ゴッホの描いた「糸杉」 …花言葉と絵画に込めた意味

糸杉のある風景

 

画家”フィンセント・ファン・ゴッホ”は
糸杉」というモチーフの絵画を何枚も描いていたのは有名な話です。

もちろん何枚も描くって事は、
それなりに思い入れがあったからだと思うのですが…。

 

ゴッホは一体どんな意味を糸杉に込めたのだろう??

今まで以上にもっと絵画を愉しむためにも
ぜひこの事は知っておいて損はないと思うのです。

 

「糸杉」の花言葉とゴッホの作品を見ながら、
その込められた意味を探ってみたいと思います。

 

 

糸杉”と花言葉について

 

まずはこの「糸杉」を見て下さい。

「糸杉」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

「糸杉」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

ファン・ゴッホの代表作糸杉(1889年)

これは「ゴッホ展」で観れる作品です。
(兵庫展は2020年1月25日(土)~2020年3月29日(日)まで開催。)

 

絵を見て感動!
先日実際にこの「糸杉」を観に行ってきましたが、
これは物凄い衝撃と迫力だったのを覚えています。

おそらくあなたも見たら同じ様に感じるでしょうね。
渦を巻く感じの躍動感と迫力は物凄い!!

しかもゴッホは厚塗りが特徴の画家です。
盛られた絵の具が光で反射して、
糸杉が独特な存在感を醸し出しているのも魅力的です。

この絵はゴッホにしか描けない代物だと思いますね!

 

てそんな糸杉についてですが…

 

糸杉のある風景
糸杉とはヒノキ科のイトスギ属の総称をいいます。

主にヨーロッパ方面では
街路樹や公園樹として植えられているそうです。

それからここで”ピン”と来た人もいると思いますが、
クリスマスツリーにもよく使われる木なのです。

それにイエス・キリストが磔にされた十字架は
実はこの木から作られていたという話もあるそうです。

しかも
地域によっては神聖な木として崇拝されていたりします。

 

ここまで見る限り
”糸杉”は縁起が良さそうな感じがすると思います。

 

も…

実は”糸杉の花言葉”は…

糸杉
糸杉の花言葉哀悼絶望

糸杉は俗にを象徴する木と言われているのです。

 

あまり良い花言葉ではないですよね!

 

糸杉の花言葉が分かってくると、
今度はゴッホがどんな意味をこの糸杉に込めたのか??

それも自ずと分かってくるかもしれません。

 

 

ゴッホはどんな意味をこの”糸杉”に込めたのだろう!?

ゴッホは耳切事件や自殺騒動があったりと、
かなり精神的に病んでいた時期があった事は知っていると思います。

それはゴッホが感受性が豊か過ぎたからだともいわれています。

 

でもゴッホのそんな性格があったからこそ
素晴らしい絵画が生まれたのかしれないわけですが…

・・・

「糸杉のある小麦畑」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

「糸杉のある小麦畑」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

フィンセント・ファン・ゴッホ糸杉のある小麦畑(1889年)

 

「糸杉のある小麦畑」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

「糸杉のある小麦畑」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

フィンセント・ファン・ゴッホ糸杉のある小麦畑(1889年)

実はゴッホがこの”糸杉”を繰り返し描いていた時期は、
ゴッホが亡くなる前の年”1889年頃”でした。

つまりゴッホが精神的な病で療養所へ入所していた頃。

精神的に病んでいた時に描いていたわけです。

 

「糸杉のある小麦畑」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

「糸杉のある小麦畑」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

フィンセント・ファン・ゴッホ糸杉のある小麦畑(1889年)

この上の作品を見る限り、
ゴッホが精神的に病んでいたという感じはしませんよね。

 

・・・

「星月夜」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

「星月夜」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

フィンセント・ファン・ゴッホ星月夜(1889年)

 

絵を見て感動!
でもこの「星月夜」は、
ちょっと度が過ぎる感じがしないでもない。

異常なまでの空のうねり様は、
かなり躍動的で不安定な感じがするくらいです。
でもこれがゴッホらしい所でもありますが…。

 

実はこの頃に弟テオはゴッホの作品に対して、
これまで以上に色彩に迫力がある!
とも言っているそうです。

テオは絵画から
ゴッホの変化を読み取っていたのかもしれないのです。

 

糸杉(cypress)

を象徴する木と言われる糸杉

そして
亡くなる前にゴッホが好んで描いていた

 

ここまでを読み解くと
ゴッホのこんな心理が見えてくるそうです。

 

ゴッホは”自分の死”を予期し、それを「糸杉」に込めていた。

 

実際この頃ゴッホが弟のテオに宛てた手紙では
糸杉がいつも心を占めている”と書いているそうです。

 

「糸杉と星の見える道」(1890年)フィンセント・ファン・ゴッホ

「糸杉と星の見える道」(1890年)フィンセント・ファン・ゴッホ

 

考え…・思い…
自分の死が近い事を予感していたからこそ、
死を象徴する糸杉を繰り返し描いていたのかもしれませんね。

とにかくゴッホと”糸杉”には、
深いつながりがある様に思えてならないのです。

 

さてファン・ゴッホが晩年に描いた「糸杉」は、
「ゴッホ展」で実際に見る事が出来ます。

「糸杉」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

「糸杉」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

約7年ぶりにこの「糸杉」が展示されるのです。

ぜひ今回の話を参考に、
実際にゴッホの描いた絵画を生で味わってみては?

何かしらゴッホの心理を読み取れるかもしれませんよ!

・・・

ゴッホ展 東京

・期間:2019年10月11日(金)~2020年1月13日(月)まで
・会場:上野の森美術館
 (東京都台東区上野公園1-2)

ゴッホ展兵庫

・期間:2020年1月25日(土)~2020年3月29日(日)まで
・会場:兵庫県立美術館
 (神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
・時間:10:00~午後6:00
 ※金曜、土曜は午後8:00まで(入館は閉館の30分前まで)
・休館:月曜日(祝休日の場合は開館、翌火曜日は休館)

 

ゴッホの生き方と深い関りがありそうな
を象徴する”糸杉”という木

 

ぜひこの機会に観る事をおすすめします!

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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