- 2020-5-19
- For you (”Art”なイイ話)
- コメントを書く
”絵画は美術館だけで愉しむものじゃない!?”
コロナの影響であちこちの美術館は臨時休業が続いていて、
楽しみにしていた絵画展も延期の文字ばかり。
前から楽しみにしていた
カルロ・クリヴェッリの名画も見れず…
これは国立西洋美術館で展示予定の
カルロ・クリヴェッリの名画「聖エミディウスを伴う受胎告知」
何気に楽しみにしていたのに、見れないとなるとかなり残念ですね (ノД`)・゜・。
もちろん他にも気になる作品があったのですが、
それも全部見れなくなってしまうかもしれないのです。
例えば
ゴーギャンの静物画も…
仕方のない事とはいえ、
ここまで立て続けに延期されるとちょっと凹みますよね。
とは言っても仮に緊急事態宣言が解除されたとしても、
これまで通り美術館で愉しむ事が出来るかも不安なわけで~
普段行く美術館のあの混みようを想像したら、
どうしても躊躇してしまったりもします。
そんな状況の中で、
家に居ながら絵画を愉しめたらイイですよね!!
実はyou tubeで調べて見ると、
絵画の興味深い動画を色々発見できるのです!
・・・
”国立西洋美術館 ギャラリートーク”
これは国立西洋美術館の研究員による解説動画で、
毎回1作品を取り挙げながら絵画の解説なり見所を解説してくれるもの。
その美術館の主任研究員や学芸員といった専門家たちが
描かれた時代や背景やら、
それから画家についてまで分かりやすく話してくれる。
しかも撮影もこだわっていて
絵具の盛りが分かるくらい間近で見せてくれたりもします。
美術館だとなかなか見れないドアップは、
なかなか見ごたえはあると思います。
そしてもう1つは、
ポーラ美術館(箱根)のこんな動画…
”#おうちでポーラ美術館”
この上の動画で取り挙げられているのは
ダリの名画「姿の見えない眠る人、馬、獅子」
この絵に秘められたダリのトリック”ダブル・イメージ”には
ついつい”へ~、そうなんだ!!”って感じですね。
共に同じようなトークライブ形式の動画になっています。
普段美術館では作品に集中するタイプの私ですが、
こうやって案内されながら
作品を鑑賞するのもたまにはイイものですね。
これが見所!
これがポイントですよ!!なんて言われると、
実際に美術館に行って作品を見たくなりますしね!!
さてここでこんな質問を!
この様に解説動画を公開している
国立西洋美術館とポーラ美術館ですが、
この2つの美術館に共通する事って何だと思いますか??
・・・
それは共に独自に作品を所蔵している美術館って事!
つまり自前の作品を所有している美術館なのです。
実は改めて思った事なんですが、
これも本来の美術館の役割なんだろうな~って思いますね。
美術館は単に作品の展示だけじゃなくて、
美術作品を収集し保存、展示する。
そして研究する施設でもあるわけですね。
やっぱり自前で作品を持っている事が
美術館として一番のポイントだと思います。
日本はある意味レンタルルーム化されている美術館が多い中、
こうやって自前で作品を持ち研究し、
そして今回の様に動画で解説してくれる。
自粛ムードのこの時期には、
こういった解説動画もイイものですね。
本来なら美術館に行って生で作品を鑑賞するのが一番だけど、
でも見れない時は
たまにはこうやって間接的に見るのもイイと思います。
前々からこの様な解説動画は多少なりあったけれど、
今回のコロナでますます動画が増えてきているように思います。
これも絵画の新しい愉しみ方かもしれませんね!!
ぜひ家で暇しているあなた!
たまには絵画の解説動画もどうぞ!!
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。