- 2025-8-17
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
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雨上がりの空を見ていたら、ふと”虹”の絵画を観たくなってしまった!
これも”美術好きの性”というものでしょうか。
様々な場面で”アート”と結び付けてしまう…
これは、私が美術に興味を持つようになってから発症した症状です。
今回は”虹”が描かれた絵画作品をいくつか集めてみたので、一緒に眺めていこうと思います。
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【 目次 】 ・クロード・ジョセフ・ヴェルネの「虹がかかった海岸の景色」 |
クロード・ジョセフ・ヴェルネの「虹がかかった海岸の景色」

「虹がかかった海岸の景色」(1749年)クロード・ジョセフ・ヴェルネ
・114.3×162.7cm、カンヴァスに油彩、個人蔵
まずはクロード・ジョセフ・ヴェルネの作品から。
クロード・ジョセフ・ヴェルネ(Claude Joseph Vernet、1714年~1789年)は、フランス出身の主に風景画で名を馳せた画家です。
特に海の風景画を描かせたら、彼の右に出る者はいないのではないだろうか!?
古典的な感じでありながら、それでいて印象派にも通じる画風で、純粋に画力の高さを感じる作品だと思いませんか?
事実、生前中は多くの注文にも恵まれ、大成功を収めていました。
ジョセフ・ライトの「虹のある景色」

「虹のある景色」(1793-1794年頃)ジョセフ・ライト
・92.7×121.9cm、カンヴァスに油彩、イェール大学英国美術センター所蔵
これはジョセフ・ライト(Joseph Wright)の「虹のある景色」
1734年~1797年、イングランド出身の画家で、明暗技法を用いた作品が特徴です。
全体的に薄暗く、そんな中に映える”虹の光”が特に目を惹きますね。
フレデリック・エドウィン・チャーチの「熱帯雨季」

「熱帯雨季」(1866年)フレデリック・エドウィン・チャーチ
・142.8×213.9cm、カンヴァスに油彩、サンフランシスコ美術館所蔵
こちらがフレデリック・エドウィン・チャーチ(Frederic Edwin Church)の「熱帯雨季」。
アメリカ出身で、大画面を活かした迫力とドラマチックな絵が特徴の画家です。
これはエドウィン・チャーチの代表作でもあるので、私は真っ先に思い浮かんだ作品でした。
日本でも度々取り上げられる画家なので、知っている人も多いだろうと思います。
作品自体がとても大画面なので、”実物を観るに限る!!”と思う作品。
いつか観れるチャンスがあったら、見逃したくないですね。^^
エドワード・ラムソン・ヘンリーの「古い風車小屋」

「イーストハンプトンの古い風車小屋」(1880年頃)エドワード・ラムソン・ヘンリー
・36.1×56.5cm、カンヴァスに油彩、スミソニアン・アメリカ美術館所蔵
これはアメリカの画家エドワード・ラムソン・ヘンリー(Edward Lamson Henry)の作品。
1841年~1919年と、比較的最近の画家です。
ニューヨークで絵を学んだ後、パリに渡りモネやシスレー、クールベなど様々な画家とも触れてきた画家。
作品の多くは農村部の風景画が多く、どれもノスタルジックでレトロ感のある作品が特徴です。
日本ではあまり馴染みのない画家ですが、非常に親しみやすい感じの作風なので、この機会に覚えておくのも良いかもしれませんね。
ドメニコ・モレッリの「ノアの箱舟、ノアの祝福」

「ノアの箱舟、ノアの祝福」ドメニコ・モレッリ
・27.5×40cm、カンヴァスに油彩
これはドメニコ・モレッリ(Domenico Morelli)の、『旧約聖書』の「創世記」に登場する”ノアの箱舟”を題材にした作品です。
作風からしてかなり昔の画家かと思いきや、実は1823~1901年と比較的最近の画家だから驚き!
二重の虹(ダブルレインボー)が描かれているので、非常に縁起の良さを感じる作品ですね。
ルートヴィヒ・カベルの「ムンス・クリントの眺め」

「デンマーク、ムンス・クリントの眺め」ルートヴィヒ・カベル
・91×148cm、カンヴァスに油彩
これはルートヴィヒ・カベル(Ludvig Kabell)の作品。
1853~1902年、デンマーク出身の風景画家です。
私はよく知らない画家ですが、調べてみると非常に美しい風景を描く画家の様ですね。
ムンス・クリントはムン島にある”白亜の崖”で知られ、世界的にも珍しい神秘的な白色の崖はまさに絶景!!
その美しい景色は、作品からも垣間見れます。
オットー・モーダーゾーンの「雨上がりの草原の風景」

「雨上がりの草原の風景」(1940年)オットー・モーダーゾーン
・63.5×78cm、カンヴァスに油彩
これはオットー・モーダーゾーン(Otto Modersohn)の作品。
1865年~1943年、ドイツ出身の主に風景画家として活躍しました。
初期の頃は印象派的な画風で、徐々に独自の画風へと昇華していった画家です。
個人的には色遣いが好きなので、ぜひ部屋に飾りたい!そう思わせてくれる絵ですね。
ちなみに妻の名は、パウラ・オッダーゾーン=ベッカーで、同じく画家として活躍しました。

今回”虹”をキーワードに、様々な画家の作品を紹介しましたが、どうだったでしょうか!?
本物の”自然に発生した虹”もイイですが、たまには”絵画の虹”もイイものですね!^^
風情もあるし、何より絵画なりの味わいがあるからです。
まだたくさんあるので、興味のある人は探してみるのもイイと思います。

ぜひ、あなたの好きな一枚を見つけてみては!?
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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