オランダのアムステルダムで最大規模の「フェルメール展」が開催!

アムステルダム国立美術館

 

次第に明らかになる展示作品。それに伴って高まる羨ましい気持ち!

 

オランダのアムステルダム国立美術館で世界最大規模の「フェルメール展」が開催!

この「フェルメール展」は、2023年2月10日~6月4日まで開催の展覧会で、日本でも人気高い名画「真珠の耳飾りの少女」や「デルフトの眺望」も展示されます。海を越えた日本でも話題性抜群のニュースです。

でも如何せん開催されるのは、オランダのアムステルダム美術館です。今回の「フェルメール展」は、私の想像を超える規模の内容だけに、出来ることなら日本で開催してくれればな~と思うわけですが…。本当に羨ましく思う今日この頃なのです。

 

さて、個人的に気になる展覧会「フェルメール展」について、展示予定の作品などを交えて話していこうと思います。

 

 

アムステルダムの「フェルメール展」は何が凄いの!?

何が凄いの!?

近年日本で開催された「フェルメール展」で、規模が大きいものと言えば2018年に行われた展覧会になると思います。実際私も観に行きましたが、その展覧会では計8点のフェルメール作品が展示されました。当時の印象としては結構凄いな!?という感じでした。

でも、今回アムステルダムで開催の「フェルメール展」は、私たちの想像を超えるくらい次元が違い過ぎます。なにせ展示作品数が28作品という時点で、いかに規模が凄いかが分かると思います。現存する作品でフェルメールとされているのは約35~37点なので、28点という数字がいかに凄いかが分かりますよね。

でも注意してほしいのが、同時期に28点すべてが展示というわけではない様で、時期によっては見れる作品もあれば、見れないものもあるそうです。

 

「牛乳を注ぐ女」(1658-1659年)ヨハネス・フェルメール

「牛乳を注ぐ女」(1658-1659年)ヨハネス・フェルメール

・45.5×41.0cm、カンヴァスに油彩、アムステルダム国立美術館所蔵

さて、28作品という事は、もちろん人気のあるフェルメール作品が展示されたりします。現在計37あるとされるフェルメール作品で、人気作品としてトップにランクされる作品に「真珠の耳飾りの少女」があります。他には「デルフトの眺望」や「牛乳を注ぐ女」もトップ3に入るほどの人気です。もちろん今回のアムステルダムでも今挙げた3作品は展示される様です。

日本でも人気高いフェルメール作品が28点展示される!アムステルダム美術館の鑑賞ツアーなるプランが発売されるのも頷けますよね。

 

 

アムステルダムの「フェルメール展」で展示される作品は何!?

美術館

ところで、オランダのアムステルダム国立美術館で展示される28点のフェルメール作品は何だと思いますか?

徐々に展示内容も明らかになってきて、作品リストも公開されてきました。これまで数あるフェルメール作品を見てきた私としても、リストを見ながら”見たことある!”と思う作品も結構あります。下↓で展示される作品を挙げてみたので、ぜひあなたの記憶と照らし合せてみてはどうでしょう?

 

1 マリアとマルタの家のキリスト 1654-55年 エディンバラ、ナショナル・ギャラリー
2 聖プラクセディス 1655年 国立西洋美術館(東京)
3 ダイアナとニンフたち 1655-56年 マウリッツハイス美術館(ハーグ)

フェルメールと言えば風俗画が一般的に知られていると思いますが、実は初期は神話画や物語画も数点制作しています。「聖プラクセディス」は現在上野の国立西洋美術館でも見る事が出来る作品で、日本では唯一のフェルメール作品です。今回は日本からも貸し出されるというのが興味深い点ですね。

 

「マリアとマルタの家のキリスト」(1654年‐1655年)ヨハネス・フェルメール

「マリアとマルタの家のキリスト」(1654年‐1655年)ヨハネス・フェルメール

・158.5×141.5cm、カンヴァスに油彩、スコットランド国立美術館所蔵

これはフェルメールの初期の作品「マリアとマルタの家のキリスト」で、「ルカの福音書」に基づく話を描いた宗教画です。中央で食事のおもてなしをしている女性はマルタ。左でイエス・キリストの話を聞き入っている女性がマリア。イエス・キリストを招き入れ歓待するが、マリアはイエスの話しに聞き入ってしまうばかり。マルタはもてなしの手伝いをしようとしないマリアへ腹を立てます。しかしイエスはマリアの態度の方が正しいと語るのでした。

ちなみに、マリアの後ろに見えるタペストリーは、「眠る女」にも登場してくるのでチェックして見るとイイと思います。

 

4 取り持ち女 1656年 ドレスデン絵画館
5 窓辺で手紙を読む女  1657-58年 ドレスデン絵画館 
6 士官と笑う娘 1657-58年 フリックコレクション(ニューヨーク)
7 牛乳を注ぐ女 1658-59年 アムステルダム国立美術館
8 小路 1658-59年 アムステルダム国立美術館
9 紳士とワインを飲む女 1659-61年 ベルリン美術館絵画館
10 稽古の中断 1659-61年 フリックコレクション(ニューヨーク)
11 デルフトの眺望 1660-61年 マウリッツハイス美術館(ハーグ)

 

「窓辺で手紙を読む女(修復後)」(1657‐58年頃)ヨハネス・フェルメール

「窓辺で手紙を読む女(修復後)」(1657‐58年頃)ヨハネス・フェルメール

・83.0×64.5cm、カンヴァスに油彩、ドレスデン絵画館所蔵

最近日本で展示された作品「窓辺で手紙を読む女(修復後)」が展示されるのも気になるポイント!キューピッドが描かれた修復後の姿が今回アムステルダムでも展示されます。個人的には修復前の感じが好きですが、多くの人は修復前と後のどちらが好みなのだろう?ちょっと気になる疑問ですね。

 

12 青衣の女 1662-64年 アムステルダム国立美術館
13 真珠の首飾りの女 1662-64年 ベルリン美術館絵画館
14 天秤を持つ女 1662-64年 ワシントン・ナショナルギャラリー
15 リュートを持つ若い女 1662-64年 メトロポリタン美術館
16 赤い帽子の女 1664-67年 ワシントン・ナショナルギャラリー
17 手紙を書く女 1664-67年 ワシントン・ナショナルギャラリー
18 真珠の耳飾りの少女 1664-67年 マウリッツハイス美術館(ハーグ)
19 フルートを持つ女 1664-67年 ワシントン・ナショナルギャラリー
20 婦人と召使い  1665-67年 フリックコレクション(ニューヨーク)
21 地理学者 1669年 シュテーデル美術館(フランクフルト)

 

「天秤を持つ女」(1662年‐1664年)ヨハネス・フェルメール

「天秤を持つ女」(1662年‐1664年)ヨハネス・フェルメール

・42.5×38.0cm、カンヴァスに油彩、ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵

天秤を持つ女」は以前日本で1度だけ来日した事があるそうですが、私はまだ見た事がない作品なので、ぜひ1回は見たいものですね。さて、ここでちょっと注目したい点が、奥に描かれている画中画「最後の審判」。この画中画によって、様々な解釈がされているわけですが、果たして真相はいかに!?ちなみに、描かれている女性はフェルメールの妻”カタリーナ”だと言われています。

 

22 レースを編む女 1669-70年 ルーヴル美術館、パリ
23 恋文 1669-70年 アムステルダム国立美術館
24 ヴァージナルの前の女  1670-72年 ライデンコレクション
25 ヴァージナルの前に立つ女  1670-72年 ロンドン・ナショナル・ギャラリー
26 手紙を書く女と召使い  1670-72 アイルランド国立ギャラリー、ダブリン
27 信仰の寓意 1670-74年 ニューヨーク・メトロポリタン美術館
28 ヴァージナルの前に座る女 1675年 ロンドン・ナショナル・ギャラリー
 
「恋文」(1669‐70年頃)ヨハネス・フェルメール

「恋文」(1669‐70年頃)ヨハネス・フェルメール

・44.0×38.0cm、カンヴァスに油彩、アムステルダム国立美術館所蔵

フェルメールは作品の中に絵画作品を頻繁に描いています。俗に”画中画”と呼ばれるものですが、この「恋文」でも後ろに”波風に揺られる船”の絵が描かれています。傾く船の絵から、女性の揺れ動く恋心を象徴しているのか?それとも、今後の波乱に満ちた恋愛模様を暗示しているのか?あなたはこの画中画から、どんな解釈をしますか?

 

 

アムステルダムの「フェルメール展」で、私が見たい3作品!

コレが観たい!

これまで日本でも数多くのフェルメール作品が来日してきました。私も何度も観てきましたが、今回のアムステルダムの28作品という数は、羨ましい限りですね!もし可能なら、日本でも開催してもらいたい!というのが本音です。

さて、この28点の作品の中で、私が見たい!もしくはまた観たい!という作品があります。個人的な感想も交えて、その3作品を挙げてみたいと思います。

 

見たいフェルメール作品1 …「デルフトの眺望

「デルフトの眺望」(1659年‐1660年)ヨハネス・フェルメール

「デルフトの眺望」(1659年‐1660年)ヨハネス・フェルメール

・96.5×115.7cm、カンヴァスに油彩、マウリッツハイス美術館(ハーグ)所蔵

まずは「デルフトの眺望」です。風俗画が多いフェルメール作品では珍しい風景画の1つ。フランスの小説家マルセル・プルーストの著書『失われた時を求めて』で、世界で一番美しい絵画と絶賛された作品です。デルフトはフェルメールの生まれ故郷で、人生のほとんどを過ごした場所でもある。そんなデルフトの街並みを色鮮やかに描いているわけですから、出来る事なら観たい!の一言に尽きます。

 

見たいフェルメール作品2 …「小路

「小路」(1658-1659年)ヨハネス・フェルメール

「小路」(1658-1659年)ヨハネス・フェルメール

・54.0×44.0cm、カンヴァスに油彩、アムステルダム国立美術館所蔵

この「小路」もフェルメールでは珍しい風景画です。現在様々な説があるそうですが、この「小路」は一体デルフトのどの通りを描いたものなのか?とにかく、この何気ない日常風景を描いた風景画は個人的に好きで、作品から当時の様子が垣間見れるのがイイですね。

 

見たいフェルメール作品3 …「真珠の耳飾りの少女

「真珠の耳飾りの少女」(1665年頃)ヨハネス・フェルメール

「真珠の耳飾りの少女」(1665年頃)ヨハネス・フェルメール

・44.5×39.0cm、カンヴァスに油彩、マウリッツハイス美術館(ハーグ)所蔵

フェルメールでは一番有名だろう作品「真珠の耳飾りの少女」。以前日本でも観た作品ですが、また観たいものです。現在マウリッツハイス美術館に所蔵されている作品で、オランダに行けば会える代表作。マウリッツハイス美術館は今後貸し出しをしないとの話もあるそうで、おそらく日本で見る機会はないかもしれない。そう考えたら、見たいですよね。ターバンに使われているフェルメールブルーと、美しい輝きを見せている真珠の耳飾り。また観たくなる中毒性に満ちた色彩感は、フェルメールのなせる業だと思います。

 

次第に内容が明らかになってきた、アムステルダム国立美術館の「フェルメール展」。内容がかなり豪華で、詳細が明らかになるに従って羨ましさが増しきてしまう。さすがに日本からのツアーはお高すぎるので、ちょっと手が出ませんが、映像でもイイので鑑賞したいな~と思う今日この頃なのでした。

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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