国立西洋美術館の所蔵作品には、どんな静物画があるの!?

静物画(Still-Life)の魅力...

 

西洋画の王道とも言える作品を、数多く所蔵している国立西洋美術館です。

一体どんな静物画があるのだろう?”と気になりませんか?

 

最近は本当に便利になったもので”作品検索”を使えば、美術館の所蔵作品を手軽に調べられるようになりました。しかも、検索結果で挙がった作品が”展示中”なのかどうかも分かるし、それを参考に実際に美術館に言えば本物と出会えるわけですから!

本当に便利な機能だと思いますよね。^^

 

今回は私自身興味もあったので、どんな静物画があるのか調べてみたのです。

 

 

国立西洋美術館に所蔵されている静物画は?

どこで見れるの!?

現在約6,000点を超える作品を所蔵していると言われる国立西洋美術館です。普通に考えたら、そこから静物画だけをピックアップするって難しい。でも最近は本当に便利な世の中になったので、検索機能を使えば本当にあっという間です。

 

「果物籠のある静物」(1654年頃)コルネリス・デ・ヘーム

「果物籠のある静物」(1654年頃)コルネリス・デ・ヘーム

・44.5×72.5cm、板に油彩、国立西洋美術館所蔵

コルネリス・デ・ヘームは17世紀に活躍したネーデルラント出身の画家。当時静物画家として有名だった父ヤン・ダーフィッツゾーン・デ・ヘームから絵画を学び、同じく静物画家としての道を歩んだ画家です。

見て分かる通り、本物の様なリアルな描写は必見ですね。光の当たり具合や艶は純粋に凄い!の一言。さすがに近寄って見れと、絵なのは分かりますが。ちょっと離れて見ると、まるで目の前にその物があるかの様です。この作品は「常設展」でもよく展示されるので、ぜひ行った際は見てほしいですね。

※ここで挙げている画像はpublic domainや著作権切れなど、使用可能な素材を選び使用しています。

 

「果物籠と猟鳥のある静物」フアン・バン・デル・アメン

「果物籠と猟鳥のある静物」フアン・バン・デル・アメン

・75.4×144.5cm、カンヴァスに油彩、国立西洋美術館所蔵

 

ここでCheck!
さて今回私が調べた方法を、ちょっと紹介したいと思います。

国立西洋美術館の公式サイトのトップページから「作品を知る」⇒「作品検索」のページに飛びます。すると”所蔵作品検索”が目の前に表れます。そして気になるワードを入力すればOK。簡単ですよね。

今回私は、キーワードを”静物”、分類を”絵画”で入力し検索してみました。すると20点ほどの作品が挙がってくるではないですか。本当はもっとあるとは思いますが、キーワードが静物なので説明欄やタイトル名に”静物”の文字がないと挙がってこないのかもしれないですね。

 

「猟の獲物と野菜のある静物」(1648年)アドリアーン・ファン・ユトレヒト

「猟の獲物と野菜のある静物」(1648年)アドリアーン・ファン・ユトレヒト

・81.5×115.5cm、カンヴァスに油彩、国立西洋美術館所蔵

これはアドリアーン・ファン・ユトレヒトが晩年に描いた作品です。(1599年生ー1652年没)

右に見える茶色のバケツには小さな鳥たちが描かれていて、左には兎、キジ、ダチョウといった大きめの動物たち。手前には西瓜やアーティチョークが置かれています。動物や野菜が入り乱れ、組み合わさった静物画ですね。様々な物がごちゃごちゃにあっても、でも不思議とバランス感が保たれている。描く前に、物の配置や構図を考えていたのが感じられますね。

 

「静物(水差し、花、果物)」(1865年)アンリ・ファンタン=ラトゥール

「静物(水差し、花、果物)」(1865年)アンリ・ファンタン=ラトゥール

・59.1×51.5cm、カンヴァスに油彩、国立西洋美術館所蔵

これはアンリ・ファンタン=ラトゥールの静物画です。

暗い背景と手前の白いクロスというコントラストで、果物をより際立っているいる感じがする作品です。もちろん後ろにある花も一際美しく描かれています。この作品の一番のポイントは”コントラスト”に尽きるでしょうね。

 

「花」ヴィクトリア・デュブール(ファンタン=ラトゥール)

「花」ヴィクトリア・デュブール(ファンタン=ラトゥール)

・42.7×47.8cm、カンヴァスに油彩、国立西洋美術館所蔵(松方コレクション)

ヴィクトリア・デュブールは、上で紹介したアンリ・ファンタン=ラトゥールの妻で画家。特に花の静物画を得意としていた様です。国立西洋美術館では、デュブールの作品が2点ほど所蔵されています。両方とも花の静物ですが、「常設展」でもたまに展示されるので、ぜひこの機会にチェックしておいてほしいですね。

 

 

 

「ヴァニタス ー 書物と髑髏のある静物」(1663年)エドワールト・コリール

「ヴァニタス ー 書物と髑髏のある静物」(1663年)エドワールト・コリール

・56.5×70.0cm、板に油彩、国立西洋美術館所蔵

ヴァニタスは静物画のジャンルの一つで、特に16~17世紀のフランドルやネーデルランドで頻繁に描かれました。髑髏(どくろ)が描かれていると、ちょっと不気味にも感じてしまいますが、”はかなさ”や”空虚”といった意味が込められている、つまり寓意的な作品でもあるわけです。

 

「シャボン玉を吹く少年と静物」(1635‐36年頃)ヘーラルト・ダウ

「シャボン玉を吹く少年と静物」(1635‐36年頃)ヘーラルト・ダウ

・48.0×39.7cm、板に油彩、国立西洋美術館所蔵

少年が描かれてはいますが、一応静物画に属する作品の様です。それから、ちょっと分かりにくいですが、少年は翼を生やした天使として描かれている点がポイント!

 

ダウ(Gerard Dou)1613-75

17世紀オランダの風俗画家。1628年にレンブラントの弟子となり、32年に独立。若くしてレイデン画壇の中心人物となり、48年にはステーンとともに同地の画家組合の創設に尽力。初期の宗教画などには強い明暗法などにレンブラントからの影響が見られるが、中期以降はもっぱら穏やかな風俗画を手がけた。アーチ形の窓枠の中に1人ないし2人の人物を配した構図に特徴がある。細密描写の入念さで好評を博し、「細密な絵画」と称され、ヨーロッパ各地で競って収集された。

・出典元:「西洋絵画作品名辞典」

 

アーチ型の窓枠内に人物を描く構図は、画家ヘーラルト・ダウ独特の特徴です。アーチ型構図はトロンプ=ルイユ(だまし絵)の効果を狙ったものと言われていて、ダウの作品の多くがこういった構図なのも面白い!見かけた際は、気に留めてほしいですね。

 

「作品検索機能」を参考に、今回静物画をいくつか挙げてみましたが、出来るなら画像ではなく本物を観てほしい!!実際に美術館に行けば、今回紹介した作品と対面できるわけですから。所蔵作品は主に「常設展」で展示される場合が多いので、ポイントは「常設展」ですよ!!

 

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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