気になるアートなニュース! 「ルーヴルの大規模改修と料金値上げ!」

ルーヴル美術館のイラスト画像

 

美術好きになると、どうしてもアートネタには目が向いてしまうもの。

先日ネットニュースで、こんな気になる記事を見つけてしまったのです。

 

ルーヴル美術館が老朽化に伴う大規模改修工事&料金値上げ!という記事です。

今回はルーヴル所蔵の名画をいくつか挙げながら、私なりに記事の解説をしていきたいと思います。

 

 

さて、ルーヴル美術館はご存知の通り、世界で最も有名な美術館の一つです。

ダ・ヴィンチの名画「モナ・リザ」でも有名で、年間来館者も800万人を超える程。

これほど知られている美術館は、おそらく他にはないでしょうね。(日本の記事になるくらいですからね。)

 

「モナ・リザ」(1503-1506年頃)レオナルド・ダ・ヴィンチ

「モナ・リザ」(1503-1506年頃)レオナルド・ダ・ヴィンチ

・77×53cm、ポプラ板に油彩、ルーヴル美術館所蔵

そんなルーヴル美術館が老朽化に伴い、大規模な改修工事を行うそうです。

1990年頃の改築工事からすでに30年以上は経っているので、それは仕方がない事なんでしょうね。記事を見る限り、水漏れする場所もあるそうです。

それから、最近の来館者数が年間800万人を超える勢いなので、今回の改修工事によって来館者の動線や混雑緩和も理由だそうです。

 

とにかく遅かれ早かれ、改修工事は行わないといけない時期に来ていたわけです。

 

「カナの婚礼」(1563年)パオロ・ヴェロネーゼ

「カナの婚礼」(1563年)パオロ・ヴェロネーゼ

・677×994cm、カンヴァスに油彩、ルーヴル美術館所蔵

ちなみにマクロン大統領の演説によれば、費用は1,100億円超だそうです。

大統領自ら説明するのも異例だけれど、それ以上に金額の大きさにも驚きです。

 

そして、もう一つ気になる内容が、来年(2026年)1月からEU以外の来館者の入場料値上げです。(詳しい値上げ幅は不明)

現在が22ユーロ?なので、日本円にすると約3,500円位でしょうか。

というか、3,500円という価格が安いか高いかは人によって解釈は違うでしょうけど、私的には安く感じてしまいますね。

 

「ナポレオン1世の戴冠式」(1805-1807年頃)ジャック=ルイ・ダヴィッド

「ナポレオン1世の戴冠式」(1805-1807年頃)ジャック=ルイ・ダヴィッド

・621×979cm、カンヴァスに油彩、ルーヴル美術館所蔵

ルーヴルは所蔵作品だけで38万点を超えると言われ、常時3万5,000点は展示しているという美術館です。

仮に1作品当たりで計算すると、1作品=約0.1円という鑑賞料になります。

現在日本の美術館は150点程の展示数で2,000円位の入場料が一般的。大雑把な計算にはなりますが、1作品辺り13円位になります。

ルーヴル美術館の入場料がいかにリーズナブルなのか!?が分かってもらえるかと思います。

 

「民衆を導く自由の女神」(1830年)ウジェーヌ・ドラクロワ

「民衆を導く自由の女神」(1830年)ウジェーヌ・ドラクロワ

・260×325cm、カンヴァスに油彩、ルーヴル美術館所蔵

とにかく、今回の改修工事はルーヴル美術館にとって一大プロジェクトなのは間違いない事実。

もちろん美術好きの私にとっても、今後の動向が非常に気になるニュースなわけです。

 

さて、数年後のルーヴルはどんな姿になるんでしょうか…。^^

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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