「ルノワール展」を観てきました。(その2)in 国立新美術館

「ルノワール展 in 2016」…国立新美術館にて

 

「ルノワール展」その2として、
都会の風景や華やかさの感じられる作品を見ていこうと思います。

 

ルノワールは女性の絵や風景画など
様々な作品を描いてきたけれど、

今回話す4章はまさに
ルノワールのすべてが集約されている!!

…と言っても過言ではない!と思っています。

 

4章…”現代生活を描く

「ルノワール展 in 2016」…国立新美術館にて

ルノワールはダンスホールやカフェ、
それから酒場など都会の雰囲気がする風景を描いています。

そういう意味では
モネとはちょっと趣(おもむき)が違う感じですね。

 

そんな華やかさのある作品で、
ルノワールの代表作とも言われるのが
今回の注目作品にもなっているこの”舞踏会”の絵!

・・・

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」(1876年)ピエール=オーギュスト・ルノワール

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」(1876年)ピエール=オーギュスト・ルノワール

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」(1876年)
・131.5×176.5cm、カンヴァスに油彩
・オルセー美術館所蔵

 

絵を見て感動!
見ているとその場の賑わいが感じられませんか?

ワイワイ、ガヤガヤとした愉しい雰囲気、
本当に素敵で見入ってしまう作品ですね!!

ルノワールの作風は明るく柔らかさが特徴なだけに、
楽しそうにダンスしている様子が伝わってきませんか?

こういった都会的で華やかさのある絵は、
まさにルノワールにしか描けないと思いますね!!

 

ここでCheck!

ムーラン・ド・ラ・ギャレットの意味とは?

ムーラン・ルージュ(Moulin Rouge)
ムーラン・ド・ラ・ギャレット(Moulin de la galette)

ムーラン(Moulin)”は風車を意味します。
そして”ギャレット(Galette)”は
フランスのモンマルトルにあるダンスホールの名。

つまりムーラン・ド・ラ・ギャレット”は
ギャレット(Galette)の風車”という意味になるわけです。

ここでちょっと余談ですが、
ムーラン・ルージュ』という映画はご存知だと思います。

これも同じ要領で”ルージュ”は赤という意味になるわけで、
ムーラン・ルージュとは”赤い風車”という意味になるのです。

ちなみにムーラン・ルージュというキャバレーも
同じくパリ(フランス)のモンマルトルにあります。

ここでルノワールのこんなエピソードを!

ルノワールは楽しさこそ芸術の目標だと揚げていました。
…”絵とは好ましく、楽しく、
きれいなものでなければならない”と…。

 

絵画とは楽しいもの”というルノワールの芸術観
この「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」にも表れていると思います。

 

そしてこの他にも
ルノワールの芸術観が表れている絵画がありました。

「田舎のダンス」(1883年)ピエール=オーギュスト・ルノワール

「田舎のダンス」(1883年)ルノワール

「田舎のダンス」(1883年)
180.3×90cm、カンヴァスに油彩、オルセー美術館所蔵

ここで描かれている人物は、
男性はルノワールの友人ポール・ロート、女性はアリーヌ・シャリゴ。

 

「都会のダンス」(1883年)ピエール=オーギュスト・ルノワール

「都会のダンス」(1883年)ルノワール

「都会のダンス」(1883年)
179.7×89.1cm、カンヴァスに油彩、オルセー美術館所蔵

 

ポイント!
こんな共通点と相違がオモシロイ!

上の「田舎のダンス」と「都会のダンス」には、
こんな興味深い点が見えてくるのです!

それは2つとも寸法はほぼ同じで、描かれている年代も同じ。
しかも常に対照的な形で展示されていたといいます。

まるで兄弟の様な2枚の絵ですが、
でもそれぞれ違った個性を持っているのもまた興味深い!

「田舎のダンス」は庶民的で暖かな印象があるのに、
「都会のダンス」では冷たい感じの色調で物静かな雰囲気がある。

まさに共に似て非なる作品なわけです!

 

 

ルノワール以外の都会的で華やかな作品たち…

 

この”舞踏会”をテーマにしたこの章は、
ルノワール以外にも気になる絵がありました。

「モンマルトルの酒場」(1886年)フィンセント・ファン・ゴッホ

「モンマルトルの酒場」(1886年)フィンセント・ファン・ゴッホ

 

・・・

「アニエールのレストラン・ド・ラ・シレーヌ」(1887年)フィンセント・ファン・ゴッホ

「アニエールのレストラン・ド・ラ・シレーヌ」(1887年)フィンセント・ファン・ゴッホ

・・・

「夜会」(1878年)ジャン・ベロー

「夜会」(1878年)ジャン・ベロー

・・・

 

「夜会(舞踏会)」(1878年)ジェームズ・ティソ

「夜会(舞踏会)」(1878年)ジェームズ・ティソ

 

この絵の周りでは複数の人から
スゴイ!”って言っているのを耳にしたのですが~

 

考え…・思い…
それだけ女性の着ているドレスが、
”超”が付くほどリアル描かれているのです。
まるで”写真”の様でした!!

もうちょっと大きな画面でこの「夜会(舞踏会)」をご覧ください!

「夜会(舞踏会)」(1878年)ジェームズ・ティソ

「夜会(舞踏会)」(1878年)ジェームズ・ティソ

 

しかもこの絵を飾っている額が豪華な”金色”の額だったので、
作品と額の雰囲気がマッチしているのです。

改めて額も作品の一部なんだな~と思ったわけです。

 

他にもゴッホ(フィンセント・ファン・ゴッホ)の絵もあったりと、
この舞踏会の章は色々と見所ありって感じでした。

 

 

の4章をまとめると

現代生活を描くをテーマで展示された
都会的で華やかな作品の数々…

 

考え…・思い…
改めて思いますが、
芸術は明るくて愉しいのが一番!!だと思います。

やっぱり観ていると実にイイ気分になってきます。

 

特にこのルノワールの名画…

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」(1876年)ピエール=オーギュスト・ルノワール

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」(1876年)ピエール=オーギュスト・ルノワール

絵とは好ましく、楽しく、きれいなものでなければならない

まさにこの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」は、
そんなルノワールの言葉を象徴する作品だと思いますね!

愉しそうで、綺麗な…
(手前の女性の楽しそうな笑顔もイイですね!)

ずっと見ていても飽きない素敵な絵だと思います。

 

それからちょっと話が変わりますが~

売店でこんなグッズがありました!

コップのフチ子さんシリーズ『田舎のダンス』
コップのフチ子さんの『田舎のダンス』

 

考え…・思い…
これはフチ子さんの『田舎のダンス』バージョンだったので、
この舞踏会のページで取り上げてみたのですが~
パッと見はふざけている様ですが、
実にオモシロいアイデアのおもちゃです!!

でもこのダンスしているフチ子さんの目って…
何だか冷めた感じなんですよね~。

コップのフチ子さんシリーズ『田舎のダンス』

フチ子さん…ダンスを楽しんでいるのかな!?

 

とにかく、
この4章は全体的に気になる作品ばかり!!

しかも映像も観れたりできるので、
十分楽しめる章だと思います。

 

 

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