- 2024-12-15
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
- コメントを書く
新橋の汐留シティセンターには、実に興味深い彫刻があるのはご存知ですか!?
天に届くかの様にそびえ立つ、巨大なアルミの物体です。
実際に行くと分かりますが、想像以上の迫力に驚くと思います。
これは中国の彫刻家”ジャン・ワン(Zhan Wang)”の「物質の天国(Heaven of Matter)」。
汐留シティセンターは、パナソニック汐留美術館からほど近い距離にある商業施設。
館内にはレストランやカフェ、ショップ、オフィスもあり、平日ともなれば結構な人です。
それだけに、多くの人が立ち止まって観るかと思いきや…
…意外と素通りという人も多い。
別にこの彫刻が目に入らないというわけではないのです。
誰が見ても気付くくらい巨大な物体ですから。
おそらくですが、彫刻が背景と馴染んでいるからなんでしょうね!
半端ないくらい巨大な彫刻だけれど、良い感じで館内の雰囲気に溶け込んでいる。
つまり、背景と”調和”しているわけです。
余談にはなりますが、”背景との調和”こそ私の考える彫刻の在り方!だと思っています。
さて、この彫刻を制作した人物について簡単に話したいと思います。
”ジャン・ワン(Zhan Wang)”は、現在も中国で活躍中の彫刻家で、主にスチールを用いた作品を得意としています。
作風はどれもが抽象的で、作品を観ただけでは理解に苦しむモノが多い。
非常に考えさせられる作品なわけです。
この「物質の天国(Heaven of Matter)」も、考えれば考えるほど奥深く感じる。
だから素通りしてしまうのは非常に勿体ない。
立ち止まって、じっくり鑑賞するに限る代物です。
そんなわけで、汐留シティセンターに立ち寄った際は、ぜひ立ち止まった鑑賞してほしい!
すると、作品の深みが感じられると思います。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。