暦の上で”9月は秋”なのに異常に暑い! 絵画で少しは”秋”気分を!

”秋”気分を感じる(イメージ画像)

 

暦の上で9月は”になります。

にも関わらず、異常な程暑い!! まさに夏の様な暑さです。

 

そんなわけで今回は、絵画でちょっとは”秋の気分を味わってみようという趣旨で、風情を感じる作品をいくつか紹介したいと思います。

 

目次

9月は本当に”秋”なの!?
秋と言ったら、二コラ・プッサンの「秋」
”秋”を感じさせてくれる絵画を挙げてみました!

 

 

 

9月は本当に”秋”なの!?

”秋”の雰囲気を感じる(イメージ画像)

9月になったのに、異常な暑さが続きますね。

まさに””の様な暑さです。

でも暦の上では、一応9月はになります。

ちなみに気象庁では、9月からを秋と定義しているようです。

気象庁の公式サイトでは、「秋(9月~11月)」という感じで記載されているから。

 

私の考え
とは言っても夏の様に暑いと、全く”秋”を感じさせてくれません。

だからというわけではないですが、今回は絵画を鑑賞しながら、ちょっとは”秋気分”を味わってみようと思ったわけです。

ここで紹介していく作品は、私が独断と偏見で”秋を感じさせてくれる絵”を選ばせて頂きました。

 

”秋”気分を感じる(イメージ画像)
少しはあなたの心を”秋気分”にされられたら幸いですね!

 

 

 

秋と言ったら、二コラ・プッサンの「秋」

「秋(カナンのブドウ、約束の地)」(1660-1664年頃)二コラ・プッサン

「秋(カナンのブドウ、約束の地)」(1660-1664年頃)二コラ・プッサン

・118×160cm、カンヴァスに油彩、ルーヴル美術館所蔵

”秋”を言ったら、巨匠二コラ・プッサン(Nicolas Poussin)は外せません!

上は二コラ・プッサンの「」で、連作「四季」の内の一つ。

現在はルーヴル美術館に所蔵されていて、世界的にも”名画”と名高い作品です。

風景画の様でありながら、それでいて宗教的な要素も兼ね備えていて、非常に深みのある作品です。

 

二コラ・プッサンはオールド・マスターと称されるバロック期を代表する画家。

こういった寓意的な風景画を描かせたら、プッサンの右に出る者はいないでしょうね。

 

 

 

”秋”を感じさせてくれる絵画を挙げてみました!

「ある公園の道の風景」Karl Buchholz

「ある公園の道の風景」Karl Buchholz

・27×40cm、カンヴァスに油彩

これはドイツの風景画家カール・ブッフホルツ(Karl Buchholz)の作品です。

今回をキーワードに探してみたのですが、実に多くの作品があるのに驚きます。

描かれている風景も違えば、画家によって画風も様々!

実に多彩で味わい深いのも、風景画のオモシロさではないでしょうか。

 

今回は私が”秋を感じさせてくれるな~”と思う素敵な作品をいくつか紹介していこうと思います。

少しでも、あなたの心が”秋気分”に染まってくれたら幸いですね。

 

 

「秋の森」(1841年)ギュスターヴ・クールベ

「秋の森」(1841年)ギュスターヴ・クールベ

これはフランスの画家ギュスターヴ・クールベ(Gustave Courbet)の作品。

私が調べた限りでも、””を描いた作品は実にたくさんあります。

もちろんほとんどは風景画になりますが、特に”19世紀以降”に多く描かれている印象があります。

ギュスターヴ・クールベ(Gustave Courbet)
…1819年~1877年、フランス出身の写実主義を特徴とする画家。反骨精神の強い画家としても有名で、代表作には「画家のアトリエ」や「オルナンの埋葬」などがあります。

 

「ある秋の、イギリスにある川の風景」(1877年)ベンジャミン・ウィリアムズ・リーダー

「ある秋の、イギリスにある川の風景」(1877年)ベンジャミン・ウィリアムズ・リーダー

・カンヴァスに油彩

これはベンジャミン・ウィリアムズ・リーダー(Benjamin Williams Leader)の作品です。

私はよく知らない画家ですが、1831~1923年にイギリスで活躍した風景画家でした。

何とも言えない色遣いと、そして儚い感じが印象的ですね。

 

「秋のハドソン川」(1854年)ジョン・フレデリック・ケンセット

「秋のハドソン川」(1854年)ジョン・フレデリック・ケンセット

・カンヴァスに油彩、ニューブリテン美術館所蔵

こちらの画家も日本ではあまり聞かない名ではないでしょうか。

ジョン・フレデリック・ケンセット(John Frederick Kensett)は、1816年~1872年に生きたアメリカ出身の画家。

日本でもお馴染みエドウィン・チャーチと同じ”ハドソン・リバー派”の画家です。

「フィンスコグの秋の夕方」(1898年)Ragnvald Hjerlow

「フィンスコグの秋の夕方」(1898年)Ragnvald Hjerlow

・71.5×84.5cm、カンヴァスに油彩、オスロ国立美術館所蔵

ノルウェー出身の画家で、日本語にすると”ラグンヴァルド・ヘルロー(Ragnvald Hjerlow)”となるでしょうか。

1863年~1947年と比較的最近の画家の様ですね。

特に夕暮れの描写が抜群に素晴らしいと思います。

何とも味わい深い風景画で、私はモネの「積みわら」とダブってしまいました。

これは日本でも観てみたい作品ですね。

 

「秋の森林」ウォルター・モラス

「秋の森林」ウォルター・モラス

・81×120cm、カンヴァスに油彩

こちらがドイツの風景画家”ウォルター・モラス(Walter Moras)”の作品「秋の森林」。

日本的な感じがあって、何とも素朴で風情も感じられる。

純粋に”秋”を感じるには、素敵な作品だと思いませんか!?

 

「秋の林道」(1902年)ハンス・アンデルセン・ブレンデキルデ

「秋の林道」(1902年)ハンス・アンデルセン・ブレンデキルデ

・69.8×91.4cm、カンヴァスに油彩、個人蔵

そしてハンス・アンデルセン・ブレンデキルデ(Hans Andersen Brendekilde)の作品です。

私的に非常に素敵だな~と思った作品だったので、最後に”締め!”として紹介してみました。

1857年~1942年、デンマーク出身の画家です。

調べてみると分かりますが、実に素敵な絵を描く画家なので、ぜひチェックしてほしい一人です。

日本ではあまり知られていなくても、イイ画家はまだまだいる!

つくづく芸術の世界は広いな~と思いますね。

 

私の考え
というわけで、少しは”秋気分”を味わえたでしょうか。

もし興味のある人は、”秋”をキーワードに絵画作品を探してみるのもオモシロイと思います。

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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