”絵画から画家の個性が読み取れる!” …印象派絵画の魅力

絵画から読み取れる事

 

印象派絵画の魅力の1つは、
何といっても作品から画家の個性が読み取れる事!

つまり画家の個性が絵画作品に表れているのです。

 

印象派はそれまでの伝統的ルールを打ち破り、
新たな絵画の在り方を追求した絵画運動でもあります。

それまで一般的だった写実的作品の様な、
目の前の対象物をいかにリアルに描こうとするかとも違う。

 

印象派は光の変化や空気感を表現しようとした
つまり画家の印象や感性で作品を描いた傾向が強いと思うのです。

そしてこれが印象派絵画の特徴でもあり魅力だと思うのです!

 

考え…・思い…
今回は主要な印象派画家の作品を取り挙げながら、
私なりにそれぞれの個性を簡単に話してみようと思います。

ぜひ印象派絵画を見る際の1つの参考にしてもらえれば幸いですね。

 

さてまずは…

クロード・モネは”風景の本質”を描いた!

Painting Art

さて印象派画家で真っ先に挙がってくるのが
もちろん”クロード・モネ”だと思います。

特に印象派の名の由来となった作品「印象、日の出」は有名で、
印象派を語る上では欠かせない人物でもあるのです。

 

「睡蓮」(1916年)クロード・モネ

「睡蓮」(1916年)クロード・モネ

 

特に有名なのがこの「睡蓮」シリーズだと思いますが、
この「睡蓮」という作品だけでも200点を超える数を描いています。

同じ題材で200点も描いているのは特質すべき事で、
もちろん同じような構図の作品も多いのも事実。

でも微妙にそれぞれが違うのです。

 

考え…・思い…
クロード・モネは私が絵画を好きになるきっかけの画家で、
おそらく印象派の中でも一番観ていると思います。

そんな私が思うにモネの作品の特徴は、
モネは風景の本質を見抜いていた!という事。

風景を観察し風景を愛し、
そして風景画を何枚も描いていたからこそだと思いますが、
そんなモネの特徴を垣間見れるのはこの1枚だと思います。

・・・

「かささぎ」(1869年)クロード・モネ

「かささぎ」(1869年)クロード・モネ

クロード・モネかささぎ(1869年)
・カンヴァスに油彩、オルセー美術館所蔵

フランスの冬の景色を描いた作品で、
枝で作られた戸には一羽の黒いかささぎが留まっているのが見えると思います。

※このかささぎはカラスよりも一回り小さいカラス科の鳥。
別名カチガラスとも呼ばれ、カッカッカッ、カチカチと鳴くのが特徴。

 

絵を見て感動!
この絵で特に注目して観てほしいのが”一面の白い雪
よ~く見ると白い雪の中に様々な色が存在しているのが分かると思います。

雪は雪でも白い色だけではない。
時には青だったり、ピンクだったり様々な雪が存在している。

この「かささぎ」という作品から見て取れるのは、
モネは雪というモノの本質を見抜いていた!という事です。

ぜひモネの作品を見る際は、
近くに寄って観察するのも面白いと思います。

 

 

ポール・セザンヌは”重さ”を描いた!

Painting Art

リンゴでパリをビックリさせる!!

セザンヌがリンゴという物体に対して
相当なこだわりがあったのだろうと思う言葉。

もちろんそれだけリンゴの静物画も多く描いています。

 

「リンゴとオレンジのある静物」(1895‐1900年)ポール・セザンヌ

「リンゴとオレンジのある静物」(1895‐1900年)ポール・セザンヌ

ポール・セザンヌリンゴとオレンジのある静物(1895‐1900年)
・73×92cm、カンヴァスに油彩、オルセー美術館所蔵

 

絵を見て感動!
武骨で大胆なタッチはおそらく印象派画家の中でも随一!

セザンヌは不器用な画家というイメージがあるのですが、
それはセザンヌの筆触から感じるイメージかもしれませんね。

特にリンゴの静物画や山の風景画は、
そんなセザンヌらしさが読み取れる!と思います。

 

「サント・ヴィクトワール山」(1887年頃)ポール・セザンヌ

「サント・ヴィクトワール山」(1887年頃)ポール・セザンヌ

ポール・セザンヌサント・ヴィクトワール山(1887年頃)

セザンヌはプロヴァンスにそびえ立つサント・ヴィクトワール山を愛し、
この山の風景画を何枚も描いていますが、
ここまで重々しい山を描ける印象派画家は他にはいないと思います。

ゴツゴツとした武骨な雰囲気どっしりとした重々しさ

 

考え…・思い…
”リンゴ”の静物画で言えば、
リンゴ1つ1つにリンゴの重さが感じられるのです。

セザンヌは目に見えない”重さ”を絵画に表現した!

それはセザンヌの力強く荒々しいタッチも理由だと思いますが、
何よりもその物体に対する
強い想い”が込められているからなのかもしれませんね。

 

 

オーギュスト・ルノワールは””を描いた!

Painting Art

ルノワールは女性を描かせたら右に出る者はいない!

私が思うに女性の美しさを描かせたらピカイチだと思います。

特に女性の肌の質感や美しさは惚れるほどの魅力があります。

 

「浴女たち」(1918‐1919年)ピエール=オーギュスト・ルノワール

「浴女たち」(1918‐1919年)ピエール=オーギュスト・ルノワール

ピエール=オーギュスト・ルノワール浴女たち(1918‐1919年)

ルノワールは特に豊満な女性を多く描いていますが、
こういった肉付きのよい女性に”美”を求めていたのかもしれません。

特に裸婦の絵が多い事からも、
ルノワールは豊満な女性の肌に美しさを見出したのかもしれないですね。

 

絵を見て感動!
このルノワールの描いた女性の肌の美しさは必見!!

思うにスタイルや顔の美しさというよりも、
ルノワールは光を吸い込んだ透明感ある肌の美を求めた感じです。

もちろんルノワールの肌の描き方も凄く、
それだけ美というものに対してこだわっていたのが分かります。

 

「レースの帽子の少女」(1891年)ピエール=オーギュスト・ルノワール

「レースの帽子の少女」(1891年)ピエール=オーギュスト・ルノワール

 

絵画は美しいものでなくてはならない!

こう言ったルノワールの”美”へのこだわりは、
絵からも読み取れるわけです。

 

美容や化粧品などでも知られるポーラという企業。

このポーラの名が付く”ポーラ美術館”は、
美に関係する作品や展示物が多くありますが、
この美術館にルノワールの絵が多くあるのも頷けると思います。

ぜひ箱根に行った際は、
ポーラ美術館に行ってみるのもいいと思います。

 

 

シスレーは”中性的”で印象派の王道を描いた!

Painting Art

アルフレッド・シスレーはほぼ一貫して風景を描き、
その数は数百を超えるという莫大な数!

 

「洪水のなかの小舟、ポール=マルリー」(1876年)アルフレッド・シスレー

「洪水のなかの小舟、ポール=マルリー」(1876年)アルフレッド・シスレー

アルフレッド・シスレー洪水のなかの小舟、ポール=マルリー(1876年)

印象派の画家が途中で画風を変える事も多いなか、
このシスレーはほぼ一貫して”印象派”を貫いたと言います。

つまり印象派の王道を行った画家なのです。

自然と絵に入り込める様な中性的な作品が特徴で、
悪く言えば”個性がない”となるかもしれないけど、
中性的で印象派の王道を行っていると言えるこのシスレー。

 

「セーヌ河岸のヴァルヌーヴ・ラ・ガレンヌ」(1872年)アルフレッド・シスレー

「セーヌ河岸のヴァルヌーヴ・ラ・ガレンヌ」(1872年)アルフレッド・シスレー

 

作品を見ていると、ふと性格までも垣間見れる感じで、
このシスレーは中性的で真面目な性格なのでは?と思う事があります。

それだけこのシスレーの絵には、
そんな自然と絵に入り込める様な魅惑があるのです。

つまりは調和があると言った方がイイのだろうか??

ぜひ印象派の王道を感じるには、
まずシスレーの作品に触れるのが一番かもしれませんね!

 

考え…・思い…
印象派の作品には画家の個性が表れている!
それは作品の描かれ方からも分かる事ですが、
それだけ画家の個性が存分に読み取れるわけですね。

ぜひあなたも作品から画家の個性を読み取ってみては!?

これも印象派絵画の魅力だと思うのです。

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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