- 2023-11-26
- For you (”Art”なイイ話)
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私の様に美術に興味のある人間は、どんな状況にいようが、ARTを見かけると自然と目が向いてしまいます。
街中を散歩していても、店内でご飯を食べていたとしても。
先日”国立新美術館”に行くため、六本木から歩いて向かっていた時の事です。
ふと、工事中のパネルに描かれたARTを目が向いてしまいました。
これは松田ハルさんの『A Whole New World』という作品。
人間の身体などを3Dスキャンして、それからVR上で加工して制作した様です。
実はこのアートパネルは「六本木アートナイト2023」の時に披露された作品なので、終了後もそのままの状態で残っているというわけですね。どちらにせよ、無地で殺風景な工事中パネルに戻るよりも、こうやってアートとして残してくれた方が断然イイ!
私の中で六本木という街はアートとオシャレな街というイメージがありますから。
それにしても、物凄く映える作品ですよね!?
色的には原色的で、ちょっと背景に対して浮いてしまうけれど、それだけに一層”未来感”を醸し出してくている感じがします。
作品名『A Whole New World』は、意味としては”すべてが新しい世界”になると思います。
私はふと、ディズニー映画『アラジン』を思い浮かべてしまうのですが、描かれている世界観は、魔法のランプに宿る魔人”ジーニー”が作り上げた世界という事なのだろうか??
松田ハルさんの『A Whole New World』が展示されている場所は、六本木6丁目の麻布消防署仮庁舎予定地(元麻布警察跡地)にあります。近くを通る際は、ぜひ立ち寄って見るのもオモシロいと思います。
そしてちょっと角を入っていくと見えてきたのが、ナカミツキさんの『NEW MIX』という作品です。
楽器をモチーフにした作品で、何といっても鮮やかな色彩と躍動感が特徴的です。
”ナカミツキ”さんは、スマホなどで作品を制作するデジタアーティスト。
スマホを使って制作するという点からも、僕らの様な年代にはない若い発想を感じますね。
色彩と躍動感溢れる画風で音楽性を表現するという意味では、”オルフィスム”にも通じる部分がある感じがしますが、それにしてもここまでダイナミックに溢れるわけだから…
私の解釈にはなりますが、現代版”ミケランジェロ”と言ってもイイかもしれませんね。
ナカミツキさんの作品『NEW MIX』も同じく、六本木6丁目の麻布消防署仮庁舎予定地(元麻布警察跡地)に展示されています。
六本木の駅にほど近い場所にあるので、もし近くを通る事があれば見てみるのもイイと思います。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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