新宿中央公園を散歩していたら、出てしまった芸術好き人間の”習性”

新宿中央公園を歩いていると、目に入ってくる彫刻作品「髪」

 

公園や街中を歩いていると”ふと現れる芸術好きならではの習性”があります。

 

つまり公園に立っている彫刻に、自然と目線が向いてしまうのです。

そして気が付けば、目の前の作品に魅入っているから不思議です。

言うなれば習性と言った方が適切かもしれませんね。

 

 

日、新宿に行った際の話です。

新宿中央公園

新宿には、都内でも最大級と言われる新宿中央公園があるのはご存知だと思います。

SOMPO美術館から歩いて5分程の距離にあるので、私的には美術鑑賞ついでに寄ってほしいと思う場所です。

 

ビル街に囲まれた公園でありながら、辺りは自然が溢れているし。

何よりくつろげる芝生もあり、魅力的なオブジェや史跡もあちこちにあるからです。

 

新宿中央公園の”新宿ナイアガラの滝” 新宿中央公園の”新宿ナイアガラの滝”

まさに散歩をするには最高な場所というわけです。

 

そうやって新宿中央公園を散歩していると、ふと芸術好きの習性が出てしまう事があります。

 

先ほども話した様に、公園に立っている彫刻に自然と目線が向いてしまっているのです。

そして気が付けば、目の前の作品に魅入っている!

 

分部順治さんの作品「瞭(りょう)」 …新宿中央公園にて

例えば、分部順治(わけべ じゅんじ)さんの(りょう)です。

これは新宿中央公園を散歩していたら、最初に目が向いてしまうだろう彫刻です。公園前にある”新宿ナイアガラの滝”を回ってすぐの場所に立っているからです。

この「瞭」は1977年に寄贈・設置された作品で、「日本芸術院賞」を受賞した作品だそうです。

見る角度によっては、男性像が新宿の街を見渡している様にも見えるので、ぜひ像の周りをグルっと回ってみるのもイイと思います。

 

 

こから、ちょっと歩くと…

佐藤健次郎さんの作品「燮(やわらぎ)」 …新宿中央公園にて

今度は佐藤健次郎さんの彫刻(やわらぎ)が目に飛び込んできます。

子供を抱えた母親の姿が何とも印象的な像です。

そして同時に、””という作品名にも興味が注がれてしまう…。

なぜ、こんな難しい漢字を使っているのだろう?

これには何か深い意味がありそうな感じがしませんか!?(それは後ほど話します。)

 

 

ちなみに、反対側には”白糸の滝”というオブジェもあります。

新宿中央公園の”新宿白糸の滝” 新宿中央公園の”新宿白糸の滝”で亀

目を凝らして観ると、””が生息している事に気付くかと。

こちらもお見逃しなく!!

 

 

渡辺弘行さんの作品「髪」 …新宿中央公園にて

そしてエコギャラリー新宿の方に歩いていくと、渡辺弘行さんの(かみ)という作品が現れてきます。

「日展」や「帝展」で多くの受賞歴がある彫刻家で、1956年に制作された作品です。

実は「東洋のロダン」と称された朝倉文夫を師事していたのは有名な話。

確かに言われてみれば、朝倉文夫氏の作品に通じる感じが…。

上野駅にある「三相」に似ている感じがしませんか??(これについても後日お話します。)

 

 

私の考え

もし私が芸術を好きになる前だったら、公園に立っている彫刻に見向きもしなかったでしょう。

でも芸術を興味を持つようになってから、公園や道路に立っている彫刻に目が向くようになってしまった。

まさに芸術好きならではの習性ですね!

 

彼女とデートの際に”この習性”が現れると、「また!?」と言われる始末で相手を困らせる事も多い。

でも時には散歩しながら、芸術鑑賞も出来る!!というお得なメリットもある。

 

芸術好き人間の習性”も、時と場所によるというわけですね!!

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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