トーハクで信楽の「筒形花入」を観て、体が震えました!

心が震える出会い!

 

先日”東京国立博物館”で、信楽筒形花入を観た瞬間、体が”震えてしまった!

 

 

震えたというか、シビレたというか…

表現的にはどちらの方が適切かは分かりませんが、とにかく、ここまで惹かれる作品は久しぶりですね。しかも絵画ではなく、陶磁の作品は初の事。

新たなジャンルに足を踏み入れた瞬間を味わってしまったのです。

 

 

「筒形花入」(安土桃山-江戸時代、16‐17世紀)信楽 ※東京国立博物館「総合文化展」より

これは信楽の筒形花入(つつがたはないれ)で、東京国立博物館の「総合文化展」で展示されていたものです。

 

観た瞬間にオオッ!って思ってしまいました。^^

色もそうですが、この独特な味わいある形が絶妙にイイ!素朴な感じもあって、それでいて自然のありのままが表現されている様な…。

もう本能的に”触れてみたい!”と思ってしまったのです。(さすがに、触りたくても触れないですけどね…)

 

理由はどうであれ、観た瞬間に”オオッ!”と思える作品に出会えると、やっぱり嬉しいものですね。

以前にも見た事はあるとは思うんだけれど、今回はなぜこれほどにも一目惚れしたのだろう!?本当に不思議ですよね。

これだから芸術鑑賞はやめられない。^^

 

 

私の考え

これは私の持論にもなりますが

作品に対する印象は、自分のと言うフィルターを通してみるものだと思っています。

その時、その場所、その日の気持ちによっても作品の印象や解釈は分かってくる。だから同じ作品を何度観ても飽きない。良い作品は何度観てもイイ!って事ですね。

これは芸術鑑賞における最大の醍醐味だと思っています。

 

 

こで「筒形花入」の解説を見てみようと思います。

「筒形花入」(安土桃山-江戸時代、16‐17世紀)信楽 ※東京国立博物館「総合文化展」より

 

筒形花入(つつがたはないれ)

信楽(しがらき)、安土桃山~江戸時代・16~17世紀

解説では筒形に成形したのち、前後からたわめられ、さらに胴部に凹線が施されています。そこに自然釉が全面にわたって掛かり、土肌の色との違いがあわられて片身替わりのような景色をなしています。掛花入として用いるための穴が前後にあけられ、のちに一方が埋められています。

・東京国立博物館の総合文化展で展示された「筒形花入」の解説文より

 

東京国立博物館

東京国立博物館には、絵画だけでなく陶磁器なども多く所蔵されています。

 

しかも展示数はかなりの量なので、ゆっくりと見ていたら1~2時間では絶対に足りない。

展示数が半端ないという事は、ブラ~と見ているだけでも、自然と目を惹く作品にも出くわすと思います。

 

「色絵象形香炉」(江戸時代、17‐18世紀)伊万里(柿右衛門様式) ※東京国立博物館「総合文化展」より
※「色絵象形香炉」(江戸時代、17‐18世紀)伊万里(柿右衛門様式) ※東京国立博物館「総合文化展」より

 

「三彩花鳥文水注」(江戸時代、19世紀)青木木米 ※東京国立博物館「総合文化展」より
※「三彩花鳥文水注」(江戸時代、19世紀)青木木米 ※東京国立博物館「総合文化展」より

絵画もそうですが、彫刻や陶器も、惹かれる作品には理由は要らないと持っています。純粋にイイな~と思う気持ちが大事だと。

つまり人を好きになる”一目惚れ”と同じものでしょうか。

これが東京国立博物館(トーハク)ならではの鑑賞方法でしょうね。

 

人気の特別展もいいけれど、東京国立博物館の「総合文化展」も侮ってはいけませんよ!

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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