カラヴァッジョの名画「法悦のマグダラのマリア」

「カラヴァッジョ展」のポストカードと図録集

法悦(ほうえつ)のマグダラのマリア

 

ロック期に活躍したイタリアの画家
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ

 

彼の作品の中で
特に衝撃的で印象に残っているのが…

・・・

「法悦のマグダラのマリア」(1606年頃)カラヴァッジョ

「法悦のマグダラのマリア」(1606年頃)カラヴァッジョ

この法悦のマグダラのマリアです。

 

この作品を初めて観たのが
2016年の「カラヴァッジョ展」の事でした。

実はこの時の展示が世界初だったそうです。

 

というのも
この作品が発見されたのが2014年の事。

それまで行方不明となっていたと言います。

 

かもこの「法悦のマグダラのマリア」ですが、
最初サインがされていなかった事から、
カラヴァッジョの作品かどうか不明だったそうです。

それが科学的検証と専門家の意見から
これがカラヴァッジョの作品だと確定されたと言います。

 

考え…・思い…
こういった経緯を知ると
観れただけでも貴重な事だったんだな~と思いますね。

しかも…
この作品の背景を知っていくと
ますます貴重で神秘的に思えてくる事が!!

 

カラヴァッジョは画家として天才と言われながら、
でも私生活ではかなり問題を抱えていたのは有名な話ですよね。

人殺しや暴行などで懸賞金を掛けられ、
各地を転々としていたと言います。

それが1610年の事、
カラヴァッジョは熱病にかかってしまい
38歳という若さで亡くなってしまうのです。

 

そんな亡くなった時の荷物に
この「法悦のマグダラのマリア」が含まれていたと言います。

 

考え…・思い…
こういった背景を知っていくと、
この作品を観れただけでも貴重だったな~と思いますね。

しかも亡くなった時に持っていたって事は…
それだけカラヴァッジョにとって
大切だった作品だったのかもしれないですね~。

 

 

なみに
タイトルにもなっている法悦とは…

この言葉の意味は
仏教の教えを聞き信じる事で湧いてくる喜び”となります。
(※ここでは仏教ではなくキリスト教になると思います。)

 

つまりこの絵はイエスの教えを聞いて、
マグダラのマリアの心が救われていく様子を描いているのです。

 

 考え…・思い…
でも私の印象はこれと少し違うのです。

この絵のマリアの唇の色や表情、
それに肌の色から見ても

救われている感じに見えないんですよね。

 

「法悦のマグダラのマリア」(1606年頃)カラヴァッジョ

「法悦のマグダラのマリア」(1606年頃)カラヴァッジョ

まるで生気を失いかけていく様に見えるのです。

 

私が思うにこの絵は
マリアの命が消えかける時に
イエスの教えで救われた瞬間を描いたのでは?”と…。

 

・・・

考え…・思い…
ここまで見てきて思う事は、
カラヴァッジョは自らの罪の意識に対して
この絵に救いを求めていたのかも!?と…。

カラヴァッジョはこれまで多くの罪を犯してきて、
多少なり罪の意識を感じていたかもしれません。

この法悦するマグダラのマリアの様に、
カラヴァッジョも自分の罪から救われたい…。

そんな思いが込められていたかもしれないですね。

そう考えると
ますますこの絵の深さを感じてしまうのです。

 

・・・

「カラヴァッジョ展」のポストカードと図録集
このカラヴァッジョの名画『法悦のマグダラのマリア

 

さて、
あなたはこの絵を見てどう思いますか??

 

 

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