「アンデパンダン展」って何? …私でも出品できるって本当!?

制作した絵を見てもらう愉しさ!

 

まさに「アンデパンダン展」は可能性と制作意欲の源でしょうね!!

 

美術学校に通っていなくても、専門の教育を受けてこなかったとしても…。
もちろんプロの画家じゃなく、アマチュアの私でも制作した作品を出品できる!日曜画家だったアンリ・ルソーが毎年の様に出品していたのが頷けますね!

元々フランスのパリで始まった「アンデパンダン展」。この芸術の流れは、次第に世界各地へと広まっていきました。もちろん現在は日本各地で開催されています。

 

今回はアンデパンダン展の意味や日本で見れる場所、芸術の可能性や醍醐味について私なりに語ってみました。

 

 

「アンデパンダン展」って何!?

油絵

アンデパンダン展(Salon des indépendants)」は元々フランスのパリで生まれたもの。
※”indépendants”はフランス語で、「独立した人々、無所属」を意味します。

無審査、自由出品、無褒賞を原則とする展覧会で、1884年にアカデミーに対抗する形で行われました。

 

それまでの展覧会はアカデミー主催によるものが主で、問題も色々とあったそうです。審査委員がアカデミーの会員で占められていたり、出品作品の増加もあって審査が厳しくなっていった。当然ながら出品者側も審査に通りやすい様にアカデミーの基準に沿った作品を制作しようという流れになっていったわけです。新たな絵画運動を起こそうにも、なかなか受け入れられなかったのです。

 

「アニエールの入浴者」(1884年)ジョルジュ・ルーラ

「アニエールの入浴者」(1884年)ジョルジュ・ルーラ

 

こういった保守的な展覧会の在り方に対抗する形で、1884年にジョルジュ・スーラやポール・シニャックが中心となってアンデパンダン美術協会を設立。その後毎年の様に開催されていったのです。

 

「夢」(1910年)アンリ・ルソー

「夢」(1910年)アンリ・ルソー

 

参加メンバーはアンリ・ルソーの様に日曜画家として絵を描いていて、展示する機会に恵まれなかった者。スーラやシニャックの様に当時前衛的な作品を制作していて、なかなかアカデミーに評価されなかった画家など様々だったそうです。

展示する機会に恵まれない画家、斬新過ぎて当時のアカデミーでは受け入れられなかった画家。様々な画家にとっての受け皿的な展覧会だったわけです。

そしてこの「アンデパンダン展」の流れは世界各地へと広まっていきます。もちろん日本にもやってきたわけです。

 

 

日本で観れるアンデパンダン展について

鑑賞のポイント

元々パリで開催された「アンデパンダン展」が世界各地へ広まりました。

芸術の波がワールドワイド化してきたのですね。

現在日本でも様々な場所で開催されていて、一番有名どころでいうと国立新美術館で開催されている「日本アンデパンダン展」になるかと思います。

 

第75回、日本アンデパンダン展

・会期:2022年3月23日(水)~4月4日(月)まで
・会場:国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)

・一般・大学生:700円、65才以上・高校生:400円
 ※割引や半券利用可能、詳細は公式HPを参照してください。

・出品料1点出品者は12,000円、2点出品者は17,000円、3点以上の出品は1点につき9,000円。

 

「アンデパンダン展」のメリット!

鑑賞する人にとっては何よりも入場料が安い事!!
ここ最近の出品作品数1,000点前後が、大人だと700円とリーズナブルで鑑賞できます。

当然アマチュアの作品も多々ありますが、だからといって馬鹿には出来ません!中には”コレ、イイね!!”と思うような出会いが意外なほどあります。芸術作品は観る人の感性と直結します。どんな作品に一目ぼれするか、それは観ない事には分からないと思います。

 

出品者のメリット!!

自分が制作した作品を気楽に出品できる事でしょうね。もちろん多少なり出品料が必要ですが、個人で個展を開く事に比べたら格安だと思います。

 

 

「アンデパンダン展」への出品、次はあなたの番かもよ!?

制作意欲の源

本来「アンデパンダン展」は自由出品、無審査、無褒賞が原則。年齢問わず自分が制作した作品を自由に出品できるのが最大のポイント!です。

美術学校に通っていなくても、専門の教育を受けてこなかったとしても。もちろんプロの画家じゃなくても、アマチュアの私でも制作した作品を出品できるわけです。まさにこれが「アンデパンダン展」の可能性で、醍醐味なんでしょうね!!

確かに出品料は掛かりますが、とはいってもかなり格安だと思うのです。普通に自身で個展を開こうとしてら相当掛かりますしね…。

 

「アドリア海の夕日」(1910年)ヨアヒム=ラファエル・ボロナリ

「アドリア海の夕日」(1910年)ヨアヒム=ラファエル・ボロナリ

 

私の経験から思う、展示される事の嬉しさ!

これは学生の頃の思い出ですが、美術の時間に作った作品が表彰された事がありました。席の前後で似顔絵を描きましょうという授業だったのですが、ここで制作した水彩画が表彰されたのです。もちろん賞状ももらい、その流れでちょっとした展覧会に自身の作品が展示される事に!!もちろん親に連れられ観に行きましたが、この時は本当に嬉しかったですね!!

当時まだ中学だったので絵のイロハは分かりませんでしたが、作った絵が皆の前で展示されるって本当に嬉しいものです。(もちろん多少なりの気恥ずかしさはありましたが…)

自分の制作した作品を人に見てもらいたい!これって制作意欲の源なのかもしれませんね!人に見てもらって、評価してくれる人が一人でもいてくれたら…。これって本当に最高な気分だと思うのです。

私の持論ですが、”作品は1人でも評価してくれる人がいたら、その時点で芸術作品になりえる!”と思っています。そういう意味では芸術って本当に可能性に満ちている!!「アンデパンダン展」はまさに可能性の宝庫!

さあ!次はあなたの作品を出品する番かもしれませんよ!!

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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コメント

    • オザキユタカ
    • 2022年 10月 26日

    とてもいいアンデパンダン展の紹介です。セザンヌ、マチス、モンドリアン、デュシャン…なども出品されていましたね。

    • サダ
    • 2022年 10月 26日

    コメントありがとうございます。セザンヌにデュシャン、ロートレックと名を挙げただけでも、そうそうたるメンバーですよね。アンデパンダン展がなかったら新しい作風も誕生しなかったかもしれないし、つくづく可能性の大きさを感じますね。

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