建っている場所が交番横だけに、余計に寂し気な様子が伝わってくるから不思議です。
まさに”背景と調和した芸術!”といったところでしょうか。
さて、芸術を愛する私の持論になりますが、街中の彫刻は背景との調和がポイント!だと。
つまり、周りの背景によって彫刻のイメージも変化すると思っています。
例えば、公園で座り込んでいれば、一人で遊ぶ子供に見えるし…。
今回の様に交番の横に座り込んでいれば、親とはぐれ一人寂しく座り込んでいる様にも見える。
絵画で例えるなら、カンヴァスが彫刻そのもので、額縁が背景といった感じでしょうか。
岩野勇三 1931年(昭和6年)7月9日、新潟県高田市で生まれる。佐藤忠良よりデッサンを学び、彫刻家を志す。後に東京造形大学教授を務め、新制作協会会員となる。1987年(昭和62年)8月25日、56歳の若さで亡くなる。 ・代表作、『笹と少年』、『まつり』、『なほ(裸婦像)』など |
芸術は美術館で見るもの!と思う人も多いでしょう。
でも街中にある彫刻(俗にパブリックアート)も、れっきとした”芸術”だと思うわけです。
街中を歩いているだけで、しかも無料で鑑賞できる!
これは見逃すのは実に勿体ない!!
銀座に行った際は、ぜひ一目でもいいですから観てほしいですね。^^
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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