- 2024-11-12
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
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東京駅からちょっと歩いた場所”常盤橋公園”には、朝倉文夫の彫刻「渋沢栄一像」があります。
渋沢栄一と言えば、2024年から新1万円札の絵柄になった人物です。
ある意味”旬?”な人物だと思っています。
今回は今が旬!な”渋沢栄一”の銅像について話していこうと思います。
東京駅からちょっと歩いた場所とはいえ、でもちょっと分かりずらいかもしれない。
事実、人通りもあまりなかったわけですしね。
(もうちょっと駅前辺りに建ててくれてもいいものの…)
だからこうやって写真が撮れるわけですが…
さて、今さらながら渋沢栄一について話すのもなんなので割愛しますが、一言で言えば”現在の日本を創り上げた人物”です。
第一国立銀行に東京商法会議所(現、東京商工会議所)、東京証券取引所など様々な企業や団体の設立に関わっているから。
”日本の資本主義の父”と言われるのも納得です。
数年前にはドラマにもなりましたし、知っている人も多いかと思います。
・・・
それにしても、なぜこの場所に銅像「渋沢栄一像」があるのか??
調べてみると、昭和8年(1933年)に渋沢青淵翁記念会によって銅像が建立されたそうです。
しかし第二次世界大戦中の金属供出のため、一度撤去されてしまった。戦争の激化によって物資が不足し、そのため銅像の金属も必要とされてしまったわけです。
でもその後に銅像を建立しよう!という声が湧き起こり、昭和30年(1955年)に彫刻家朝倉文夫への制作依頼へと至ったという流れ。
現在では日本各地に渋沢栄一の銅像があり、それぞれ違った姿で建っていますが、この常盤橋公園にある銅像がは一番イイかな~と思います。
というのも、日本経済の行く末を見守る形で、堂々とした立ち姿で東京に建っているからです。
場所的にはちょっと目立ちにくい場所かもしれないけど、今が旬な人物なだけに一度は観てみるのもイイかと思います。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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