- 2023-11-13
- For you (”Art”なイイ話)
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公園にある彫刻や銅像も、ちょっと観方を変えるだけで”より芸術彫刻”になる!
例えば上野恩賜公園に立つ「小松宮彰仁親王像」も同じ事が言えます。
現在は公園だけでなく、駅前など様々な場所に彫刻や銅像があります。一般的に”パブリックアート”と言って、人がよく通る場所だったり、集まる場所に置かれたりします。
それだけ多くの人に見てもらいたい!という意図もあると思いますが、せっかく見るならより楽しめた方がイイですよね。
【 目次 】 |
今回は私なりの、街中の彫刻をより楽しむ方法について話していこうと思います。
「小松宮彰仁親王像」を、より芸術的に観る方法!
”小松宮彰仁親王像(こまつのみやあきひとしんのうぞう)”
上野恩賜公園に行った人なら、おそらく一度は目にした事はあると思います。花見の時や美術館に行く際に、自然と目に入る場所にありますから。
とはいうものの、近くからじっくりと観る人っているだろうか??
おそらく、あまりいないでしょうね…。
私が思うに、これほど身近に立っているのに、じっくり見ないなんて実に勿体ない。ちょっと観方を変えるだけで、身近な銅像も芸術的になるからです。
外国人観光客は珍しがって写真を撮っている人もいますが、おそらく多くの日本人は通り過ぎている事でしょう。
だから私の様にここまで写真を撮る人も、日本人としては珍しいかもしれませんね。
銅像(つまり彫刻)は、絵画と違い立体的な作りになっています。
”360度”様々な位置から銅像を見る事ができます。
しかも公園や街中に立っている銅像は、周囲に溶け込んだ感じになっています。つまり景色との一体感で銅像を鑑賞できるのが最大の特徴でしょうか。
春夏秋冬の季節感や時間帯によって、様々な表情を見せてくれる!
これは街中の銅像だからこそ味わえる魅力だと思っています。
だから、遠目で「小松宮彰仁親王像」を見るだけでは勿体ない!
近寄って観たり、もしくは周囲をグルグル回って鑑賞するのも有り!だと思っています。
さらには、周辺の景色を見るのもオモシロイ!
街中にある銅像は、景色との一体感で観るのがオモシロイ!
美術館内の彫刻では、決して味わえない醍醐味だと思います。
普段何気に目にする銅像も、ちょっと角度を変えて見たり、時間帯を変えて見てみましょう。すると普段見えない違った姿を観れるかもしれませんよ!
お金を払って美術館で彫刻を鑑賞するのもイイですが、たまには無料で美術館に行った感覚を味わうのも楽しい!^^
ぜひ騙されたと思って、今度上野公園に行った際は、景色との一体感で観てはどうでしょう!?
それに人が多く集まる場所に立っている銅像ですから、何かしら重要な意味が込められていたり、それだけ重要な人物だって事でしょうからね。
ところで、”小松宮彰仁親王”って誰?
私の場合美術館に行く事も多いので、頻繁に上野公園で「小松宮彰仁親王像」は目にします。
もちろん銅像付近の解説文も見た事はあるので、どういう人物かはちょっとは知っていました。
でも、いざ説明して!と言われても…。
そこまで詳しくはないので、解説は出来ませんけどね。
こうやって改めて調べる機会が出来たのは、実に良かったと思います。
さて、簡単にはなりますが”小松宮彰仁親王”の功績を示してみようと思います。
小松宮彰仁親王 1846(弘化3年)ー1903(明治36年) 1858年(安政5年)に仁孝天皇(120代天皇)の養子となる。 王政復古(明治維新)とともに、議定。軍事総裁に任命される。 戊辰戦争(1868‐69)では奥羽討伐総督として、佐賀の乱(1874年)では討伐総督として、西南戦争(1877年)では旅団長として参加。 その後、明治維新以来の功労が認められ、1882年(明治15年)には”小松宮”に改称する。また国際親善や社会事業にも取り組み、日本赤十字社などの団体の総裁も務める。 |
皇族でありながら、戦や社会事業など様々な分野で活躍した人物。
ただ上野公園に建っている銅像は馬に跨っている姿なので、戦争に参加した功績を高く示していると思います。
とにかく、日本を創る上で重要な人物なのは間違いないですね。
せっかく上野で「小松宮彰仁親王像」を観たなら、どういった人物かは知っておくのもイイと思います。
そんなわけで今度上野に行った際は、今回の話を参考に、銅像をより芸術的に観てはいかがでしょう!?
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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