- 2023-8-13
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
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さすがに昼間2時頃の8月はキツイですよね~。
ここ最近の日本の気温はちょっと異常で、最高気温だと40度近いのもザラ。こんな灼熱の夏に、果たして地上の楽園ってあるのだろうか??
否!、あります!!
それは気温と湿度が保たれた”美術館(博物館)”です。
というか、タイトルで”美術館”と言っているわけですから、今さら答えるのもなんですが。巷では夏の定番として、夏祭りや花火大会、甲子園などに行く人も多数いますが、正直言って僕みたいに暑さに弱い人間にとってはちょっと信じられない行為です。どれも屋外で楽しむものだから。ひと昔前の夏だったら外でのレジャーや娯楽もいいけれど、さすがにここ最近の暑さはちょっとキツイ(ちょっとじゃなく、死ぬほどキツイですね)。
だから、最近の灼熱地獄の様な夏は、どうしても居心地の良い場所、つまり地上の楽園を求めたくなるもの!
それが私にとっては”美術館(博物館)”なわけです。
なにせ館内は作品保護の観点から室温や湿度が一定に保たれていて、しかも好きな美術作品を鑑賞できるから!!念のため言っておきますが、美術館の室内環境は本当に快適です。^^ 展示している作品によって多少の違いはありますが、大体室温は22度~25度くらいかな?に保たれています。湿度に至っては、50~60%くらいです。人間にとって最適な湿度は40~60%くらいが最適なので、そういう意味でも美術館の環境って最高だと思いませんか??(ただ室温についてはちょっと寒いかな?と思う時もあるので、一応夏でも”羽織るもの”は用意しておきますが。)
というわけで、美術館に居る間の2~3時間くらいは、私にとって”地上の楽園”みたいな場所なわけです。
”地上の楽園”!?
ここでせっかくなので、”楽園”にちなんだ作品を挙げたいと思います。
・130.0×160.0cm、カンヴァスに油彩、シカゴ美術館所蔵
フランスの画家ピエール・ボナールの作品「地上の楽園(Earthly Paradise)」です。
印象派チックで、どことなくフォービスム(野獣派)的な感じもある。それでいて色彩感は鮮やかで、アンリ・マティスを思わせる雰囲気もある。ピエール・ボナールはナビ派に属する画家ではあるけれど、様々な画風の影響を受けている画家でもあります。それからボナールは日本画をこよなく愛していたのはよく知られている話。日本人が親しみやすい画風なのは、ある意味日本的な視点があるからかもしれませんね。
動物たちが戯れる最高な場所で、裸で寝そべる。これはこれで最高な楽園ですが、この絵を涼しい美術館で見れたなら、どれほど今の私にとっては楽園だろうか!?
涼しい快適な場所で、好きな美術を鑑賞する!
こんなに最高な場所って他にはないですよね!?それなのに、意外と空いている美術館もあるくらいですからね。本当に勿体ない。日本人って結構真面目な人種だと思うので、美術館に行ったら美術を見ないといけない!という考えが強いんでしょうけど、別にそんな事はないと思っています。
・暑さをしのぐために美術館に行って、ついでに作品鑑賞でも全然イイ!!
・美術館内にある喫茶店を利用するだけでもイイ!!
・美術館にあるショップに立ち寄るだけでも全然アリ!!
・常設展は入場料が安いので、常設展で時間を潰すでもイイ!!
要は理由は何でもイイと僕は思っています。もうちょっと美術館が身近な存在になって欲しいものですよね。別に美術館って特別敷居の高い場所でもないし、別に堅苦しく考える必要もない場所です。僕みたいにそこまで学のない人間でも、充分楽しんでいるわけですから!!
というわけで、灼熱の暑い夏こそ、地上の楽園”美術館(博物館)”へGO!です。
行った事のある人なら、僕の言っている意味が分かると思います。逆にまだ灼熱の夏に美術館へ行った事のない人は、ぜひ行ってほしい!本当に天国の様な場所ですから。^^ これぞ地上の楽園です!もちろん、そんな快適な場所での美術鑑賞も本当に最高にイイものですよ!
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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