- 2025-9-30
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
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先日、アートの祭典「六本木アートナイト2025」に行ってきました。
毎年9月下旬頃に開催される祭典で、この期間の六本木はいつも以上に芸術で染まります。
しかも、散歩しながら堪能できる!というのがイイですね。
なぜか分からないけど、でもオモシロイ!!そんな作品が多数あって、改めて”芸術の魅力”を感じてしまったわけです。
というわけで、今回は「六本木アートナイト2025」で、特に目に付いた作品を紹介していきたいと思います。
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【 目次 】 ・1、岡田 希乃風さんの「nemui」 |
先日「六本木アートナイト2025」に行ってきました。

※「六本木アートナイト2025」の様子(イム・ジビンの作品)
毎年9月の下旬になると、六本木でアートの祭典「ROPPONGI ART NIGHT」が開催されます。
2025年は9月26日~28日の計3日間の開催でした。
普段”美術館アート”がメインの私にとって、街中を芸術で染めたお祭りは実に新鮮です。
毎回思う事ですが、”芸術って、本当にオモシロいな~”って思いますね。^^

「量子の共鳴」川原隆邦 ※六本木アートナイト2025より
そんなアートナイトの魅力ですが、”ART”と書かれているものの、別に絵画に限った展示ではない点です。
最近何かと流行りの”インスタレーション・アート”もあれば、音楽やパフォーマンスだってある。
例えば、2025年のアートナイトでいえば、尺八の演奏やポールを使ったサーカスもありました。
六本木ヒルズの66プラザ(彫刻ママンがある広場)では、音楽に合わせたジャグリングも披露されていたし、本当に多岐に渡ったアートのお披露目なわけです。

「Borderless Wall」VIKI ※六本木アートナイト2025より
とはいうものの、純粋に「アートナイト」を楽しめるようになったのも、実を言えば”まだ最近”だったりします。
一昔前の僕は、そこまでの柔軟さはなかったわけで…
さすがに”アート”と呼ぶには違うだろ!!ってツッコミを入れた事もありました。
それが今では”よく分からないけど、でもオモシロイ!”と、純粋に楽しめるようになった。
人間的な成長に伴い、芸術的感性も成長したって事でしょうか。

「赤い恐竜」「緑の恐竜」リン・ジエウェン / ラバイ・イヨン ※六本木アートナイト2025より
つまりは、”芸術を楽しむ心のダム”が大きくなったというわけですね。^^
というわけで、次から私が個人的に惹かれた作品をいくつか挙げていこうと思います。
1、岡田 希乃風さんの「nemui」

「nemui」岡田 希乃風 ※「TOKYO MIDTOWN AWARD 2025」作品
これは岡田 希乃風(おかだ ののか)さんの作品「nemui」。
次世代を担うデザイナーやアーティストの発掘や支援を目的としたプロジェクト「TOKYO MIDTOWN AWARD 2025」の、アートコンペ部門ファイナリストの作品の一つです。
毎年「六本木アートナイト」開催期間中に、東京ミッドタウン内で展示されているので、私もついでに見に行ってしまうわけですが…。

今回エスカレーター付近に展示されている手編みの作品「nemui」に釘付け!でした。
”次世代を担う”、つまりは若手のアーティストなわけですが、ハッキリ言ってベテランも若手も関係ないって事ですね。
今の私の芸術的感性からすると、この「nemui」はまさにドハマりなアートでした。

何てことはない日常の一部分を切り取って、それを手編みという手法で表現する。
このアナログ感と着眼点に、私は”二重丸”を付けたいですね!
【 作品コンセプト 】
寝る前、支度を済ませてもう目を瞑るだけ…でもついスマホを見てしまう。誰しも心当たりがある瞬間に焦点を当てた。何もないように見える寝る前の時間には安心感や孤独、外では見せない素の感情が浮かぶ。言葉にしにくいその感情を、一目ずつ編み重ねて形にした。~以下省略~
2、イム・ジビンの「You Are Not Alone」

「あなたは一人じゃない」イム・ジビン ※六本木アートナイト2025より
これはメッセージ性を含んだインスタレーション・アート「You Are Not Alone」
(日本語名は「あなたは一人じゃない」)
白いクマと黒いクマが抱き合う場面は、まさに”恋人”を表わしているかの様!!
とはいうものの、私は”戦い合っている姿”にも見えてしまう…。
作品を観てどう解釈するかは人それぞれ!
それを象徴するかの様な作品ですね。^^

「EVERYWHER」イム・ジビン ※六本木アートナイト2025より
私の経験談になりますが、愛し合う恋人同士でも、時には喧嘩だってします。
もちろん愛し合う事だってしますが…。
”抱き合う”って、いろんな意味で表裏一体なのかもしれないですね。
(という感じで、私の恋愛論を語ってしまいました。^^)
3、シャオ・シュアン・タン&メーガン・タンのアート

「Take a walk through the meadow with me」シャオ・シュアン・タン&メーガン・タン ※アートナイト2025より
そして3つ目が、「Take a walk through the meadow with me」という作品。
シンガポール出身のアーティスト”シャオ・シュアン・タン & メーガン・タン”によるインスタレーション・アートです。
捨てられたアクリル片を花の形に再現させたアートは、純粋に目を惹きますね!
特に夜は美しいの一言です。

確かに、プロジェクションマッピングもイイし、手の込んだ映像アートも目を惹く素晴らしさはあります。
でも、こういったシンプルなアートでも、美しい世界観に浸れるわけです。^^
忙しい社会で多少なり僕の心も荒んでしまったかと思いきや、まだまだ美しものは美しい!と思える心は持っている。
これを再確認できただけでも、「アートナイト2025」に来た甲斐はあったと思った今日この頃でした。

というわけで、来年の「六本木アートナイト2026」はどうなることやら!?
それは、1年後のお楽しみですね。^^
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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