名画「真珠の耳飾りの少女」の謎と秘密

ラピスラズリ(Lapis lazuli)

 

世紀の天才フェルメールの罠
世界から狙われた名画の秘密

先日放送された番組で
名画「真珠の耳飾りの少女」が取り挙げられていました。

 

フェルメールの絵画には
様々な謎が渦巻いていると言います。

特に謎に包まれているのがこの名画になると思います。

「真珠の首飾りの少女」(1665年)ヨハネス・フェルメール

「真珠の首飾りの少女」(1665年)ヨハネス・フェルメール

ヨハネス・フェルメール真珠の首飾りの少女(1665年)

現在はマウリッツハイス美術館に所蔵されていますが、
数年前には日本にも来日した事がある作品です。

 

考え…・思い…
これはフェルメールの代表作の1つ。
特徴としては”フェルメールブルー”と呼ばれる
深みがある綺麗な青が使われている事でしょうね。

フェルメールを象徴するブルーで描かれたターバンは、
何度観ても吸い込まれる気持ちになるのは私だけだろうか?

 

「真珠の首飾りの少女(detail)」(1665年)ヨハネス・フェルメール

「真珠の首飾りの少女(detail)」(1665年)ヨハネス・フェルメール

それにこの少女の唇も不思議な魅惑に溢れています。
膨らみのある赤い唇は少女でありながら大人びた印象を感じます。

北のモナ・リザ”と呼ばれるのも分かる気がしますね!

 

「真珠の首飾りの少女」は
フェルメールを代表する名画でもあるだけに、
ぜひ機会があれば観てほしい作品だと思います。

 

 

「真珠の耳飾りの少女」の奇妙な経緯…

 

この「真珠の耳飾りの少女」には
実はこんな奇妙な経緯があるといいます。

1675年
ヨハネス・フェルメールが亡くなりました。

フェルメールはかなり生活に苦労していたと言われています。
実際亡くなった時は破産状態だったそうで、
残された妻にはその負担がかなり残されたのでした。
そんな事もあってフェルメールの死去
多くの作品が競売にかけられてしまうのでした。
その後約200年近くを様々な所有者へと転々とする事に…。

1881年
オランダのハーグでオークションが行われました。

そして作品が2ギルダー30セント(約4000円)で落札されました。
今では100億を超えるとさえ言われている「真珠の耳飾りの少女」ですが、
この頃は日本円にして約4000円ほどの取引額だったのです。
しかも作品の状態も非常に悪く、
ほこりや泥にまみれ何が描かれているかもわからないほどだったそうです。

1915年
マウリッツハイス美術館で修復が開始されます。

最新の調査によって、
少女のターバンの青(ブルー)が変色している事が判明しました。
最新調査からラピスラズリが絵の具の油と反応し、
少女のターバンの青色が変色している事が分かったのです。

番組でこういった経緯が説明されていました。

 

考え…・思い…
それにしても意外ですよね!?

当時の落札額がこんなに低かったなんて。
日本円でたったの約4000円ほどだったとは…。

作品自体の状態が悪かったのが大きな理由だそうですが、
それでも今と比べると本当に信じられませんよね。

さて、ここでこんな疑問が湧いてきませんか??

なぜ現在ここまで評価が高くなったのだろう?…と。

 

 

「真珠の耳飾りの少女」が高く評価されたわけとは?

ラピスラズリ(Lapis lazuli)

当初は低い評価だった「真珠の耳飾りの少女」が、
なぜこうも高く評価されるようになったのだろう?

それには”フェルメールブルー”が
多少なりとも影響していると言われています。

 

考え…・思い…
フェルメールブルー”という色は
フェルメールが好んで使った神秘的で深みのある青の事。

実は現在残っている書物から
フェルメールはあちこちに借金をしていたと言います。
その理由というのがフェルメールブルーを再現するために
当時高価だったラピスラズリを購入するためだったとか…

 

ラピスラズリ(Lapis lazuli)
ラピスラズリ(Lapis lazuli)”という鉱物は
当時アフガニスタンでしか採掘されていなかったそうです。
ちなみにと同等の価値だったといわれています。

フェルメールは貴重なラピスラズリを使って、
聖なる青と言われるフェルメールブルーを再現したわけです。
※品があり綺麗で透き通った青のため
別名”ウルトラマリンブルー”と言われていました。

 

ブルー
ラピスラズリは神秘性と希少性から
それまでは聖なるものを描くときにしか使われなかったほど。

フェルメールの様に聖なるもの以外に
一般の人を描くのに使用するのは実に異例な事だったそうです。

しかもフェルメールはブルー以外にも、
他の色と混ぜて青以外の色にも使用していたと言います。

フェルメールのラピスラズリに対するこだわりが伺えますね!

 

考え…・思い…
フェルメールのラピスラズリに対するこだわり。

それが”フェルメールブルー”と呼ばれるようになり、
フェルメールを象徴するブランドカラーになったわけです。

このフェルメールブルーは
天才フェルメールの絵画価値を底上げする重要な要素だと思うのです。

 

そして作品が秘めている謎の多さもその理由の1つ。

「真珠の首飾りの少女(detail)」(1665年)ヨハネス・フェルメール

「真珠の首飾りの少女(detail)」(1665年)ヨハネス・フェルメール

モデルとなった人物は一体誰なのか?

フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が
”北のモナ・リザ”と呼ばるだけあって
謎に包まれた作品は自ずと注目されその作品価値は上昇するもの。

こうやってこだわりや経緯を見ていくと
またフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が観たくなりますね!!

これぞ名画の魅力なんでしょうね!!

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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