- 2025-8-12
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
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先日、「モナ・リザ」に関する記事を見た時に、興味深い絵画を見つけてしまいました。
イタリアの画家”チェーザレ・マッカリ”による、「モナ・リザ」の制作シーンを描いた作品です。
作品名は、『「モナ・リザ」を描くダ・ヴィンチ』といったところでしょうか。

『絵画「モナ・リザ」を描くレオナルド・ダ・ヴィンチ』(1863年)チェーザレ・マッカリ
・97×130cm、カンヴァスに油彩、Cassioli Museum collection
チェーザレ・マッカリ(Cesare Maccari)は、19世紀後半にかけて活躍した画家で彫刻家。
年代で言うと1840年~1919年なので、比較的最近の画家です。
私はよく知らない画家ですが、でも不思議ですよね~。
「モナ・リザ」の絵が描かれていると、なぜか質の高さそうな絵に思えてしまうからです。
さて、ここで簡単ですが、絵の説明に入りたいと思います。

『絵画「モナ・リザ」を描くレオナルド・ダ・ヴィンチ(detail)』(1863年)チェーザレ・マッカリ
これはダ・ヴィンチが「モナ・リザ」を制作している場面です。
レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci )は、1452年~1519年、つまりルネサンス期を代表する芸術家です。
代表作「モナ・リザ」は1503~1506年頃に制作したと言われているので、ダ・ヴィンチが50歳頃に描いた作品になります。
私の主観になりますが、絵を観た限りだと50歳の姿には全く見えません。
肌の色艶から考えて、もうちょっと若い感じがしますよね。
ただダ・ヴィンチの特徴は掴んでいるようで、おそらく現存している資料や自画像などを参考に描いたものだろうと思います。

『絵画「モナ・リザ」を描くレオナルド・ダ・ヴィンチ(detail)』(1863年)チェーザレ・マッカリ
そしてコチラが「モナ・リザ」のモデルと言われる女性”リザ・デル・ジョコンド(Lisa del Giocondo)”
モデルとなった女性には諸説ありますが、現在のところ”リザ・デル・ジョコンド”でほぼ間違いがない様です。
ちょっと余談にはなりますが、当時の”美的感覚”からズレているそうで、ダ・ヴィンチは女性を”美化”して描いていない様です。モデルの女性を”忠実にありのまま”描いた可能性が強い様ですね。

さて、今回はこんな感じで一枚の絵画を紹介してみました。
きっかけは、「モナ・リザ」に関する記事だったわけですが、つくづくきっかけは大切だな~と。
”チェーザレ・マッカリ”という画家を知れたのもありますが、何よりも「モナ・リザ」の凄さを再確認できたからです。
知っている人も多いでしょうが、ルーヴル美術館は2031年を目途に大改修プロジェクトが計画されています。
俗に”新ルネッサンス・プロジェクト”と呼ばれるものです。
これに伴ってルーヴルの目玉「モナ・リザ」も移転され、以降作品を鑑賞するには別途チケットも必要になるそうです。
僕らにとっては良い事!?なのかわ分かりませんが、とにかく大改修されたルーヴルの姿は見てみたいものですね。^^
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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