竹内栖鳳の墨画「二龍珠」から、辰年を迎えるのもイイ!

「二龍珠(detail)」(昭和15年、1940年)竹内栖鳳

 

 

辰年の初めを飾るには、竹内栖鳳墨画二龍珠はまさに最適!

 

現在は広島県にある”海の見える杜美術館”に所蔵されていて、私は見た事のない作品ですが、いつか一度は見たい!と思っている作品です。

 

「二龍珠」(昭和15年、1940年)竹内栖鳳

「二龍珠」(昭和15年、1940年)竹内栖鳳

・181.1×90.3cm、紙本墨画淡彩、海の見える杜美術館所蔵

竹内栖鳳といえば、京都画壇を代表する一人。

動物を描けば、匂いまで描く!」と言われる画家ですから、龍の迫力や存在感は圧倒的ですね。

龍は架空の生き物なので、実際はどういった匂いなのか分からないけれど、栖鳳が描くと匂いまで伝わってきそうです。見聞きだけの生き物をここまでリアルに描けるのも、栖鳳ならでは!と思ってしまいますね。

 

ほぼ墨の濃淡だけで、これほどの龍を描くわけだから…

大胆な構図にも圧倒されてしまうけれど、純粋に絵の上手さも伝わってくる。この栖鳳の「二龍珠」で新年を迎えるのも、イイのではないでしょうか。

という訳で、今年も宜しくお願いします。

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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