生前中に売れたゴッホ唯一の絵画「赤い葡萄畑」

Painting Art

 

今でこそ高額で落札される事が多いゴッホの絵画だけれど、
生前中はまったく売れなかったというのは有名な話です。

 

とはいえ
一枚も売れなかったというわけではなくて、
実は売れた作品があったというのは知っていますか??

 

「赤い葡萄畑」(1888年11月)フィンセント・ファン・ゴッホ

「赤い葡萄畑」(1888年11月)フィンセント・ファン・ゴッホ

フィンセント・ファン・ゴッホ赤い葡萄畑(1888年11月)

 

この作品は夕方頃に葡萄畑で畑仕事をする人たちの様子を描いたもの。

1888年の11月といえばアルルでゴーギャンと共同生活をしていた頃ですね。

事実ゴッホとゴーギャンは共に葡萄畑に出向いて、
そして互いに葡萄畑で収穫をする様子を絵に描いています。

※1888年の10月23日にゴーギャンがアルルにやってきて共同生活を開始、
その年の12月23日にゴッホは自身の左耳を切り落とすと言う事件が起こっています。

 

この「赤い葡萄畑」が売れたのが1890年2月の事。

ここでピンときた人もいると思いますが、
1890年と言えばゴッホが亡くなった年でもあるのです。

ゴッホが亡くなったのが7月なので、
売れたのは亡くなる約5ヵ月前だったわけですね。

 

現在この「赤い葡萄畑」は
ゴッホが生前中に売れた唯一の作品とされていますが、
もしかしたら他にもあったのかもしれませんね。

とにかく現在のところ生前中に売れたのはこの作品だけだと言われています。

 

 

ゴッホの「赤い葡萄畑」の購入額はいくらだったの!?

ART

さて気になるゴッホ作「赤い葡萄畑」の購入額ですが、
当時のフランスの通貨単位で400フランだったと言います。

 

現在の日本円で換算すると
当時の1フランは約250円位になるでしょうか。

そうすうると今の価値でいうと
約10万~11万位になるんでしょうね。

ちなみについ最近落札されたゴッホの言えば
モンマルトル通りの光景」で約17億円の価値でした。

「アリスカンの並木道」は約79億円だったと言います。

そして日本で観れるゴッホの「ひまわり」は約58億円だったのです。
※1987年安田火災海上(現在の損保ジャパン日本興亜)が落札しました。

ゴッホが生きていた頃は
今ほどの人気も評価もなかったのが分かります。

もしこの「赤い葡萄畑」が””オークションに出品されたら、
果たしていくらの価値が付くのだろうか??

ちょっと気になる話題ですね。

 

 

一体誰がこの「赤い葡萄畑」を購入したの!?

ART
購入した人物はアンナ・ボックという女性だったそうです。

 

このアンナ・ボック(1848年~1936年)という人物は、
ベルギーの画家で芸術家グループ”20人展”のメンバーの一人。

この20人展に加入したのが1885年なので、
アンナが37歳の頃に加入したわけですね。
※”20人展”…ベルギーを代表する画家やデザイナーたちが会員となって発足したグループ

 

「アトリエのアンナ・ボック」(1893年)テオ・ヴァン・ライセルベルヒ

「アトリエのアンナ・ボック」(1893年)テオ・ヴァン・ライセルベルヒ

このアンナ・ボックは裕福な家柄だったそうで、
資金的に才能のある無名な画家を支援したりしていました。

もちろん今回の様に作品を購入した事も多数あったそうです。

そしてこのアンナ・ボックには画家で詩人だったウジエーヌ・ボックという弟がいて、
この弟はゴッホとも交友があった事でも有名でした。

事実ゴッホはウジエーヌの肖像画を描いていたのです。

 

生前中ゴッホはそこまで高く評価されていたわけではなかったけれど、
でも多くの人から支援してもらっていたのが分かりますね。

弟テオからは経済的にも色々と支援してもらっていたし、
今回の様に芸術家からも応援されていたわけです。

 

近い将来ゴッホは世界的に評価される画家になる!
そう周りにいた人たちは予感していたのかもしれませんね!

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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