”聖母子” …西洋絵画をより楽しむために知っておきたい!

イエス・キリスト降臨の物語

聖母マリア”について

…西洋絵画を楽しむために知っておいた方がイイ事!

 

絵画で描かれる事の多い聖母子

 

色々と西洋絵画を見ていくと、
必ずと言ってもいいほど宗教画に触れる機会があります。

そんな宗教画でも特に多いのがこの”聖母子”で、
西洋絵画を知る上でも
この”聖母子”は切っても切れないテーマになるのです。

 

聖母子の像
聖母マリアイエス・キリスト

 

考え…・思い…
実のところ当の私もそうですが、
最初は宗教絵画に対して抵抗があったのです。

というのも宗教に対して疎い部分もあったし、
堅苦しく難しいものだという先入観があったから…。

でも西洋画を愉しむ上では、
どうしても知っておいた方がいいテーマなんですよね~。

 

物知りぶるペンギン
そんなわけで今回は分かりやすく、
聖母子について話していきたいと思います。

 

て、私が思うに”聖母子”を知る上で
一番手っ取り早いと思うのが映画を観る事だと思います。

映画好きな私にとって
映画が一番とっつき易いのもありますが…。
何よりも映像を観ながらなので、理解しやすいというのもあるからです。

 

それでは
そんな私がおススメする映画はこちら!です。

マリア(原題:The Nativity Story)
     

これはイエス・キリストの誕生と、聖母マリアと夫ヨセフとの愛の絆を描いた映画です。

ストーリー
当時エルサレムのヘロデ大王が権力を握る時代。

話はそのヘロデ王の悪政に苦しめられていたナザレという村から始まります。
(※ナザレは今のイスラエルに位置する実在都市です。)

そんなナザレ村に一人の女性マリアが住んでいました。
(※のちに聖母マリアと言われる女性です。)

ある日マリアは天使ガブリエルから神の子を身ごもると知らされます。

しかしその頃マリアはヨセフとの婚約が決まっていた頃で、
性交渉もなしに子供を授かるという事にマリアは戸惑ってしまうのでした。

それでもマリアはそんな運命を受け入れる事にしたのでした。
(※処女懐胎と言います。)

神の子を身ごもる運命を受け入れたマリアですが、
しかし夫となるヨセフやその村人たちは
マリアの事をまったく信じようとしませんでした。

そんなある時ヨセフは夢の中で
天使ガブリエルからアリアの事が真実だとお告げを聞くのでした。

このお告げを聞いたヨセフはマリアを守ると心に誓うのでした。

でも当時はヘロデ大王が権力を握る時代。
救世主誕生の予言を知ったヘロデ大王は、
自分の身を脅かすのではないかと怯えるのでした。
そして東方の三博士に救世主になるだろう子供の居場所を探る事を命じるのです。

共に生きると誓ったマリアとヨセフは、
ヘロデ大王の追手を逃れるべくヨセフの故郷ベツレヘムを目指します。

キリスト降誕のストーリー
ベツレヘムにたどり着いたヨセフとマリアは、

ここで神の子イエスを出産するのでした。

そんなイエス誕生のその時…
空に見た事のない星が輝いたといいます。
(「ベツレヘムの星」と言われています。)

キリスト降誕のストーリー
この奇跡ともいえる光を目撃した三博士は、

自分たちの間違いに気づきヘロデ大王の元へ戻らない事を決めます。

救世主誕生に怯えるヘロデ王は、
ついに子供の虐殺を命じるのでした。

そしてその追手はマリアとヨセフの近くまで迫ってくるのでした…。

 

考え…・思い…
この映画「マリア」の良い所は
イエス・キリストの降誕の事だけじゃなく、
当時の時代背景までもが把握できる事ですね!

宗教画をより深く愉しむには、
もってこいの映画だと思います。

 

実はこの映画を観ようと思ったきっかけは、
ラファエロ・サンティ大公の聖母という作品でした。

「大公の聖母」(1505-06年)ラファエロ・サンティ

「大公の聖母」(1505ー06年)ラファエロ・サンティ

 

絵を見て感動!
初めてこの『大公の聖母』を見た時は、
本当に衝撃が走る驚きがあったのです。

でもそれと同時に
ふとこんな疑問もあったのでした。

聖母マリアの子(イエス)を見る表情が優しくもありながら…
なぜこんなにも悲しそうな目をしているんだろう…と。

もちろん母だからこそ優しさがあるのは分かりますが、
悲しそうな表情をするのは不思議で仕方がなかったのです。

そんなわけで疑問に思った私は、
イエスの誕生について知ってみようかな~と思ったのでした。

 

考え…・思い…
これは私の考えですが、
聖母マリアはこれからイエスに降りかかってくるだろう
苦難を予感していたのかもな~と思うのです。

当時はヘロデ大王が治めていた頃で、
自分の身を脅かす存在は排除しようとしていたからです。

そう思うと親であるマリアが
子の将来を悲しく思うのも当然だと思うのです。

・・・

「聖母子」(1440年)フィリッポ・リッピ

「聖母子」(1440年)フィリッポ・リッピ

こんな風にある程度の背景を知った上で、
聖母マリアや宗教画を観てみて下さい!!

おそらくこれまで以上により深く、
そしてより愉しく作品を観れると思いますよ!!

 

 

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