画家”パオロ・ポルポラ(Paolo Porpora)”と「花」

Paintbrush

 

画家”パオロ・ポルポラ(Paolo Porpora)”

あなたはこの画家を知っていますか??

 

先日この画家に関する興味深いニュースがありました。

・・・

2015年8月23日、
台湾の台北で開催されていた美術展での事でした。

12歳の少年が転倒し、
その拍子で名画にこぶし大の穴を開けるという出来事が起こりました。

この名画は17世紀のイタリア画家”パオロ・ポルポラ”の『花』という作品。
金額では150万ドル(約1億8,000万円相当)の作品でした。

美術館側は少年の家族へ作品の補償は求めないとし、修復には保険が適用され24日に修復をしたとの事。

今回穴が開いてしまったという絵画がこちらです。

「花」(17世紀頃)パオロ・ポルポラ

「花」(17世紀頃)パオロ・ポルポラ

 

考え…・思い…
実は私はこのニュースで初めて
この”パオロ・ポルポラ”という名を知ったのです。

そんな事もあって調べてみたのですが…

 

…日本語による画家の説明はあまりない様です。
(日本ではあまり知られていない画家なのかもしれませんね。)

- Paolo Porpora(パオロ・ポルポラ)

1617年ナポリで誕生~1673年死去
バロック後期の画家です。

15歳の時”Giacomo Recco”(ジャコモ・レコ)に弟子入り。
その後は主にイタリアのナポリで活動し、
花などの静物画を専門に描いていました。

 

このパオロ・ポルポラは静物画を得意とした画家でした。

バロック期の画家で、
ちょうどレンブラントやベラスケスとほぼ同時期に活躍しました。

 

「花の静物」(1660年頃)パオロ・ポルポラ

「花の静物」(1660年頃)パオロ・ポルポラ

バロック絵画は劇的な動きや明暗がはっきりとした作品が特徴で、
この「花の静物」も明暗がくっきりと表現されている様です。

 

もちろん”花”の静物以外に、
このような生き物や植物などの生物も描いています。

「蛇と蛙、亀、トカゲの静物」(17世紀頃)パオロ・ポルポラ

「蛇と蛙、亀、トカゲの静物」(17世紀頃)パオロ・ポルポラ

カエルや蛇などの生物もリアルな感じですね。

 

「亀と蟹」(1650‐1655年頃)パオロ・ポルポラ

「亀と蟹」(1650‐1655年頃)パオロ・ポルポラ

 

バロックで静物画というのも珍しい感じだけれど、
この静物画も光で照らされた感じの花や生物と周りの薄暗い背景の描写。

明暗のメリハリがあって、
これもバロックの特徴が出ていると思う作品です。

 

考え…・思い…
今回の絵画の破損の様子をビデオ映像で見る事が出来ますが、
普段よく美術館に行く私としても
このニュースは他人事ではないな~と。

ちょっと驚きのニュースだったのです。

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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