- 2026-6-8
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ギリシャ神話は、知れば知る程オモシロイ!!
神話「トロイア戦争」の中で、特に有名なエピソードに”トロイの木馬”があります。
これは絵画でも頻繁に描かれる主題で、現在僕らが使用している”用語”の由来だったりと、様々な点で繋がっているからです。
今回は代表的な絵画作品を観ながら、”トロイの木馬”について解説していこうと思います。
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【 目次 】 ・神話「トロイの木馬」を、絵画を観ながら解説! |
神話「トロイの木馬」を、絵画を観ながら解説!

「トロイアに入る木馬の行進」(1760年)ジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロ
・39×67cm、カンヴァスに油彩、ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵
これはジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロの「トロイアに入る木馬の行進」
トロイの人々が木馬を城内に引き入れてい場面が描かれています。
『トロイア戦争』はギリシア神話が伝えるトロイア人とギリシア人、そしてそれぞれに味方したオリュンポスの神々の戦い。
中でも「トロイの木馬」は最も有名なエピソードです。
約10年にも及んだ戦いが終結に至った出来事で、絵画でも頻繁に描かれる主題でもあります。
まずは、↓神話「トロイの木馬」のストーリーから話していこうと思います。
1、神話「トロイの木馬」の物語

「城内に木馬を引き入れるトロイの人々」(1545年)ジュリオ・ボナソーネ
・40.0×63.8cm、ロサンゼルス・カウンティ美術館所蔵 (※Public Domain画像使用)
約10年続いたトロイア戦争も、終盤に差し掛かった頃…
攻撃が手詰まりになったギリシア軍はある秘策を講じます。
ギリシア軍は攻撃を諦め、木馬をだけを残して撤退。実は木馬の胴の中には、ギリシア軍の兵を潜り込ませていたのです。
そうとも知らず、油断したトロイの人々は城内に木馬を引き入れてしまったのです。

「燃えるトロイ」フレデリク・ファン・ファルケンボルフ
・18×27cm、銅板に油彩、個人蔵
トロイの人々が寝静まった頃、ギリシア軍は中から飛び出し城門を開け放ち、城は容易に陥落。
これによって10年近く続いたトロイア戦争が終結に至ったのでした。
ちなみにこの「トロイの木馬」作戦を考えたのが、ギリシア軍の智将”オデュッセウス”でした。
オデュッセウスはギリシャ神話に登場する”知の英雄”で、ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』の主人公で知られる人物です。
2、マルウェア”トロイの木馬”は神話が由来!?

ちなみに、最近耳にする言葉にコンピュータに侵入するマルウェア”トロイの木馬”があります。
※マルウェアはコンピュータの脅威となるソフトウェアの事。
実は元ネタは神話「トロイの木馬」から来ているというわけです。

「神話」は絵画でも頻繁に描かれる主題でもあるし、普段見聞きする”用語”の由来にもなったりします。
そういった意味でも、「神話」を知るってオモシロイと思うわけです。
という感じで、次ではいくつか代表作を観てみようと思います。
「トロイの木馬」を描いた絵画の数々!!

「トロイアの木馬の建造」(1773-74年頃)ジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロ
・224.2×391.2cm、カンヴァスに油彩、ワズワース・アテネウム美術館所蔵
これはジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロの「トロイアの木馬の建造」という作品。
「トロイの木馬」はトロイア戦争の中では特に有名なエピソードです。
ここでは、”トロイの木馬”を描いた作品をいくつか挙げていこうと思います。
・・・

「トロイアの木馬の建造」(1760年)ジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロ
・38.8×66.7cm、カンヴァスに油彩、ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵
こちらもジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロで、大作「トロイアの木馬の建造」のための習作的作品。
全体的に色彩が弱めな事からも分かると思います。
色彩観は少し抑え目ではありながら、でも躍動的な人物描写に軽やかな筆致は健在。

「トロイアの木馬」(1874年)アンリ=ポール・モット
・96×147cm、カンヴァスに油彩
フランス出身の、アンリ=ポール・モット(Henri-Paul Motte)の作品です。
ジャン=レオン・ジェロームから絵を学び、主に歴史画を描いた画家で知られています。

「燃え盛るトロイの街とトロイアの木馬」フアン・デ・ラ・コルテ
・154×218cm、カンヴァスに油彩、プラド美術館所蔵
また他に多いのが、ギリシア軍がトロイの木馬の胴から飛び出してくる場面です。
武装したトロイア軍が撃退しようと応戦し、背景では建物が燃えているのが印象的です。
上の作品はフアン・デ・ラ・コルテ(Juan de la Corte)によるもの。
巨匠ベラスケスに師事し、歴史画で名を馳せた画家です。

「トロイアの木馬」(1924年)ロヴィス・コリント
・105×135cm、カンヴァスに油彩
これはドイツの画家ロヴィス・コリント(Lovis Corinth)の作品。
1858年~1925年、印象主義的作風が特徴の画家です。
「トロイの木馬」はトロイア戦争の中でも特に有名なエピソードの一つ。
でも探してみると分かりますが、意外と描かれている作品は少ない様です。
有名な場面ではあるけれど、如何せん主役となる人物がいないからでしょうか。
余談ですが…

「トロイア戦争」は神話とされていますが、歴史的根拠があるとされています。
1870年にハインリヒ・シュリーマンによって、トロイア戦争の舞台とされる場所が発見されました。
トルコのカナッカレ(Çanakkale)にある”トロイ古代遺跡”です。
トロイが実在したかどうか?は専門家によって意見が分かれているそうですが、とにかく考古学的に非常に価値があるのは間違いのない事実!
そんな経緯もあり、現在は「世界遺産」に登録されています。
とにかく現在も発掘調査は継続中だそうで、今後の結果に期待ですね!
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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