『法悦のマグダラのマリア』 …カラヴァッジョ展より

「カラヴァッジョ展」のポストカードと図録集

カラヴァッジョの『マグダラのマリア』 ー

 

 

今回「カラヴァッジョ展」で
最も印象に残った作品があります。

・・・

『法悦のマグダラのマリア』カラヴァッジョ作(ポストカードより)

 … 『法悦のマグダラのマリア』です。

 

この作品は今回が世界初!の展示でした。
これまでどの美術館でも展示した事がなかったそうです。

それだけにかなりの貴重な作品です。

 

それにサインがされていない様で
最初はカラヴァッジョの作品かどうか不明だった。

そして科学的検証と
専門家の意見でカラヴァッジョの作品だと確定されたのです。

 

実はこの作品はカラヴァッジョが熱病にかかり、
亡くなった時に荷物に含まれていた作品の内の一つだそうです。

こんな背景を知るだけでも、
私にとってはかなり貴重でした。

 

ちなみにタイトルにもなっている”法悦”とは、
仏教の教えを聞き信じる事で湧いてくる喜び”という意味です。

ここでは仏教ではなくキリスト教になると思います。

イエスの教えを聞いて、

マグダラのマリアの心が救われていく様子を描いたそうです。

 

 考え…・思い…
でも私の印象はこれと少し違います。

この絵のマリアの唇の色といい、
上唇のピンクっぽい色と下唇の白(もしくは灰色)

光の当たり具合から言って、ちょっと??って感じでした。

 

私的には
生気を失いかけていくマリアの様に見えるのです。

 

命が消えかける時に

イエスの教えで救われた瞬間を描いたのでは?”と…。

 

考え…・思い…
もうちょっと深読みしてみると、

カラヴァッジョはこの絵の中に

自らの願いを投影させたのでは?と思ったのです。

実はこの『法悦のマグダラのマリア』が描かれたのが1606年頃。
カラヴァッジョが亡くなったのが1610年なので、
亡くなるまで自らが持っていた作品になるのです。

もしかするとカラヴァッジョは、
自分の死が近いことをなんとなく予感していたのかも…。

でもカラヴァッジョはこれまで多くの罪を犯してきた。
亡くなる前に自分の罪から救われたい…。

そんな願いが込められていたのかも??
(妄想膨らませすぎかもしれませんが…)

そう考えるとカラヴァッジョは
この絵に何かしらの思い入れがあったのかもしれませんね~

・・・

「カラヴァッジョ展」…国立西洋美術館にて

こんな感じの「カラヴァッジョ展」でした。

 

今展の感想をまとめれば

展示数がもうちょっとあると嬉しいのですが~

でも展示している作品はどれも印象に残るものばかり!!

ちなみに
最後の方でタンツィオ・ダ・ヴァラッロ
長崎におけるフランシスコ会福者たちの殉教』という作品がありました。

おそらく今展で唯一かな?
日本の歴史と深く関わっている作品が見れましたが、
異常な程考えさせられた絵でした。

これもぜひチェックしてくださいね!

 

そんなわけで
最後に売店で”図録集”を買ったのですが、
裏と表の表紙がこんな感じで良かったのです!

「カラヴァッジョ展」の図録 …「バッカス」の絵柄

 

「カラヴァッジョ展」の図録 …「果物籠を持つ少年」の絵柄

こんな風に、

カラヴァッジョの代表作2つが裏と表を飾っていたのです。

 

でもやっぱり一番印象に残ったのは

「カラヴァッジョ展」のポストカードと図録集

この『法悦のマグダラのマリア』ですね。

 

さて、
あなたはこの絵を見てどう思いますか??

 

 

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