- 2024-10-22
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
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太陽に向かって手を伸ばす親子の彫刻。
これは佐藤健次郎さんの作品「燮(やわらぎ)」
先日立ち寄った新宿中央公園で、ふと気になる彫刻に目が向いてしまいました。
そして同時に、”燮”という難しい漢字に関心が寄ってしまったのです。
一体どんな意味があるのだろう!?と…。
それにしても、「燮」を”やわらぎ”と読むとは思わなかった。
こんな難しい漢字を使うって、何かしら深い意味があるに違いない!!そう思った私は、ちょっくら調べてみたわけです。
すると言葉検索総合サイト「KOTOBA-BOX」では、燮(しょう)は調和と平和を意味しているとの事。
成り立ちはこの様になります。↓
【成り立ち】
「燮」は、火と食物を意味する「火」と「食」の2つの部首が組み合わさってできた漢字です。火と食は人間にとって不可欠なものであり、それらが調和していることが平和な生活を送るための基本的な条件であると… (以下省略)
・出典元:言葉検索総合サイト「KOTOBA-BOX」より
彫刻の下にある銘文には、「やわらぎ。ゆっくりと溶け合う。母と子の間の温い火のように、めぐりあう心と心をあえかに暖めあおう。」と。
もうちょっと噛み砕いて解釈してみると、両側にある”火”という漢字は母と子を意味していて、互いに温め合っている。それらが調和する事が、平和に生活を送るための基本だと。
つまり母と子の関係が、平和に生活するための条件!だと。こう私は解釈してわけです。
言われてみれば確かにそうです。
当たり前と言えば当たり前だけれど、改めて作品として表現されると考えさせられますね。
これも芸術作品ならではの深みってものでしょうか。
アートには製作者の想いやメッセージが込められている場合が多いです。
気になったら、今回の様に”作品”や”名”について調べてみるのもイイと思います。
公園には実に様々な彫刻やオブジェがあります。
もちろん芸術作品ですから、観方によっては芸術鑑賞と同じです。
ぜひ近くの公園に行って、鑑賞してみては!?
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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