ゴリアテとダビデについて

ダビデゴリアテ

 

西洋絵画を見ていくと、
たまにダビデ(もしくはダヴィデ)という名を目にすると思います。

 

実は「カラヴァッジョ展」でも
ダビデとゴリアテの名を目にしました。

私はこの2人の名を目にすると、
不思議とこの作品が思い浮かぶのです!

  『ダビデ像』 …ミケランジェロ作
   ※Pixabayの画像(Public Domain)を参考

ミケランジェロの”ダビデ像”です。

 

以前ミケランジェロについて調べていたとき、
ふと”ダビデ”って誰なの?と思い調べてみたことがありました。

 

すると…

調べる
このダビデにはこんな物語があるのです。

話をさかのぼる事…

紀元前10世紀頃~

イスラエル国の初代サウル王がペリシテ人との戦いの時。
その戦いに付き従った”ダビデ”という一人の青年がいました。

対するペリシテ人には巨大な戦士”ゴリアテ”がいました。
巨人ゴリアテはイスラエル陣営に対し挑発しますが、
サウル率いるイスラエル軍は怖がり意気消沈の状態だったのです。

そんな中、
その挑発に名乗りを上げたのが羊使いの少年”ダビデ”だったのです。

しかしダビデは剣を持っていませんでした。

そのためダビデは投石器を使い、
ゴリアテに向けて石を投げたのです。

「ダビデとゴリアテ」(?)Antonio Zanchi(1631-1722)

「ダビデとゴリアテ」(?)Antonio Zanchi(1631-1722)
※出展:Web Gallery of Artより

 

するとその石がゴリアテの額に当たり倒れます。

すかさずダビデはゴリアテの剣を引き抜き、
ゴリアテの首を切り落としたのでした。

※投石器は昔羊使いが使っていた道具。
羊を誘導したり、羊を襲う獣を追い払うための道具と言われています。

このペリシテ人との戦いでダビデは戦功を挙げ、一躍人気者となりました。

しかしその活躍に対して、
サウル王はダビデに嫉妬します。

次第に嫉妬は、恨みへと変わり、
サウル王はダビデの命を狙うようになるのでした。

そしてダビデはサウル王の追手から逃げ各地を転々とすることに…。

そんな時、
サウル王はまたペリシテ人と戦うことなります。

しかしその戦でサウル王は
ペリシテ人により追い詰められ亡くなったのです。

その話を聞いたダビデは嘆き悲しみます。

そしてダビデはサウル王の後を継ぎ、
イスラエル王国の2代目大王となったのです。

 

この話を聞いてから、
ミケランジェロの制作した『ダヴィデ像』を見て下さい。

左手に持っている道具があると思います。

『ダビデ像』 …ミケランジェロ作

 … 実はこの道具が”投石器”なのです。

 

つまりこの『ダヴィデ像』は
ゴリアテに向けて投石器を使い
石を投げようとしている場面を表しているのです。

『ダビデ像』を何も知らないで見ると、
スゴイ作品だな~くらいしか思わないかもしれません。

でもその人物の歴史や背景が分かってくると、
より興味も深まると思うし感動も味わえると思います。

当の私もそうで、
この物語を知ってより興味が出てきたのです。

 

考え…・思い…
実はこの話で、
”ふと”思った疑問がありました。

巨人のゴリアテが石で倒れたという話で、
意外に巨人とはいえ弱かったのかな??と思ったものでした。

それとも投石器による威力はよっぽどのものだったのか…。

投石器を使った事のない私としてはその威力はわかりませんが…。

とにかく気になったワードや人物名がいたら、
調べてみることをおススメしますよ!

その方がより作品を堪能できると思います。

 

 

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