令和初の「松方コレクション展(国立西洋美術館)」へ行ってきました!

国立西洋美術館で開催「松方コレクション展」

国立西洋美術館開館60周年記念
松方コレクション展」 in 2019

 

令和最初となる「松方コレクション展」…

 

国立西洋美術館開館60周年を記念しての開催で、
普段見れない様な貴重な作品がいくつも見れる!

そんなわけで前々から楽しみにして、
つい先日足を運んできたのでした。

この松方コレクションは2019年9月23日まで行われます。

 

考え…・思い…
今回はそんな「松方コレクション展」ついて
簡単ですが話していきたいと思います。

 

・・・

国立西洋美術館
行って感じた事ですが、
今回の国立西洋美術館は普段よりも混んでいる様でした。

やはりこの国立西洋美術館の基礎とも言える
”松方コレクション展”だからなんでしょうね~。

ちょっと普段よりも期待度が違いますね!!

 

考え…・思い…
さてまず今回の感想を一言で表すとしたら…

松方コレクションをもっと観れたらな~
この言葉に尽きますね!!

思った以上に作品の展示数があって、
個人的にも”コレはイイ!!”と思える絵が何枚もあって…。

でも松方コレクションはまだまだあるんですよね~。
そう思ったら
150点そこらでは物足りない!と思うわけです。

 

ちなみに「松方コレクション展」を観終えたら、
常設展もぜひ行ってほしい!!

国立西洋美術館で開催「モダン・ウーマン展」
というのもモダン・ウーマン展が開催しているからです。

2019年6月18日~9月23日まで開催で、
フィンランド美術を彩ってきた女性芸術家たちの作品が展示しています。

「松方コレクション展」とほぼ同時期に開催しているので、
ぜひ常設展に行って観てみて下さい!!

 

れでは
肝心の中身に迫っていきたいと思います。

 

・・・

まず最初に出迎えてくれた作品

「睡蓮」(1916年)クロード・モネ

「睡蓮」(1916年)クロード・モネ

誰もが知るモネの傑作「睡蓮(1916年)!

 

考え…・思い…
まさか一番最初にこの絵を観れるとは…
ちょっと意外でしたね。

ご存知の通りモネは”睡蓮”の絵を
200枚以上描いたと言われています。
もちろん似たような位置から描いたものも結構あるのです。

でもよ~く見るとそれぞれ違っているんですよね~。
描いた時期や時間帯、その時の天気から…。

これまで何度も「睡蓮」を見てきたけれど、
まったく見飽きないのは本当に不思議ですね。

 

「松方コレクション展」の図録
さて今回の「松方コレクション展」の特徴は
色々な作品がずら~と所狭しと展示している点です!

ちらほらと見たことのある絵も多数あって、
アッ!これ観たことある!!と懐かしさを感じてしまうものばかり…

それだけ有名どころが多いって事なんでしょうけど、
何度もこの国立西洋美術館に来ている私からすると、
まるで”アルバム”をめくる感覚で作品を観れるのがイイですね!!

 

例えばこの絵も
そんな懐かしさを感じてしまうのです。

・・・

「愛の杯」(1867年)ダンテ・ガブリエル・ロセッティ

「愛の杯」(1867年)ダンテ・ガブリエル・ロセッティ

これは魅惑溢れるロセッティの作品「愛の杯です。

 

今回観れたロセッティの作品は
愛の杯夜明けの目覚めの2作品がありました。

 

考え…・思い…
何度見ても思う事ですが…
ロセッティの描いた女性は本当に独特なんですよね~。

一度見たら忘れないインパクトがあります!!

 

まず女性の目が魅惑的ですね!!

美しいブルーの瞳で、
でも力強さと共に優しさも感じられる目でもある。

それから肉付きの良い鼻と唇の厚み

何だか男性っぽい感じもしないでもないですが、
でも描かれているのは紛れもなく女性なのです!
ジェーン・バーデン(のちに結婚してジェーン・モリス)という女性です。

ちなみにロセッティはこのジェーンをモデルに何枚も描いています。
よっぽどこの女性に対して特別な感情が無ければ、
何枚も好んで描けないと思うのですが…。

 

考え…・思い…
事実ロセッティとジェーンは
互いに惹かれあっていた
そうです。

でもそれぞれ違う人と結婚してしまったのです。

つくづく男女の愛は上手くいかないというか、
本当に分からないものですね…。

とにかくロセッティの絵は
どれもが情熱的で魅力溢れるものばかりです!

これは必見ですよ!!

 

・・・

「波」(1870年頃)ギュスターヴ・クールベ

「波」(1870年頃)ギュスターヴ・クールベ

・・・

「ピエタ」(1876年)ギュスターヴ・モロー

「ピエタ」(1876年)ギュスターヴ・モロー

 

今回の松方コレクション展は、
風景画、人物画、歴史画など…
実に様々なジャンルの絵が展示していました。

でも比較的風景画や印象派の絵が多い印象ですね。

 

これは松方幸次郎さんが印象派の巨匠”クロード・モネ”と
交友があったのも影響しているのかもしれないですね。

 

・・・

「芍薬の花園」(1887年)クロード・モネ

「芍薬の花園」(1887年)クロード・モネ

 

これはクロード・モネの芍薬の絵です。

 

絵を見て感動!

実はこれは今回私の一番お気に入りの1枚です!

い芍薬の美しさが何とも言えません!!

目に飛び込んでくる鮮やかな赤は、
写真で見ると生で見るのでは全く違いますね!

 

そういえば、
写真と本物で違うと言えば…

「アルルの寝室」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

「アルルの寝室」(1889年)フィンセント・ファン・ゴッホ

このゴッホの絵「アルルの寝室注目して観てほしい!!

 

絵を見て感動!
ゴッホは厚塗りの技法が特徴的なので、
実際に見ると絵の具の盛り方が味わえるのがイイですね!!

まさにゴッホは生で観るに限る!と思います。

 

でもそれだけに
ゴッホの作品を間近で見ていると…
触ってみたくなる欲望に駆られてくるんですよね~。
(作品に触ってはダメですが…)

 

・・・

「波立つプールヴィルの海」(1897年)クロード・モネ

「波立つプールヴィルの海」(1897年)クロード・モネ

 

さて、ここで気になるこの絵を!

「オランダの冬景色」(1650-1655年)アールト・ファン・デル・ネール

「オランダの冬景色」(1650-1655年)アールト・ファン・デル・ネール

 

この「オランダの冬景色」は実に興味深いのです!!

 

この絵をよ~く見てみて下さい!!

スケートをしているのが分かると思います。

この絵は1650年頃の絵ですが、
この頃にはすでにスケートの様なものがあったという事なんでしょうね。

こういった発見が味わえるのも絵の醍醐味だと思います。

 

・・・

それでは画像では挙げられないのですが、
今回気になった絵をいくつか紹介したいと思います。

・「救助船」(1889年)フランク・ブラングィン
・「水雷艇夜戦の図」(1905年)チャールズ・ネイピアー・ヘミー
・「裕仁殿下のル・アーヴル港到着」(1921-1922年)ウジェーヌ=ルイ・ジロー

この3つの絵はどれも””がテーマになっている作品です。

 

考え…・思い…
松方幸次郎氏は造船業を営んでいたためか、
船の絵を好んで蒐集していたと言われています。
しかもどれもイイ具合に良い絵ばかりなのです!

特にフランク・ブラングィンの「救助船」は良かった!!

 

荒れた天候の様子や荒れ狂う波、
それに立ち向かっている様が姿が伝わってくるかの様な…

元々ブラングィンは船乗りだったからか、
この絵にはその生々しい体験が込められているのかもしれないですね。

まさに体験に勝るものはないと思わせてくれる1枚ですね!

 

こんな風に様々な絵を堪能した後に…

今回の一番の目玉作品が展示していました!!

「松方コレクション展」の図録
クロード・モネの「睡蓮、柳の反映(1916年)。

修復して初お披露目だった今回でしたが…

 

考え…・思い…
やっぱり上半分がほとんど無地の状態だったために、
正直言うと物足りなさがあるというか…
未完成にも見えてしまいますね…。

失ったものはかなり大きいな~
改めて感じられてしまったのでした。

 

・・・

こんな事が…
今回観れたのは約150点ほどでしたが、
もし国立西洋美術館で所蔵しているコレクションが

すべて一堂に見れたらどんなに凄い事だろう…。

欲を言えばキリがないですが、
出来る事なら~
”松方コレクション”をすべていっぺんに味わいたいですね!

…そう思った
令和元年の「松方コレクション展」だったのでした。

 

 

※ここで取り上げている画像は、
「Web Gallery of Art」など”パブリックドメイン”を使用しています。
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