- 2025-9-1
- Enjoy This (観てほしい絵画展)
- コメントを書く

暦の上で9月は”秋”になります。
にも関わらず、異常な程暑い!! まさに夏の様な暑さです。
そんなわけで今回は、絵画でちょっとは”秋の気分”を味わってみようという趣旨で、風情を感じる作品をいくつか紹介したいと思います。
|
【 目次 】 ・9月は本当に”秋”なの!? |
9月は本当に”秋”なの!?

9月になったのに、異常な暑さが続きますね。
まさに”夏”の様な暑さです。
でも暦の上では、一応9月は”秋”になります。
ちなみに気象庁では、9月からを秋と定義しているようです。
気象庁の公式サイトでは、「秋(9月~11月)」という感じで記載されているから。

とは言っても夏の様に暑いと、全く”秋”を感じさせてくれません。
だからというわけではないですが、今回は絵画を鑑賞しながら、ちょっとは”秋気分”を味わってみようと思ったわけです。
ここで紹介していく作品は、私が独断と偏見で”秋を感じさせてくれる絵”を選ばせて頂きました。

少しはあなたの心を”秋気分”にされられたら幸いですね!
秋と言ったら、二コラ・プッサンの「秋」

「秋(カナンのブドウ、約束の地)」(1660-1664年頃)二コラ・プッサン
・118×160cm、カンヴァスに油彩、ルーヴル美術館所蔵
”秋”を言ったら、巨匠二コラ・プッサン(Nicolas Poussin)は外せません!
上は二コラ・プッサンの「秋」で、連作「四季」の内の一つ。
現在はルーヴル美術館に所蔵されていて、世界的にも”名画”と名高い作品です。
風景画の様でありながら、それでいて宗教的な要素も兼ね備えていて、非常に深みのある作品です。
二コラ・プッサンはオールド・マスターと称されるバロック期を代表する画家。
こういった寓意的な風景画を描かせたら、プッサンの右に出る者はいないでしょうね。
”秋”を感じさせてくれる絵画を挙げてみました!

「ある公園の道の風景」Karl Buchholz
・27×40cm、カンヴァスに油彩
これはドイツの風景画家カール・ブッフホルツ(Karl Buchholz)の作品です。
今回”秋”をキーワードに探してみたのですが、実に多くの作品があるのに驚きます。
描かれている風景も違えば、画家によって画風も様々!
実に多彩で味わい深いのも、風景画のオモシロさではないでしょうか。
今回は私が”秋を感じさせてくれるな~”と思う素敵な作品をいくつか紹介していこうと思います。
少しでも、あなたの心が”秋気分”に染まってくれたら幸いですね。

「秋の森」(1841年)ギュスターヴ・クールベ
これはフランスの画家ギュスターヴ・クールベ(Gustave Courbet)の作品。
私が調べた限りでも、”秋”を描いた作品は実にたくさんあります。
もちろんほとんどは風景画になりますが、特に”19世紀以降”に多く描かれている印象があります。
※ギュスターヴ・クールベ(Gustave Courbet)
…1819年~1877年、フランス出身の写実主義を特徴とする画家。反骨精神の強い画家としても有名で、代表作には「画家のアトリエ」や「オルナンの埋葬」などがあります。

「ある秋の、イギリスにある川の風景」(1877年)ベンジャミン・ウィリアムズ・リーダー
・カンヴァスに油彩
これはベンジャミン・ウィリアムズ・リーダー(Benjamin Williams Leader)の作品です。
私はよく知らない画家ですが、1831~1923年にイギリスで活躍した風景画家でした。
何とも言えない色遣いと、そして儚い感じが印象的ですね。

「秋のハドソン川」(1854年)ジョン・フレデリック・ケンセット
・カンヴァスに油彩、ニューブリテン美術館所蔵
こちらの画家も日本ではあまり聞かない名ではないでしょうか。
ジョン・フレデリック・ケンセット(John Frederick Kensett)は、1816年~1872年に生きたアメリカ出身の画家。
日本でもお馴染みエドウィン・チャーチと同じ”ハドソン・リバー派”の画家です。

「フィンスコグの秋の夕方」(1898年)Ragnvald Hjerlow
・71.5×84.5cm、カンヴァスに油彩、オスロ国立美術館所蔵
ノルウェー出身の画家で、日本語にすると”ラグンヴァルド・ヘルロー(Ragnvald Hjerlow)”となるでしょうか。
1863年~1947年と比較的最近の画家の様ですね。
特に夕暮れの描写が抜群に素晴らしいと思います。
何とも味わい深い風景画で、私はモネの「積みわら」とダブってしまいました。
これは日本でも観てみたい作品ですね。

「秋の森林」ウォルター・モラス
・81×120cm、カンヴァスに油彩
こちらがドイツの風景画家”ウォルター・モラス(Walter Moras)”の作品「秋の森林」。
日本的な感じがあって、何とも素朴で風情も感じられる。
純粋に”秋”を感じるには、素敵な作品だと思いませんか!?

「秋の林道」(1902年)ハンス・アンデルセン・ブレンデキルデ
・69.8×91.4cm、カンヴァスに油彩、個人蔵
そしてハンス・アンデルセン・ブレンデキルデ(Hans Andersen Brendekilde)の作品です。
私的に非常に素敵だな~と思った作品だったので、最後に”締め!”として紹介してみました。
1857年~1942年、デンマーク出身の画家です。
調べてみると分かりますが、実に素敵な絵を描く画家なので、ぜひチェックしてほしい一人です。
日本ではあまり知られていなくても、イイ画家はまだまだいる!
つくづく芸術の世界は広いな~と思いますね。

というわけで、少しは”秋気分”を味わえたでしょうか。
もし興味のある人は、”秋”をキーワードに絵画作品を探してみるのもオモシロイと思います。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。


















この記事へのコメントはありません。